【子育て絵本アドバイザーがおすすめ】お花がいっぱい!お花見も楽しめる絵本
「どうして、おはなみをするの?」
桜やお花が咲き誇る、この季節。
子供からこのような質問を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お花見は本来、農耕にまつわる神事のひとつとして、古代より決まった日に行われていました。
「春になると、山から作物の神様がおりてきて桜の木にとどまり、人々は桜の木の下で神様をお料理でもてなし豊作を祈った」とのこと。
今月は、「お花がいっぱい!お花見も楽しめる絵本」をテーマに、0歳、2歳、4歳の年齢別おすすめ絵本を3冊ご紹介します。
■読み聞かせおすすめ年齢:0歳から
ほわ ほわ ほわ
これ なあに
はな はな さくら
さくらの はなびら
そら いっぱいの
さくらの おはな
ご紹介するのは、こちら↓
「ほわほわさくら」
作: ひがし なおこ
絵: きうち たつろう
出版社: くもん出版
発行日: 2010年02月
本体価格: ¥800 +税
桜の花びらが、小さな男の子の手に、落ちてきました。
「ほわ ほわ ふわん」
「ほろ ほろ ほろり」
風に吹かれた桜を追いかけて、男の子は走ります。
花びらは、公園の中の池に落ち、
桜の船になって、
「ゆっくり ゆらり」
と楽しんでいるようです。
1ページあたりの文章も短めですので、
生まれたばかりの赤ちゃんや、絵本を読み始めたばかりのお子様にも、
読み聞かせできるかと思います。
こういった絵本をきっかけに、
お子様と一緒に、桜を見ながらお散歩したり、
花びらを触ってみたりしてもいいかもしれません。
■読み聞かせオススメ年齢:2歳から
はじめましての
ごあいさつ
ねこやまたろうと
もうします
おひげが ぴんぴん
はえています
どうぞ これから
よろしくね
ご紹介するのは、こちら↓
「はじめまして」
作: 新沢 としひこ
絵: 大和田 美鈴
出版社: 鈴木出版
発行日: 2003年03月
本体価格: ¥1,200 +税
保育園や幼稚園への入園、進級にあたり、
不安に思ったり、緊張しているお子さまも、いらっしゃるかと思います。
そんな時、まずは、私たち母親から、
ごあいさつのお手本を、見せてあげたいですね。
「はじめまして」
「よろしくね」
たんぽぽやチョウチョ等を背景に、
ネコやゾウ、ピアノやイス、
そして、ももこちゃんと、はやとくんがご挨拶をします。
我が家の子供たちは、
ピアノの「くろかわぴあの」君と、
イスの「いすやまかけお」君が、面白かったようで、
そのページを読むと、声を出して、笑っていました。
■読み聞かせオススメ年齢:4歳から
くものすおやぶん こと
おにぐもの あみぞうは、
きょうも はえとりの ぴょんきちを つれ、
まちの みまわり。
あすは むしまち はるまつり。
ご紹介するのは、こちら↓
「くものすおやぶん とりものちょう」
作・絵: 秋山 あゆ子
出版社: 福音館書店
発行日: 2005年10月
本体価格: ¥1,500 +税
春爛漫の虫の町。
アリのお菓子屋「ありがたや」に、盗人から予告状が届きました。
困ったアリたちは、
クモの親分、「おにぐものあみぞう」と、ハエトリグモの「ぴょんきち」に、捜査を頼みます。
登場する虫たちが、丁寧に、細かく描かれており、
読む度に、発見があります。
時代劇風の会話に、読み手である私たちも、
わくわく、ドキドキしながら楽しめるかと思います。
全体的に、やや長めですので、
年少・年中さんくらいのお子様でしたら、読み聞かせできるかと思います。
我が家の息子は、特に、
「おにぐものあみぞう」が、
桜の花に化けた「かくればねさんきょうだい」を捉えるシーンが好きで、
私と一緒になって、
「しゅぱぱぱぱぱっ」
と読んでいます。
桜の咲く時期はもちろん、
虫が好きなお子様にも、おすすめの1冊です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
絵本の読み聞かせをすることで子供は絵本の中の出来事も、現実の出来事と同じように認識します。
様々な絵本を通して、たくさんの疑似体験をさせてあげたいですね。
「絵本」のある子育て、してみませんか?