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【子育ての専門家がママの不安に応えます】幼稚園・保育園に行きたくない、って言われたら?

新年度は、生活の変化が多い時期。生活の変化は大人にとっても負担が大きく、疲れることが多いですよね。
仕事では部署やチームメンバーの異動、プロジェクトの始動。子どもは、新入園や進級、進学などがあります。大人も子どもも、生活の変化を乗り越えるには多大なエネルギーが必要です。そんな時期に、子どもに「幼稚園(保育園)に行きたくない」と言われたら…。みなさんなら、どう答えますか?
今回は、子育ての専門家チャイルド・ファミリーコンサルタントの立場から、子どもの「行きたくない」にどう向き合えばいいのかを考えていきます。

「行ってみたら楽しい」は、万能ではない

幼稚園や保育園、あるいは小学校に「行きたくない」と言われた時、「行ったらこんなにいいことがあるよ」と子どもに伝えるのがいいとアドバイスされることが多いと思います。「先生もお友達も待ってるよ」「こんなに楽しいオモチャがあるよ」「今日の給食(お弁当)は、○○ちゃんの好きな▲▲だよ」。
こうした声をかけることによって、「楽しい」がイメージできて行きたくなる場合もあります。けれど、どんなに楽しいことを伝えても、気持ちが盛り上がらないことも。「もっと色々な魅力を伝えなければ」とママが焦るほど、ますます子どもの態度が頑なになることもあるのです。

「幼稚園・保育園に行かなければならない」という思い込みを捨ててみる

「幼稚園や保育園の魅力を伝えれば、子どもはきっと行きたくなるはず」という考え方の根底には、「幼稚園や保育園には行って当然」という思い込みがあります。こうした思い込みがあると、「どうすれば子どもが園に行くのか」考えてしまいます。しかし、子どもにはまだ「当然行くもの」という意識が芽生えていないかもしれません。その場合、お父さん・お母さんが「園に行くように」と話せば話すほど、子ども自身は「何だか気持ちが遠ざかっていくなぁ…」と感じてしまうことがあります。

「無理に行かなくてもいい」という気持ちを持つことで、うまくいく場合もあります。「絶対に行かなきゃいけない」「行かないと社会性が育たなくて困る」と親が思っていると、無意識のプレッシャーが子どもに伝わります。「行かないって選択肢もあるよね」と、親が気軽に考えることで、子どもの気持ちの持ちようが変わることもありますよ

「行きたくない」の本当の理由は?

では「行きたくない」と言われたら、どう対処したらいいのでしょうか?まずは、「どうして?」から考えることをおすすめします。
なぜ行きたくないのかを、直接子どもに聞いてみましょう。言葉で教えてくれる場合もあれば、まだうまく伝えられない場合もあるでしょう。もしかしたら、言葉で言う理由は子どもなりのタテマエで、本当の「行きたくない理由」が別にあるのかもしれません。いずれにしても、「行きたくない」には、子どもなりの理由があることが多いです
トイレが暗いから、お部屋がどこか分からなくて不安だから、先生の声が大きいから、みんなが歌っている歌を知らないのがいやだから。そんな、大人にとっては他愛のない理由も、子どもには重大な問題に感じられることも多いのです。

行きたくない理由を抱えている子どもにとって、「こんなに楽しいことがある」は根本的な解決にはなりません。まずは、子どもが「行きたくない」と感じている理由を一緒に解決することです。

素直にお願いしてみる

お仕事があって、どうしても園に行ってもらわないと困る場合は、その気持ちをごまかさずに伝えることをおすすめします。「○○ちゃんにとって楽しいから」ではなく、「ママがお仕事に行っている間、○○ちゃんにとっていい場所だと思うから、この園に行ってほしいです、お願いします」と、ちゃんとお話した方が、子どもも納得してくれるものです

我慢してお願いを聞いてくれたら、一緒に過ごせる時に、しっかりとフォローしてくださいね。

まとめ

「行きたくない」は、子どもからの「困っていることがある」のサインです。「面倒だな」と感じることもあるかもしれませんが、子どもがサインを出せるようになったことに感謝してうまく向き合ってくださいね。園生活が、楽しいものになりますように。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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