【子育て絵本アドバイザーがおすすめ】夏に読みたい♪ 絵本
8月になりましたね。
キラキラと眩しい日差し。照り付ける太陽。聞こえてくるセミの声。
子どもにとっても、「夏」は楽しいイベントがたくさんある、
特別な季節かもしれませんね。
今月は、「夏に読みたい♪ 絵本」をテーマに、
0歳、2歳、4歳の年齢別おすすめ絵本を3冊、ご紹介します。
■読み聞かせオススメ年齢:0歳から
ちいさな たねが とん
つちの なかの ちいさな たねが どんどこどん
どんどこ どんどこ
どんどこ どんどこ
ご紹介するのは、こちら↓
「ひまわり」
作・絵: 和歌山 静子
出版社: 福音館書店
発行日: 2006年06月
本体価格: ¥900 +税
地面に落ちた、一粒の種。
お日様の光をいっぱいに浴びて、
芽が出て、茎が伸びて、どんどこどんどこ、伸びていきます。
曇りの日も、雨の日も、風の日も、
ひまわりは、どんどこどんどこ、伸びていきます。
そして、大きなひまわりの花が咲き・・・というお話です。
シンプルな文章とともに、
ひまわりの成長する様子が丁寧に、躍動感いっぱいに描かれています。
繰り返しの響きが心地よく、
乳幼児のお子様から、楽しめる絵本かと思います。
あるいは、お話会や小学校での読み聞かせの導入にも、
おすすめの1冊です。
■読み聞かせオススメ年齢:2歳から
「でんしゃが まいりまあす」
かかっ かかっ
すしゅーん こっ こっ
とろるるるー
「はっしゃしまあす」
ご紹介するのは、こちら↓
「でんしゃはうたう」
作: 三宮 麻由子
絵: みねおみつ
出版社: 福音館書店
発行日: 2009年04月
本体価格: ¥900 +税
男の子が、お母さんと一緒に、電車に乗ります。
「ぷしっ ごろろー ぽっ」
電車は、発車します。
男の子は、運転席の後ろから景色を眺めています。
「どだっとおーん どだっととーん・・・
たたっ つつっつつ たたっ つつっつつ どどん」
電車は、歌います。いつでも歌っています。
踏切を越える時も、向こうから来る電車とすれ違う時も、
橋を渡る時も、・・・いろんな歌をうたっています。
電車の音と、窓から見える景色によって、
実際に電車に乗っているかのような気持ちになります。
2-3歳くらいのお子さまでしたら、楽しめるかと思います。
乗り物好きな我が家の息子も、この絵本が好きで、
1日に何度も読み聞かせをせがまれました。
しかしながら、文章通りに、電車らしく読むことのできない私は、
つかえながら、読んでいたことを思い出します。
電車好きなお子さまはもちろん、
この夏、電車に乗ってお出かけするご家族にも、おすすめの1冊です。
■読み聞かせオススメ年齢:4歳から
やってきたのは、クヌギノのき。
ここは、じゅえきレストラン。
メニューは、べたべたの じゅえき。
ミヤマクワガタは、
むちゅうで じゅえきを なめている・・・。
ご紹介するのは、こちら↓
「じゅえきレストラン」
文・写真: 新開 孝
出版社: ポプラ社
発行日: 2012年06月
本体価格: ¥1,200 +税
カミキリムシやボクトウガの幼虫にかじられた、穴。
そこからしみ出すのが、樹液です。
この樹液には、葉っぱで作られた栄養分が、たっぷり入っていて、
カブトムシやクワガタ、チョウの他にも、
カナブン、クロオオアリ、ハエ等、様々な種類の虫たちが集まります。
鮮明で美しい写真と、子どもにも分かりやすい文章によって、
虫たちの様子がリアルに描かれています。
3-4歳くらいのお子様でしたら、読み聞かせできるかと思います。
虫たちにとって、なくてはならない存在の、じゅえきレストラン。
子どもと一緒に、普段何気なく見ていた光景も、
こういった絵本を通して、新たな気付きや発見があるかもしれません。
虫が好きなお子さまはもちろん、
虫がちょっと苦手な、お子さまやママにも、おすすめの1冊です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子どもが何度も同じ絵本を読んで欲しがるのは、心がまだ満たされていないからです。
繰り返し読み聞かせすることで、子どもは心が満たされ、
興味・関心が広がり、知的好奇心が旺盛になっていきます。
「絵本」のある子育て、してみませんか?