【子育て絵本アドバイザーがおすすめ】冬支度も絵本から 冬を感じる絵本
しもつき(霜月)、りっとう(立冬)、しょうせつ(小雪)。
カレンダーをめくると、「冬」にまつまる言葉が並びますね。
子どもと一緒に外を歩くと、木枯らしが吹いたり、りんどうを見かけたり、
空も、空気も、木々も、すっかり冬色に変わっています。
今月は、「冬支度も絵本から 冬を感じる絵本」をテーマに、
0歳、2歳、4歳の年齢別おすすめ絵本を3冊、ご紹介します。
■読み聞かせおすすめ年齢:0歳から
こぎつね ねんね
なかよし ねんね
いっしょが だいすき
ねんね ねんね
【ねんね】
作・絵: さえぐさ ひろこ
出版社: アリス館
本体価格: ¥1,200 +税
発行日: 2004年02月
表紙のリスの、ねんねから始まり、
キツネ、ライオン、ゴリラ、キリン・・・等、
動物園でも人気の動物たちが、ぐっすりと眠っています。
美しく鮮明に映っている動物たちの写真に、
歌うようなリズミカルな文章が添えられています。
我が家の子どもたちは、
キリンが座って、首を曲げて眠っている姿や、
シロクマがペタンコになって眠っている姿が気に入ったようで、
指差ししながら、じっと見入っていました。
動物園に行く前に、
あるいは、お子さまが寝る前に、読んであげてもいいかもしれません。
おすすめの1冊です。
■読み聞かせおすすめ年齢:2歳から
おじいさんが もりを あるいていきました。
こいぬが あとから ついていきました。
おじいさんは あるいているうちに、
てぶくろを かたほう おとして、
・・・そのまま いってしまいました。
【てぶくろ】
作: (ウクライナ民話)
絵: エウゲーニー・M・ラチョフ
訳: 内田 莉莎子
出版社: 福音館書店
本体価格: ¥1,000 +税
発行日: 1965年11月
ウクライナの民話です。
「ここで くらすことに するわ」
雪の上に落ちていた手袋を見つけた、ネズミが言うと、
カエルがやってきて、
「わたしも いれて」
「どうぞ」
と、カエルも一緒に住むことになりました。
そこへ、ウサギがやってきて、
「ぼくも いれて」
「どうぞ」
と、ウサギも一緒に住むことになり、・・・というお話です。
2-3歳くらいのお子様でしたら、読み聞かせできるかと思います。
「えっ、てぶくろに、すめるのかな・・・」
「わぁ、もう、いっぱいではいらないよ」
等と言い、ドキドキ、ワクワクしながら絵本の世界に入ります。
子どもと一緒に、
想像の世界、そして創造の世界を楽しみたいですね。
■読み聞かせおすすめ年齢:4歳から
もりに おおきなきが いっぽんあって、
その ねもとに こぐまと おかあさんが すんでいました。
・・・こぐまは まだ ひとりで ねむれないので、
ちいさなベッドは いつも からっぽです。
【たのしいふゆごもり】
作: 片山 令子
絵: 片山健
出版社: 福音館書店
発行日: 1991年10月25日
子グマは、お母さんに言いました。
「いっしょに ねむる ぬいぐるみ つくって。
そうしたら あたし、ちいさいベッドで ねむれるわ。」
でも、冬ごもりの準備があるお母さんグマは、忙しいのです。
木のみを取りに行ったり、はちみつを集めに行ったり、
魚を捕りに行ったり、綿摘みに行ったりと、大忙しで、・・・というお話です。
優しい色遣いと絵で、
子グマとお母さんグマのやり取りが、温かく描かれています。
4-5歳くらいのお子様でしたら、読み聞かせできるかと思います。
裏表紙に描かれた、子グマちゃん。
お母さんお手製の、ぬいぐるみ達に囲まれて、
幸せそうに、眠っていますね。
目覚めた時は、きっと、冬も終わった、暖かい春かもしれません。
木枯らしが吹く季節に、
親子で一緒に、おすすめの1冊です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
絵本の読み聞かせをすることで、
私たち大人は、絵本の中の出来事を子どもと一緒に体験し、
感動を共有できます。
様々なテーマの絵本を読んで、
親子で感動を共有したいですね。
「絵本」のある子育て、してみませんか?