読書の秋に!親子で0歳から始める読み聞かせのすすめ
子供に絵本をたくさん読んであげたい、本が好きな子になって欲しいと思うママは少なくないのではないでしょうか。絵本の読み聞かせは、心身ともに成長を促してくれる親子の大切なコミュニケーションの一つです。
読書の秋に、親子で過ごす大切な時間に、ぜひ取り入れていただきたい読み聞かせ。何歳から?何を読めばいいの?赤ちゃんや子供の反応は?実際に私の体験も交えて、0歳から親子で始められる読み聞かせについてご紹介します。
読み聞かせの持つ驚きの効果とは?子供にもママにも嬉しい効果がいっぱい

まずはじめに、読み聞かせの持つ驚きの効果をご紹介します。
なんとなく「絵本を読んであげるのは良さそう」という印象はあると思いますが、読み聞かせをすることで子供にもママにも嬉しい効果がたくさんあるんですよ。
【読み聞かせの持つ効果】
①親子のコミュニケーションの一つとなる
絵本の読み聞かせをしている間は、テレビも携帯も見ず家事もせず、子供と親とがくっついて一緒に過ごしますよね。膝の上に座ったり、一緒に寝転んだり。1冊の絵本をくっついて一緒に見ながら、優しくて温かい大好きな人の声を聞くことは、子供の精神面に安心と満足感、幸福感をもたらしてくれます。
また、直前までバタバタ忙しくしていても、読み聞かせの時は落ち着いて穏やかに過ごすことができます。「絵本セラピー」という言葉があるように、親にとっても自然とリラックスできる時間なんですよ。
②言葉や生活習慣を学ぶことができる
子供にとって絵本は刺激がいっぱいです。
カラフルなイラストや面白い擬音、初めて耳にする言葉。
これらを通して、いくつもの言葉や、歯磨きや順番などの生活習慣を学んでいきます。
実際に、私の息子も教えていないのに、絵本から色々覚えて真似をしたり、知らず知らずのうちに成長を見せてくれています。
読み聞かせは、目で見て耳で聞くことで、脳への刺激にもなり、集中力も養えると言われていますよ。
③生活リズムを作ることができる
寝る前の絵本の読み聞かせなど、毎日決まった時間に読み聞かせをすることで、生活リズムを作ることができます。
これは毎日繰り返すことで0歳の赤ちゃんでも、「あぁ、これはもうすぐ寝る時間なんだな」というように、寝る前の儀式としての意味付けにもなり、スムーズな寝かし付けの効果もあるんですよ。
④無限大の好奇心、興味を惹きつける
まだ言葉の喋れない0歳の赤ちゃんでも、絵本を見せるとじっと見て笑ったり、声を出したり反応が見られます。
絵本を通して今までにない好奇心、興味を発見でき、親にとっても嬉しい反応です。
私の息子も言葉を話す前から、テレビで機関車トーマスが出てきたら、本棚からトーマスの絵本を持ってきて広げて見比べたり、絵本に出てくる動物をあっという間に覚えたり、セリフを覚えて真似してみたり、驚きの効果を見せてくれています。
0歳の読み聞かせにおすすめの絵本①【じゃあじゃあびりびり】

出典:http://image.search.yahoo.co.jp/
それでは具体的に、私が実際に読み聞かせをした体験から、0歳の赤ちゃんへに本当におすすめだと思った絵本を紹介させていただきます。
【じゃあじゃあびりびり】まついのりこ 偕成社
①自動車「ぶーぶー」、いぬ「わんわん」などの擬音が、言葉の分からない赤ちゃんにも面白く響きます。
息子も0歳の首も座る前からお気に入りの本で、「ふみきり『カンカンカン』」のページでは声を上げて笑っていました。
②赤や青などハッキリした色のイラストが1ページに一つ書かれていて、赤ちゃんにも認識しやすいです。
赤ちゃんの視力は弱いので、コントラストのハッキリしたイラストの絵本を選ぶことが重要です。息子もじっと集中して見つめていました。
③ボードブック型で厚紙なので丈夫です。
何でも口に入れたくなる時期でも破れにくいですし、ミニサイズで持ち歩きにも重宝します。本の角も丸くしてあるので、赤ちゃんでも安心です。
0歳の読み聞かせにおすすめの絵本②【たまひよはじめてえほん いないいないばあ!】

【たまひよはじめてえほん いないいないばあ!】ベネッセ
①お馴染みのひよこやたまごのキャラクターが、ページをめくるごとにいないいないばあをします。リズミカルな流れで楽しむことができます。
②厚紙の絵本なので丈夫です。息子はよく口に入れて噛み噛みしていましたが、破れることなくキープできています。こちらもミニサイズなので、持ち歩きにも便利です。
③いないいいばあを真似して、遊びとして覚えることができます。赤ちゃんの大好きな遊び、いないいないばあ。大好きなママやパパの「いないいないばあ!」は特別です。
息子も0歳の時からいないいないばあが好きでよく読んでいましたが、いつからか「いないいないばあ」のセリフの時に、「ばあ!」と一緒に声を出して言ったり、私の読む声に合わせて手で顔を隠して一緒にいないいないばあをしたりするようになりました。
その姿を見たさに、ついつい読んでしまう1冊です。
0歳の読み聞かせにおすすめの絵本③【はらぺこあおむし】

【はらぺこあおむし】エリックカール 偕成社
①とにかく美しい絵とストーリーで、世界中で世代を超えて愛されている絵本です。
手描きのような優しいタッチのイラストに、子供だけでなく読んでいるママもとても癒されます。
また、海外らしくカラフルな食べ物がたくさん出てきたり、最後のページでは美しい蝶になったり、ストーリーをまだ理解できない0歳の息子も、釘付けになっていました。
②色々なサイズや素材の絵本が出版されています。
ミニサイズのハードブックは舐めても破れにくく、あおむしがかじった部分は穴が開いていたり、赤ちゃんもその穴を指で触れたり楽しむことができる仕掛けがあります。
また、布絵本では赤ちゃんが大好きな鏡の仕掛けがあったり、触るとカシャカシャ赤ちゃんの好きな音がしたり、歯固めにもなるいちごのマスコットが付いていたり、お出かけ先でぐずった時にあやす道具としても重宝しますよ。
③はらぺこあおむしの歌があるのをご存知ですか?
絵本のストーリーはそのまま、月曜日から果物などを食べていくところはウキウキ楽しくなるようなリズムに乗った歌があります。ぜひこちらも聞いてみてくださいね。
0歳の読み聞かせにおすすめの絵本④【だるまさんが】シリーズ

【だるまさんがシリーズ】かがくいひろし ブロンズ新社
子供の遊び「だるまさんが転んだ」から発想した、3冊のシリーズ絵本。予想外の展開に、笑わない子はいないと言われるほどの鉄板本です。
①【だるまさんが】では、「だるまさんが」に続く動きを、リズミカルに面白い擬音を使って表している絵本です。
この「だるまさんが」のページをめくると、転んで「どてっ!」だったり、縦に伸びて「びよーん!」だったり、この擬音とイラストが面白いようで0歳の息子も声をあげて笑っていた絵本です。
「だ・る・ま・さ・ん・が」と読んだ後に、何が起こるのかな?という好奇心や、ワクワク感をとても刺激してくれる絵本です。私も読みながら、子供がどんな反応するのか、ワクワクしながら読んでいます。
②【だるまさんの】では、だるまさんの体のパーツを面白おかしくイラストで表しています。
これも息子は声をあげて笑っていました。
また、この絵本でいつの間にか体のパーツを覚えて、「だ・る・ま・さ・ん・の」「手!」の所でいっしょに手を出したり、「だ・る・ま・さ・ん・の」「歯!」で一緒に歯を触ったりするようになり、特に教えていなかったのでとても驚きました。
③【だるまさんと】では、だるまさんだけでなく、いちごさんやメロンさんが出てきます。
それらと「ぎゅっ!」としたり、「ぺこっ!」としたり、思わず真似したくなるしぐさが満載です。こちらも子供と一緒に「ぎゅっ!」としたり、親子でスキンシップのきっかけにもなりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
絵本は子供の成長を促してくれるだけでなく、親子のスキンシップに、コミュニケーションの一つにも、そして親にとっての癒しの効果もあります。
子育てと家事や仕事に追われ、毎日忙しくあっという間に過ぎていくと感じるママも多いと思います。だからこそ、親子でほっと一息、頭を寄せ合い、体をくっつけて、1冊の絵本を眺めながら一緒に笑い合う、そんな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?