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ベビーマッサージ講師が解説!冬の乾燥に負けない赤ちゃんの保湿ポイント

冬は乾燥の気になる季節。特に乳児期では、肌トラブルを未然に防ぐため、毎日の保湿がとても重要です。
ここでは、保湿剤の選び方のポイント、普段から気をつけたい乾燥を防ぐ習慣について、ベビーマッサージ講師の立場から、医学的根拠と合わせてご紹介します。

乳児期の保湿が重要な理由とは…?

赤ちゃんのお肌といえば、いつもすべすべでプルプルに潤っている…というイメージをお持ちの方も少なくないかもしれません。しかし赤ちゃんのお肌はとってもデリケート。大人と比べてもトラブルを起こしやすいリスクを抱えています。

例えば、赤ちゃんの皮膚の薄さは1mmほどで、大人の約1/2。皮脂の量も、新生児期を過ぎるとぐっと少なくなって、大人の約1/3ほどになってしまいます。皮膚が薄く、また肌を守ってくれる皮脂の量も少ないために、外からの刺激を受けやすい状態になっているのです。乾燥しがちな冬はさらに皮脂の量が減ってしまうため、他の季節以上に注意が必要です。

加えて、大人の肌が弱酸性であるのに対し、赤ちゃんのお肌は中性に近い状態。肌トラブルの原因となる細菌は、中性に近い環境を好むため、赤ちゃんのお肌は大人以上に細菌が繁殖しやすい状態にあるのです。

そんな、肌トラブルの危険にさらされている赤ちゃんのお肌を守ってくれるのが「保湿」なのです。

医学的にも証明された、保湿の重要性

乳児期の保湿が重要な理由は、医学的にも証明されています。

2014年に国立成育医療センターが発表した研究結果によると、新生時期から保湿剤によるお肌のケアをおこなうことで、アトピー性皮膚炎のリスクが3割以上低下することが分かりました。

アトピー性皮膚炎の発症リスクの高い新生児118名が対象。
生後32週まで毎日全身に保湿剤を塗布したグループと、乾燥した部分にだけワセリンを塗布するグループに分け、アトピー性皮膚炎の発症率を比較した結果、前者の方がアトピー性皮膚炎の発症を約3割抑えることができた。

Application of moisturizer to neonates prevents development of atopic dermatitis
October 2014Volume 134, Issue 4, Pages 824–830.e6
Journal of Allergy and Clinical Immunology

この研究ではアトピー性皮膚炎のリスクの高い新生児を対象としていますが、リスクの有無にかかわらず、乳児期の保湿が重要であることは、多くの皮膚科専門医が認めています。

保湿剤を選ぶポイントは…?

なみさん(@namimi109)が投稿した写真

 
 

それでは保湿剤はどのようにして選べばよいのでしょうか?

まず、すでに肌トラブルを起こしている場合には、必ず皮膚科専門医に相談を。主治医の指示に従って、保湿剤を使用しましょう。

まだ肌トラブルを起こしていない健康な肌の場合には、市販の保湿剤を使用することになるのですが、種類が多すぎて何を使っていいのか分からない…という悩みを抱える方も少なくありません。

ベビーマッサージ講師の立場から推奨する、保湿剤を選ぶポイントは主にこの2つです。

①薬事法の基準を満たしている物を選ぶ。
②使用の前に、肌トラブルが起こらないかどうかチェックする。

肌トラブルを起こす前の赤ちゃんへ向けた保湿剤の選び方

まず、現在流通している保湿剤のほとんどが、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「雑貨品」の4種類に分類されます。このうち、薬事法の基準を満たしているのは、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3つです。

今回は、肌トラブルを起こす前の赤ちゃんへ向けた保湿剤の選び方、ですので「医薬部外品」か「化粧品」のどちらかを選ばれると良いでしょう。

医薬部外品は、医薬部外品であることがラベルに明記されています。化粧品も詳しい内容表示が義務づけられています。
いずれも、厚生労働省の基準を満たし、人間の肌に使用しても問題ないことがきちんと研究された上で販売されている商品です。

注意したいのは「雑貨品」と呼ばれる保湿剤。

実は「オーガニック」「無添加」などイメージの良い言葉で飾られ、ネット販売されている保湿剤の多くが、この「雑貨品」に分類される商品。もちろん、雑貨品の中にも優れた商品はあるのかもしれませんが、研究が不十分であったり、イメージ先行型の商品も少なくありません。自己責任で使用する分にはよいかもしれませんが、赤ちゃんの保湿に使用するには、少し不安が残る…というのもベビーマッサージ講師の立場からすると事実です。

保湿剤を使用する前のチェック

手首や足首の内側など、赤ちゃんの肌の柔らかい部分に、保湿剤を少しだけ塗り、10分ほど様子を見てみて下さい。赤くなる、ぷつぷつが出る、などのトラブルが起こらなければ、使用してOKです。

ただし、赤ちゃんの肌の状態は、その日によって違うもの。体調や天候によっても左右されるので、今までは合っていたものが突然合わなくなることもあります。毎日、保湿剤を塗るたびに注意してお肌を観察してあげましょう。

ローション・クリーム・オイル等の使い分けについては、好みの物を選んで問題ありません。伸びがよく、全身に塗りやすいのはローション。保湿後もしっとりが長く続くのはクリーム。両者の中間がオイル、と捉えると分かりやすいかもしれません。特に乾燥のひどい時期には、ローション+オイルローション+クリームなど重ねづけしてあげるといいですね。

保湿のポイントと、乾燥を防ぐ生活習慣

■保湿をするタイミングは?

1日1回、全身の保湿ケアはお風呂上がりがおすすめです。

温かい部屋で洋服を着せる前に、さっと全身に塗ってあげるといいですね。

この他にも、お出かけの前後や、授乳・食事の時に口の周りをふいた後、鼻水をふいた後など、乾燥が気になる時には部分的にこまめにケアしてあげましょう。

■保湿を忘れがちなポイントとは?

耳の後ろや脇の下、お膝の裏などもしっかり保湿を。意外と忘れてしまいやすいポイントです。

■普段から乾燥を防ぐにはどうしたらいいの?

暖房器具を使うとお部屋の湿度が低くなり、肌も乾燥してしまうので、加湿器を使用する・洗濯物を室内に干すなど湿度を高めに保つ工夫を。

また、お風呂での洗い過ぎ・手洗いのしすぎは乾燥を招くことも。石けんやボディソープを使用するのは1日1回までを目安にしましょう。
体を洗う時には、しっかり泡立てて、泡を転がすように手で優しく洗って。

泡を洗い流すシャワーの温度は37〜38度、水圧は弱めがおすすめです。

まとめ

冬の乾燥に負けない赤ちゃんの保湿ポイントについて、ベビーマッサージ講師の立場からご紹介致しました。ママの愛情たっぷりの保湿ケアで赤ちゃんの肌トラブルを防ぎ、楽しい冬を過ごしましょう。

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