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金融教育ディレクターが語る「おカネの話はタブーだと思っていませんか?」

はじめまして、金融教育ディレクターの橋本長明と申します。ご縁あって、MAMAPLAで金融教育についてお話しさせていただくことになりました。

金融教育ディレクター以外にも企業や個人のブランディング、選曲家など、いろいろな仕事をやっていますので、機会があれば「おうちでしあわせになる曲」とか、「ママの自分ブランディング」などのお話もできればと思います!よろしくお願いいたします。

2005年が「金融教育元年」

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私は大学卒業後、日本銀行に就職し10年間在籍しました。広報や景気分析に加え、金融教育の立ち上げに注力しました。なぜ金融教育が必要になったのでしょうか?

高度成長期には「おカネ」は銀行に預けておけばある程度増えるものでした。例えば1990年頃であれば郵便貯金の3年定期預金の金利が5%程度。100万円預ければ1年で5万円、1,000万円で50万円の利息が入る時代でした。その後、金利自由化やペイオフ解禁など金融の自由化がはじまり、高度化・複雑化がインターネットの普及とともに進み続けました。さらにビットコイン、Fin Techなどすさまじい速度で環境が変化しました。急激に金融リテラシーが必要とされる時代が到来したのです。

しかし金融教育を受けたことのない人が多く、正しい知識を持ち合わせていない人がほとんど。金融トラブル、多重債務、自己破産などが急激に増えてしまい、このままではいけないと2005年に「金融教育」がスタートしたのです。大人向け金融教育の普及ともに、子供からの学校教育の授業に金融教育を盛り込むのに尽力しました。
日銀退職以降もさまざまな場所で地道に講座を行っています。1人から少人数でも講座を受付てます。

おカネの話って はしたない?

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今 小さな子供を育てているみなさんが育った時代はきっと、家族や友だちとの間であからさまに「おカネ」の話をすることは、なんとなく「はしたない、苦手、守銭奴みたい…」といった風潮があったのではないでしょうか?いまでも「おカネの話はタブー」と捉えている方が多いかもしれません。

それは、みなさんが、適切な金融教育を受けてこなかったからです。
小学校や中学校で、おカネについての授業なんてなかった方が多いのではないでしょうか。

ここで言う金融教育とは、投資会社やファイナンシャルプランナーの方々が実施されているマネー講座などとは異なります。おカネの増やし方や金融知識を理解するというよりも、おカネを通じて社会や世の中の仕組みを理解し、人生をしあわせにするために必要な内容です。

■おカネって何?・・・貨幣の基本的な機能や本当の価値を理解する
■どれくらいおカネが必要?・・・希望の生活をイメージしプランニングする
■おカネってどうやって手に入れるの?・・・労働と対価について知る

などおカネについて考えることをきっかけに将来の夢や目標を考え、自分にとって豊かな人生とは何か?を考えることなのです。

金融教育はキャリア教育にも通ずる

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先ほどもお話したように、金融教育において働くこを考えること=キャリア教育は切っても切り離せない要素です。生きるため・生活するため、夢や目標を実現していくためにはおカネを稼ぐ必要があります。そして、おカネを稼ぐための手段として働くことは欠かせません。

限られた人生の中で多くの時間を費やして働くのであれば、子供たちには「働くことはステキなこと、美しいこと」であると捉えてほしいと思いませんか?単に対価を得るためだけではなく

「自分のやりたいこと、得意なことで働きたい」
「自分が成長するような仕事がしたい」
「社会に貢献したい」

と言ったように働くこと自体に喜びを感じられたほうがしあわせですよね。
子供はひとりひとり興味がある分野、得意なことが違います。また他人との関わりの中でどのような時に喜びを感じるのかも異なります。それらの個性に合った稼ぐ力を身に着けられるよう導いてあげたいものですね。

まとめ

今回は金融教育の必要性と意義についてお話しました。
次回から具体的に金融教育講座を始めていきます。
「どうやって子供におカネと関わらせていけばよいか」
「子供の将来を考えるときに、教育資金は…」
「子供だけでなく、ママやパパ自身のおカネのやりくりは」
そんな疑問に、「おこづかいちょう」の付け方や教育資金の試算なども盛り込みながら、子供が、ママが、家庭が、しあわせになるきっかけの一助になればと思います。

次回のテーマは、「おカネに価値はありません!」です。「みなさんにとっておカネとは何ですか?」 みなさんも次回までに、ぜひ考えてみておいてくださいね。

橋本 長明

金融教育director、ブランディングdirector、選曲家/DJほか。 東京生まれ。大学卒業後、日本銀行入行。静岡支店、情報サービス局、金融広報中央委員会事務局、調査統計局を経て10年で退職。日銀では、こどもからの学校教育における「金融教育」の概念作りに注力したほか、広報、ブランディング、景気分析など経験。 現在、金融教育や自分ブランディングを軸とした講師・執筆活動、銀行のブランディング、個人のブランディング、ISETANのイベント等の企画、選曲家/DJなどなど、人や社会が楽しくなったり、何かを考えるきっかけになるような活動中。文化服装学院特別講師、日本FP協会会員。

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