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2020年大学入試が変わる!子供のために今すべきこと

2020年に小学校・中学校における「学習指導要領」が改定になり、教育の在り方が大きく変わるのをご存じですか?
英語教育においては小学3年生から必修化となり、小学5年生から教科化となります。また、プログラミング教育も必修化となります。
さらには大学入試の内容もガラリと変わるとされています。
このような大きな変更の背景にはどのようなことが影響しているのでしょうか?そして、家庭ではどのようなことを考える必要なことがあるでしょうか?

知っていましたか?激変する子供たちの未来

「今後20年以内に、約47%の仕事が自動化される可能性が高い」
(オックスフォード大学マイケル・A・オズボーン准教授)

「子供たちの65%が今存在していない職業につく」
(ニューヨーク市立大学大学院センターキャシー・デビットソン教授)

テクノロジーの進歩によって、社会は刻々と変化しています。今の子供たちが大人になる頃、働き方や生活がどのようになっているのか、想像してみたことはありますか?

今ある職業の半分以上が、AIやロボットという「機械」にとって代わられていたとしたら、残りの「人がする仕事」には、どのようなものがあるのでしょうか?わが子が「職につくために」、親は何が出来るのでしょうか?「正直、想像がつかない」、「学校や塾でトップにいれば問題ないのでは?」という方もいらっしゃるかもしれません。

社会が変化することは、求められる人材も変化するということです。子供を「求められる人材」に育てるためには、親も社会の変化に敏感でなければいけません。

2020年大学入試が大きく変わる

社会の変化は、当然、教育にも影響します。まず、子供たちが直面するのが、2020年大学入試改革です。これまでの「センター試験」が廃止され、大学入学希望者調査テスト(仮)が始まります。
なんだか難しい感じがしますが、何が変わるか主だったものをまとめると、

①1点でも多く取った方が即合格とはならない
②選択式の回答だけでなく、自由記述式が重視される
③面接、グループ討論などのウェイトが高くなる

文部科学省は、2020年入試改革の出題方式について「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」という方向性を発表しています。

「1つでも多く知識を詰め込み、1点でも多く点数をとる」今までの大学入試から「知識を活かして、自分なりに考え、表現する」試験に、大きく変化します。

新大学入試に備えて、育てるべき力とは?

私は、2010年からミスユニバースという、「美の世界大会」の日本代表のスピーチトレーナーをしています。全世界から代表が集まる大会で問われる能力とは、ずばり「思考力・判断力・表現力」と「主体性・多様性・協働性」です。

言い換えれば、世界で起こっている事象、問題に関して、自分なりの意見を持ち、それを表現出来ること。自らアクションを起こし、変革しようという熱意と行動力があること。目標や夢を持ち、成長し続ける一方で、周囲への気配りが出来る魅力的な人間であること。要するに、「人間力」の全てが問われるのです。

世界では、もうずっと以前から、「人間力」が問われています。それに比べて日本は、教育水準が高く、知識はあるのですが、自分らしい意見や面白いアイデアを堂々と述べる若者が少ない気がします。その証拠に、日本人は数学や化学といった学力のランキングは世界トップクラスなのに、ノーベル賞を取る人材は、世界第一位のアメリカの20分の1しかいません。

エリート大学に入るためには「論理的思考」が必須?

文部科学省は、東京大学や京都大学、慶應、早稲田など日本のエリート大学13校を「スーパーグローバル大学 トップ型」に認定し、先導的に教育の改革を始めています。
今までのように、東大に入りたいからといって、知識の詰め込みばかり頑張っても、合格の基準が変わってしまう可能性があるということです。それでは、子供をエリート大学に入れるために、何を頑張ればよいのでしょうか?

それは、「始まってみないとわからない」というのが、正直なところではありますが、大学受験はもとより、テクノロジーが進化し、グローバル化した社会で、「自ら考え、表現する力」が問われるということは言えます。

冒頭でお伝えしたように、「もし、職業の半分を機械が担うとしたら」正確な計算や膨大な知識の提供は、すべて機械がしてしまうでしょう。
そう考えると、子供に必要な教育は、早い時期から遊ぶ時間を削って、テキストをこなさせることでも、塾でたった1点を競い合うことばかりでなく、もっと、子育ての根本、日々の親子の対話にあるのかもしれません。

私がスピーチを教えていて、企業のトップでも、ミスユニバースの出場者であっても、日本が世界に遅れていると感じることは、「自ら考え、表現する力」です。それは、人生の経験や感受性、価値観を元に創り出される、機械には真似できない、人ならではの能力です。まずは、

色々な経験をさせること
人間関係を学ばせること
学びを得ること
目標や夢を持たせること
そして、それを周囲に伝えさせること

親が本来すべき教育が、大学入試に活きてくる。そんな時代が、すぐそこに来ているのかもしれません。

まとめ

我が子が大人になる社会、私も2児の母親として、常に関心のあるテーマです。
「テクノロジーの進化についていくには、ITリテラシーが必要」「グローバル化についていくには、英語と中国語が必須」「学力もトップクラスでいてほしいから、塾にも」なんて、欲張ってしまう気持ちは痛いほどわかります。でも、生命力にあふれ、アイデアを持った、魅力ある人物に育てるには「余裕」も必要。体と頭を使った「経験」と「学び」を大事にしていきたいとつくづく思います。
教育が変わる今、私たち親も、教育の見方を変えるタイミングなのでしょうね。

野村 絵理奈

株式会社 KEE’S代表取締役社長 。NHK松山放送局キャスター、気象予報士を経て2005年KEE’S設立。 放送局で培った技術と経験を元に、企業研修を行っている。話し方スクールKEE'S 1日集中話し方講座やマンツーマンレッスン開講中。 KEE'S HP:http://www.kees-net.com/

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