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【子育ての専門家が新学期の不安に答えます】子供が落ち着かないのは愛情不足なの?

新学期になると、家族の環境が変わりますよね。保育園や幼稚園に通い始めれば、家族みんなの生活リズムが変わりますし、進級して園のお部屋が変わるだけでも子供にとっては大きな変化です。
新生活が始まり今までと違う環境で戸惑う子供の様子を見ながら、「うちの子、園(やクラス)になじめなくて、いつまでも落ち着かないけれど大丈夫かしら?」と心配になるお母さんも多いかもしれませんね。
そんなお母さんたちの不安や疑問に、子育ての専門家であるチャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)がおこたえします。

子供が落ち着かないのは私のせい?

新学期が始まって環境が変わると、子供がいつもと違う様子を見せることがあります。
初めて園に通い始めた場合は、帰宅してから甘えて親から離れようとしなかったり、夜寝つけなかったり。進級したお子さんも、昨年までは楽しく通っていた園に「行きたくない」と言いだすことがあるかもしれません。

子供が不安定だったり、落ち着かなかったりするのは、母親の愛情が足りないせいだと言う人もいるようです。他の子はもっと早く適応して楽しそうに通っているのに、いつまでも母親から離れようとしないのは親子の関わりが少ないせいかもしれないと、保育園や幼稚園に預けること自体に、不安を感じてしまうお母さんもいるのではないでしょうか。

様々な立場の人と接することで見えてくるもの

子育ての専門家であるチャイルド・ファミリーコンサルタントがそのような不安を感じているお母さんたちに伝えたいことは、
『限られた人だけではなく、様々な立場の人と関わりを持つことで、人の心は安定していく』ということです。

お母さん自身のことを考えてみても、人との関わり方を状況に応じて使い分けているのではないでしょうか。一緒に遊びに行きたい人、悩み相談にのってもらいたい人、会うだけで緊張するけれど大事な時には会いたくなる人、必ず厳しいことを言ってくれる人。自分にとってどんな人なのか、1人1人が少しずつ違うはずです。

子供も同じです。子供たちは、母、父、兄弟姉妹、友達、他人、親戚とそれぞれの立場の人との関わりから、それぞれに違う感情を持ち、自分のものとして獲得しています。

母親との関わりからは愛情や甘えを獲得し、兄弟姉妹との関わりからは理不尽さや社会性を、友達からは共感や共存を、近所の大人や先生などからは規律や礼儀を獲得しているんです。
そんな風に経験し獲得する多種多様な感情をバランスよく自分の中に持つことで、子供は自分の心を安定させていきます。
そして、子供たちは、それぞれに違う影響を与えてくれる人たちとのつながりの中で、「自分は、こんなにも沢山の人に大事に思われているんだ」と実感します。

いつも母親が関わるばかりでなく、沢山の人と出会うチャンスをつくるのも、子供のために母親ができる大事なことです。

毎日の生活に「親子の関わり時間」を

色々な人との関わりが大切だとは言っても、環境が変われば不安定になるのは、大人も子供も同じです。
そこで、早く新しい環境に慣れていつもの安定を取り戻すために、愛情や甘えの感情を存分に味わえる「親子の関わり時間」を生活リズムの中に取り入れることをおすすめしています。

「親子の関わり時間」と言っても、難しいことではありません。
お迎えの後、「家に帰る途中の公園で、すべり台を3回滑ってから帰る」とか、「夕飯の後に親子一緒に翌日の支度をする」などちょっとしたことでいいんです。ポイントは、毎日なるべく同じタイミングや同じ時間にすること。

1日の中で「この時はママと一緒に●●をする時間」と思える時間があることが、こどもの安心につながります。親子がリラックスしやすいタイミングは、園からの帰り道・食事中・お風呂・寝る前の4つだと言われていますので、家族の生活リズムに合わせて、無理のない「親子の関わり時間」を考えてみるといいでしょう。

まとめ

新しい生活のスタートは、お子さんだけでなく、きっとお母さん自身も不安を感じていることでしょう。
お母さんの不安は子供に伝わりますから、「沢山の人と出会える場は、子供にとっても大事なんだ」と前向きに受け止めてくださいね。そして、生活の中に、親子がほっと安心できる時間を取り入れてみてください。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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