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幼児教育のプロに学ぶ、子供の「話す力」を育む1日5分のトレーニング

家では元気に話すのに、「保育園や幼稚園で、先生に質問されてもモジモジしている」、「知り合いに会った時に名前を聞かれても答えない」…。そんなお悩みをよく聞きます。

小学校受験では面談のある学校も多く「話す力」は特に重視されています。公立の小学校に進む場合も、初めて会う先生やお友達に、自分の思いをしっかり伝える力は持っていてほしいもの。また、社会へ出てからも相手に伝わるように話す能力が大事であることは、みなさん感じられたことがあるのではないでしょうか。

では、どうしたら子供の「話す力」が育つのでしょうか。幼児教育のプロに学んだメソッドをご紹介します

“モジモジ”は順調な成長の証

幼児期に急に人前で話すのを恥ずかしがるのは、順調な成長の過程です。これは自意識の芽生えであり、「変なことを言って笑われないか」、「自分の考えが人に受け入れられるか」というような、それまでは感じていなかった“高次の不安”が元で起こるのだそうです。

そんな時は、まずはママが成長を認めて、ありのままの子供を受け入れてあげることが大事だと言います。無理に話させようとしたり、「なぜしゃべらないの?」と叱ると、子供は一層、話すのが怖くなってしまいます。

子供の話す力を育むには、毎日の生活の中でママやパパが、話しやすくて楽しい「お話をする機会」を作ってあげるのがいいそうです。

子供の「お話を聞く」時間をつくる

仕事に家事にと毎日忙しいママは、ゆっくり腰を据えて子供の話を聞く時間が取れるだろうかと不安に思われるかもしれません。でも、ほんの短い時間で大丈夫。夕食を食べながら、お風呂で湯船に浸かりながら、寝る前にベッドで本を読む前に、通園中に歩きながら、ほんの5分からでいいそうです

まずは、「きょう、何が一番たのしかった?」、「きょうは何がうれしかった?」というように、子供がポジティブな気持ちで一日を振り返るきっかけになるような問いかけから始めます。

最初は、子供がほんの短いお話しかできなくても、
「そうなんだ。◯◯なことがあったのね」。
と、話の趣旨を繰り返してあげてください。

これにより子供は、自分の話がちゃんとママに伝わったのだと感じ、自分の話す力に少しずつ自信を持つようになります。

そして、
「それは、ホントにうれしかったね〜」
というように、子供の気持ちに目一杯、共感してあげてください

繰り返していると、子供は「伝える喜び」を感じるようになり、「伝える意欲」が高まってくるのだそうです。
毎日決まった時間にママと話す習慣が出来ると、いつの間にか、「きょうは、ママにこの話をしよう!」とネタ探しを始める子もいるそうですよ。

子供の話を上手に聞く3つのコツ

幼児教育のプロに学ぶ「聞き上手ママ」になるためのポイントは3つあります。

① 先回り厳禁!

子供が話すことに慣れておらず、言葉がもたつくことがあっても、決して先回りして理解してはいけません。これは子供の「話す力」を育てる上で、とても重要なことだそうです。
話している途中で大人に先回りされ、「◯◯だったのよね?」と言われた子供は、「うん」しか言えなくなってしまいます。
これでは、話す力が育ちません。

子供の話が少々まどろっこしくても、子供の言葉の範囲だけで、「そうなんだ。◯◯なことがあったのね」と返してあげてください。
ママの言葉を聞いて、「それからね、あのね・・・」と子供が自分で話を付け足すようになったら、話す力が成長し始めている証拠です。

② 「上手に誤解」してあげる

子供の話す力を育む上で、「上手な誤解」はとても有効なテクニックだそうです。

子供の話は、主語が誰なのか、いつ起きたことなのかなど、情報が欠けていることがよくありますよね。
ママはそれを想像で埋めてしまわず、思った通りに伝わっていないこと(=上手な誤解)を、そのまま子供に返してあげるのです。

例えば・・・

子供
「きょうね、うさぎさんがニンジンをたくさん買ってね、いっぱいでポロポロ落としちゃってね、拾ってもまた落ちて・・・、すっごくおもしろかった」。

これだけ聞くと、保育園で見た絵本の中のお話なのか、お友達とお店屋さんごっこをして、お客がうさぎだったのか、うさぎに扮してなるべく多くのニンジンをとってくる障害物競争でもやったのか、何だかよくわかりません。そこで、

ママ
「すごーい!きょうはAちゃんの保育園に、うさぎさんがお買い物に来たのね?」

というように返してあげます。
これを聞いた子供が、「ちがうよー。Bちゃんと一緒にお店屋さんごっこをしててね」と、ママにわかるように追加の説明を始めたら、しめたものです。

あとは、足りない部分をママの質問で埋めてあげてください。
子供は何をどんな風に言えば最初からスムーズに伝わるのか、少しずつ学んでいきます。

③ 学びは「真似」から。ママも話してあげて

話す力を養うには、お手本に触れることも重要です。
「学びはマネび」という言葉もありますが、ママも「きょう一番うれしかったこと」や「楽しかったこと」を、お子さんに向けて、短くお話してあげてください。

「きょうね、ママの会社の隣の席の人がね、お昼ごはんの時にね・・・」

子供はママの話し方を聞いて、「いつ、誰が、どこで、誰と、なにを、どうした」という必要な要素の入れかたを覚えていきます。

さあ、これら3つのポイントを頭の隅において、お子さんとの「お話の時間」を楽しんでみてください。お子さんの「話す力」の成長を、きっと感じられると思います。

まとめ

これは、娘の小学校受験の際に幼児教室の先生から頂いたアドバイスです。長女も次女も4歳後半ぐらいから急に、「質問されてもハキハキ答えずうつむいてしまう」という時期がありました。長女には「こう言わないとダメでしょ?」、「それじゃあ、先生に伝わらないよ」と否定的な言葉ばかりかけてしまった私。話すことへの自信を潰してしまったのではと深く反省しています。最初からうまく伝えられる子なんていません。「好きな人に自分の話をしたら一緒に喜んでくれた」という経験こそ、話す意欲を掻立てる一番の原動力になるのです。

大澤 弘子

テレビマンになって25年!日テレ「ママモコモてれび」企画・プロデュース等、番組制作に20年携わった後、現在は経営企画部門で勤務中。夫と小学5年・2年の姉妹の4人家族。キャリアコンサルタントとしても活動中です。

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