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【子育ての専門家がママの不安に答えます】いつも1人で遊んでいるけど大丈夫?

新年度が始まって1ヶ月。「新しい園や新しいクラスになじんでいるかな」、「お友達はできたかな」と気になりながら、何とか最初の1ヶ月を乗り越えた…そんな時期でしょうか。この時期に、お迎えに行っても1人で遊んでいることが多いと、「まだ友達ができないのかな」と不安になるかもしれません。
「子供がいつも1人で遊んでいて心配」「早く友達ができるにはどうしたらいいの」というお母さんの不安や疑問に、子育ての専門家であるチャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)がおこたえします。

たくさん友達ができたらいいな、という期待

幼稚園や保育園では「お友達を沢山作って、毎日楽しく通ってもらいたいなー」と、多くのお母さんが願っていることでしょう。それなのに、お迎えに行っても1人で遊んでいることが多かったり、同じクラスのお友達の話が出てこなかったりすると「あれ、友達できないのかしら」と、不安を感じてしまうこともあるかもしれませんね。
「1人で寂しくないかな」「誰かと一緒に遊べないのかな」と心配になって「お友達と一緒に遊べるといいねー」「いーれーて、って言えばいいんだよ」なんてアドバイスすることもあるかもしれません。

1人で遊んでいる子供を観察してみると…

でもちょっと待ってください。1人で遊んでいる子供は本当に寂しくて、かわいそうなんでしょうか?子供がどんな気持ちで遊んでいるのか、少し視点を変えて見てみませんか?

園の様子は分からないけれど、週末や帰宅後、公園や児童館などで遊んでいる様子を観察すれば、子供がどんな風に遊ぶことが多いのかはなんとなく想像がつくかと思います。

ここでの注目ポイントは2つあります。1つは発達心理学的な視点です。と言っても難しいことではなく、子供の心が成長するのにつれて、遊び方や人との関わり方も変わってくるということです。子供の遊びは、一般的には1人遊びから、平行遊び(同じ遊びをしても他の人とは関わりを持たない)、そして連合遊び(他の人と一緒に遊んだり協力したりする)へと変わっていきます。近くで同じ遊びをしている子供がいるのに、関心を示す様子がなかったら、今の子供は、まだまだ自分のしたいことをじっくりと味わいたい時期なのかもしれません。

そして、もう1つの注目ポイントは、子供の過ごし方の好みです。ついつい、「友達がたくさんいるほうが幸せ」「お友達と仲良く遊べることがいいこと」と思ってしまいますが、それが全ての子供についてあてはまるとは限りません。子供の好む過ごし方は、1人1人違います。誰かと一緒であることを好むタイプもいれば、自分のペースで過ごすことを居心地が良いと感じるタイプもいます。

子供の頃、人と遊ぶのが好きだったタイプのお母さんは、わが子が1人で遊んでいると、寂しいんじゃないかと不安になるかと思います。でもそれはお母さん自身の感じ方。子供が寂しいのか、そうでもないのか、先入観をなくして様子を伺ってみてください。

たくさん友達を作ることだけが 正解とは限らない

友達を作ることを急ぐ必要はありません。友達に限らず、まずは新しい環境に好きなことが見つかったかどうかに目を向けてみてください。気に入ったおもちゃ、園庭の遊具、出席カードにシールを貼ること、好きな先生…。新しい環境を好きな場所だと感じているならば、焦らず子供のペースで友達を作っていけばいいんです。

友達を作るまでに時間がかかったとしても、「1人で遊べる」「好きな遊びのある」子供は、自分なりに園生活を楽しめるので、そんなに心配はいりません。そのうち、同じ遊びが好きな子供同士で、一緒に取り組み始めるなど、好きな遊びを通して友達との関わりが生まれる場合もあります。

一方、友達の輪に入りたいのに、入れない子供の場合もいます。その場合は、「早く友達を作れるように、がんばろう!」と、あんまり励ましすぎると、逆にプレッシャーになることも。園の先生に声をかけて、大勢で遊ぶ遊びに誘ってもらうなど、さりげないサポートの方が良さそうです。週末に、公園などの多年齢の子供がいる場所に遊びに行ったり、ママの友達の子供と遊んだりと、他の子供と会う機会を作ることも、子供にとって「お友達同士でこんな風に遊ぶんだな」ということを知る経験になるかもしれません。

まとめ

「子供に楽しく過ごしてもらいたい」というのは、どんなお母さんにとっても共通の想いですよね。お友達がなかなかできないと、わが子がかわいそうに思えて、心配になることも沢山あることでしょう。
でも、子供には子供のペースがあります。お母さんの手を離れて、自分なりの1歩を踏み出したわが子を見ていると、つい手助けをしたりアドバイスをしたりしたくなりますが、そこをぐっと我慢して待つことも大切です。心配を感じることは沢山ありますが、ぜひ子供を信じて、見守ってみてくださいね。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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