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【子育ての専門家がママの不安に応えます】同じ遊びばかりじゃなく、色々な経験をさせるべき?

小学生は夏休みですね。この時期は子供向けのイベントや企画展などが、あちこちで開催されます。イベント情報を目にしたり、「夏休みはどこに行くの?」などと聞かれると、子供のためにも色々な経験をさせなくちゃいけないのかしら、と不安に思うお母さんもいるかもしれません。今回は、子育ての専門家チャイルド・ファミリーコンサルタントの立場から、子供にとっての楽しい経験や遊びの大切さと、その拡げ方のヒントについてお伝えします。

毎日同じ遊びを繰り返すのはよくない?

保育園で過ごす子供たちは、「自由遊び」の時間には、お気に入りの遊びを繰り返すことが多いようです。
ブロックや電車などお気に入りのおもちゃがある子もいれば、園庭で駆け回るのが何より好きな子もいます。毎日毎日同じストーリーの「おかあさんごっこ」を飽きずに続ける子も。自分の「お気に入り」の遊びを存分に楽しめるのが、この時間の魅力でもあります。
とは言え、いつ迎えに行っても同じことしかしていない我が子の姿を見て、「違う遊びもしたらいいのに」、「楽しい経験を用意できていないことが悪いのかしら」、と不安になるお母さんもいるようです。

好きな遊びを繰り返すことの大切さ

子供は、気に入ったことは何度も繰り返し楽しむ傾向があります。赤ちゃんの頃に、「いないいないばぁ」を何度も要求されたことはありませんでしたか?段差を登りたがったり(降りられないのに!)、おもちゃを箱の中に入れたり出したりを繰り返したり、同じ絵本を何度も何度も読みたがったり。
子供が大好きなことを繰り返し楽しむことを、私たちチャイルド・ファミリーコンサルタントは「快動(かいどう)」と読んでいます。これは造語ですが、この「快動」を通して、子供は「快い」という感覚を知り、好きなものを見つけていきます。「好きなもの」を大事にすることは、自分の感じ方を大事にすることにもつながり、「自分らしく」生きるために欠かせない根っことなります
子供が同じ遊びばかりしていても、心配することはないんです。

子供の遊びを拡げるコツ

同じ遊びを繰り返していても心配いらないとはいえ、「できるなら我が子にもっと色々な楽しみを教えてあげたい」と思うのが親心ですよね。
遊びを拡げる時には、急に新しいおもちゃを増やすよりも、今の遊びを発展させて新しい遊びに出会う方が、子供にとって抵抗がありません。
例えば、お家でいつも電車のレールを敷いて、それを走る電車を見ているのが好き、というお子さんの場合。「ホントの電車を見に行こう」とお散歩に誘ったり、「電車ごっこしよう」とママと前後につながって部屋の中をぐるぐる回ってみるのもいいでしょう。ほかにも、電車の図鑑や電車が主人公の物語の絵本を一緒に読むなど、「電車」を切り口にして色々な遊びに出会うことができます。
新しい遊びを提案する時は、「家の中の遊びと外の遊び」、「動きのある遊びと静かな遊び」の両方を経験できるようにするといいでしょう。家の中でばかり遊んでいるなら外で遊べる遊び方を考える、動きのある遊びばかりしているなら静かに作ったり読んだりする遊びを取り入れる、という具合です。

まとめ

夏休みは子供向けプログラムの情報が多く、親としては「あれもこれも体験させてあげるべきでは?」と感じることもありますよね。しかし、体験の数がの多いことだけが、良いとは言い切れません。好きなことを繰り返し楽しむことの大切さを知り、「この夏の新しい遊びはこれ!」と、無理なく新しい体験を取り入れてみてください。
お子さんの遊びの時間が、もっともっと豊かなものになりますように。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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