子どものケンカ“口を出す”?“放っておく”?ママがすべきことと専門家の意見とは
幼稚園や保育園に入園すると増えるのが“お友達トラブル”。困ったことに、就学前の子どものケンカには、何かとママも巻き込まれてしまうものです。
そこで分かれるのが、“積極的に口を出していくママ”と“放っておくママ”の2派。自分と違うタイプのママの考えがわからず、モヤモヤすることも多いですよね。
そこで、“口を出していく派”と“放っておく派”、それぞれのママの声を集めてみました。また、専門家はどう考えているのでしょうか。あわせてご覧くださいね。
放っておけない!子どものケンカに“口を出す派”ママの声とは?
Photo/speedkingz/shutterstock
こういった意見がありました。親としての責任感から“口を出す”ママが多いようですね。
子ども同士で解決できる!“放っておく派”ママの意見とは?
Photo/pathdoc/shutterstock
幼少期のうちに、お友達にもまれておくことの重要性を強調するママが多くいました。
“子育てに正解はない”といわれるように、正誤を判断するのは非常に難しい問題です。“口を出す派”の筆者も日々の育児で頭を抱えています。そこで、子どものお友達トラブルと親の関わり方、専門家はどう見ているのでしょうか。
ママはどうすればいいの?専門家の意見を聞いてみた
Photo/Liderina/shutterstock
育児アドバイザーの先生の講演会での内容をまとめてみましたのでご覧ください。
「この時期の子どもは、幼稚園などへの入園により人間関係が急激に複雑になります。当然トラブルも増え、不安になるママも多いでしょう。
しかし、幼少期のケンカは当たり前ですし、その頻繁さを気に病む必要もありません。
子どものケンカに対するママの関わり方についてもいろいろな意見がありますが、できる限り干渉しないであげてほしいと思います。
もちろん、危険な行為に対しては、その場で厳しく注意しなければなりません。親が口を出すべき場面は見逃さぬよう、目を離してはいけません。けれども、それ以外は子どもたちに任せても大丈夫です。
子どもは、お友達との関わりから、道徳観やルールの必要性を学び、会話力を習得するものだからです。
また、園内でのケンカであれば、多くの場合先生が上手に間に入ってくれていることでしょう。
ママよりも、他人である先生が間に入ってくれたほうが、子どもは意地を張ることなく冷静に自分の感情を処理できるものなのです。
ママがしてあげるべきは “ケンカ後の心のケア”です。
子どもの気持ちを全部聞き、しっかり受け止める、つまり受容してあげることです。
いくら先生がうまく解決しようとも、子ども心に納得できない部分が必ず残っているはず。
そのモヤモヤを吐き出させ、受け入れてあげるだけで、子どもは驚くほど落ち着き、安定します。
気持ちを楽にさせてあげてから、子どもの目を見てママの思いを伝えてあげるとスッと入っていくものですよ。」
危険がない限りは見守る!が基本のスタンスのようですね。(筆者はできていませんでした…。)まわりの目もあり、“見守る”のが心苦しいケースも多いですが、子どものためにも頑張る価値はありそうですね。
TOP PHOTO/marcogarrincha/shutterstock
参照/
「『育てにくい子』と感じたときに読む本」著 佐々木正美 主婦の友社出版
「男の子のしつけに悩んだら読む本」著 原坂一郎 株式会社すばる舎出版