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ご褒美で子供をつってる?ご褒美ありとなしの子供の変化

子供をご褒美でつったことはありませんか?この質問をすると、殆どのママが「あります」と少しうつむきがちに答えます。

「本当はご褒美でつってはいけないのに」と、ママの中に良いことではないという認識があるからかもしれません。

実際ご褒美でつるのは子供にはどういう影響があるのか、実験結果を交えながら考えてみたいと思います。

実験から学ぶご褒美ありとなしの影響

こちらは、心理学者 リチャード・E・ニスベットらによる実験結果です。

実験:幼稚園児にマジックペンを使い、遊んでもらいました。

Aチームの子供には「上手に絵を描けたらごほうびをあげる」と伝えておき、絵を描いた後にご褒美をあげました。

Bチームの子供には、ご褒美のことはいわずに絵を描いた後にご褒美をあげました。

Cチームの子供には、ご褒美はあげませんでした。

このときAチームは、他のチームより長い時間、絵を描いて遊んでいました。

数週間後に同じ子供達にまたマーカペンで遊んでもらいましたが、今度はご褒美はありませんでした。

BチームとCチームの子供は、前回同様に絵を描いて遊んでいましたが、Aチームの子供は、絵を描くことに興味が薄れ、描く時間が短くなり、また出来も前回と比べると劣っていたという実験結果に。

リチャード・E・ニスベットは子供に何かをさせたければ、「やったときに褒めるべきであり、やったら褒美をあげると約束してはならない」と述べています。

ご褒美を与えることで、一次的にモチベーションは高まりますが、持続力はありません。ご褒美をもらうのが目的となってしまうと、内発的なモチベーションは低下してしまいます。この現象をアンダーマイニング効果と呼びます。

子供の心理について

「テストで100点とったらご褒美に新しいおもちゃを買ってあげるね!」、「お菓子を買ってあげるから泣かずにおりこうさんになれる?」などとご褒美で行動を促すことがあると思います。このとき子供の心理はどうなっているんでしょうか?

「おもちゃが欲しいからテストで100点をとろう」と勉強する。

動機は、「おもちゃが欲しいから勉強する」というもので、外発的な要因でモチベーションが上がっています。

そのため、テストで100点をとっておもちゃが手に入れば、勉強するモチベーションは低下します。この方法では本来の内発的な学習意欲を落としてしまうことになりかねません。

お菓子の例で考えてみましょう。「お菓子が欲しいと泣く→お母さんがお菓子を買ってくれた」ということが1つの成功体験としてストックされます。

そうすると子供は、泣けばお菓子を買ってくれる(ご褒美がもらえる)と考えるようになります。
同じようにお菓子が欲しいと泣いてもお母さんが買ってくれない場合、子供はどう考えるのでしょう。

①泣いても買ってくれないことがあるというパターンが増える→けれどどうして買ってくれるときと買ってくれないときがあるのかはわからない。→理解ができないのでストレスが溜まる。→お菓子を買ってもらうにはどうしたらいいのかわからないのでまた、同じ行動をする。

②泣くのが足りないから、買ってくれないのかもしれない。→もっと大きな声で泣けば買ってくれるかもしれない→一層激しく泣きねだる。

このような場合、子供の「なぜ?」を明確にして伝える必要があります

勉強の楽しさを子供の立場に立って伝えて、一緒に勉強を楽しんであげる。
お菓子を買わない理由を理解できるように伝えて、納得をさせてあげる。

納得すると、子供は自発的に行動をすることができます

そして自発的に出来た時は、思いっきり心から褒めてあげるのも子供の自尊心を育むのに大切なことです。

ご褒美は飴にも鞭にもなるのでうまく使い分ける

上記の実験や子供の心理を理解すると、ご褒美は決して悪いことではないということがわかります。

ご褒美の効果は一時的であり、うまく使わないと逆効果になることも。

アンダーマイニング効果を上手に使いわけて、子供が自ら内発的にモチベーションを保てるようにしましょう。

そのためには自己決定感、達成動機、有能感の3つが重要な鍵となります。

子供に自ら選択をさせ、達成したときに、自分はできるんだと思わせてあげます。

自己の成長に対する喜びを感じられることで、内発的モチベーションは高まります。

まとめ

いかがでしたか?ご褒美をあげるのは必ずしも悪いことではなく、使い方次第でプラスにもマイナスにもなることがわかったと思います。

子供の性格や考え方を尊重し正しい使い方をすれば、子供が自らモチベーションを高めていくこともできるでしょう。

参考になれば幸いです。

近藤 さやか

メイクアップアーティスト。アジアで2万人以上の女性を綺麗にし、メディアやイベント、CMなど多数出演経験をもつ。また2000冊以上の本やセミナーから脳科学・心理学、行動心理学などを学び女性を内面、外見共に輝かせるトータルビューティクリエイターとして多方面で活動中。https://ameblo.jp/sayaka-beautyblog

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