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【子育ての専門家がママの不安に応えます】子どもの力を伸ばすためのおもちゃの選び方

クリスマスプレゼントどうしていますか?家には充分おもちゃがあるのに、毎年新しいおもちゃを欲しがったり、買ったおもちゃもすぐに遊ばなくなったりしていませんか。この、新しいおもちゃを買う、すぐに飽きる、また新しいおもちゃが欲しくなる…というサイクルから抜け出してみませんか。
子どもにとって、親にとって、本当に納得できるおもちゃとの関わり方のポイントを、子育ての専門家チャイルドファミリーコンサルタントの立場からお伝えします。

子どもが決める遊び・おもちゃが決める遊び

おもちゃと子どもとの関わりを見ていると、大きく分けて、2通りのパターンがあることに気づきます。

1つ目は、遊びに合わせたおもちゃを選ぶ使い方です。テレビキャラクターになりきれる変身グッズや、お人形を使ったおうちごっこなど、おもちゃが遊びを決めます。

2つ目は、おもちゃが遊びの材料で、遊びによって役割が変わる使い方です。例えば、ビーズをままごとの食べ物にしたりお金にしたり、紐に通してネックレスにしたりと、遊びに合わせて活用するのがこれにあたります。遊びを決めるのは子どもです。

おうちに沢山おもちゃがあるのに、いつもいつも新しいおもちゃを欲しがる時、「おもちゃが遊びを決める」遊び方が多くなっている場合があります。新しいことで遊びたくなるたびに、新しいおもちゃが必要になるのです。

では、「子どもが遊びを決める」遊び方では、どうでしょうか?

「子どもが遊びを決めやすいおもちゃ」とは

子どもが遊びを決めるか、おもちゃが遊びを決めるか、という分け方は、あくまでも「使い方」であって、おもちゃの分類ではありません。子どもの遊び方は自由なので、一見「おもちゃが遊びを決める」ようなおもちゃでも、大人の想定とは全く違う遊びに発展し、子ども自身が遊びの主導権を取り戻す場合も多いです。

とはいえ、「子どもが遊びを決めやすいおもちゃ」の特徴はあります。シンプルなものや遊び方が決まっていないもの、複数のパーツを組み合わせで遊ぶものなどは、自分で使い方を決め、複数の遊びに使うことができます。
積み木・ブロック・ビーズなどがあてはまります。折り紙や粘土、厚紙などを、同じような位置づけで遊びの道具に加えるお子さんもいます。

このような「子どもが遊びを決めやすいおもちゃ」の良いところは、「見立てるチカラ」を伸ばしやすいことです。例えば1つの積み木を、電車やケーキ、おうち、電話…どんなものにもなぞらえて遊ぶことができる「見立て」は、遊び上手になるための基礎力。また、想像力や表現力そのものだし、世の中を見る観察力を高めることにもつながります。

もちろん、子どもの憧れのキャラクターや、大好きな電車や車、ままごとなど、遊びを決めるおもちゃが不要という訳ではありません。
このように憧れが具体的な形になったおもちゃは、子どもにとっては遊びの世界を本物に変える「魔法の道具」。積み木やブロックなどのおもちゃが、主食的なおもちゃだとしたら、憧れをかなえる具体的なおもちゃは、おかずやデザートのような存在。バランスが大切なんです。

おもちゃのちょうどいい量を決めましょう

おうちに沢山おもちゃがあるのに、新しいおもちゃがどんどん欲しくなるお子さんは、一度、おもちゃをぐっと減らしてみる方法で、遊び方を変えてみてはどうでしょうか。

やり方は簡単で、すべてのおもちゃをお子さんの手の届かないところに、一旦片付けてしまうのです。そしてお子さんが「あれで遊びたい」と言ったら、リクエストのあった物だけを出す。他のおもちゃをリクエストしたら、必ず前のものを片付けてから次のおもちゃを出します。

これを、1~2ヶ月程度続けていると、よく遊ぶおもちゃと、全く思い出さないおもちゃとの差が現れます。そのタイミングで、積み木やブロックなど、シンプルで何にでもなるおもちゃを、いつでもお子さんが自分で出せるところに置いてみてください。限られたおもちゃの中で工夫して遊んできているので、素材があれば、うまく組み合わせて遊べるかもしれません。(ただ年齢や遊びの頻度によっても個人差があるので、もし遊ばなくても焦らず見守ってくださいね。)

だいたい使うおもちゃが決まってきたら、それが今のちょうどいい量です。子どもには沢山のおもちゃを与えて、数多くのものを体験する方が良いように感じますが、子ども自身が把握できる量はそんなに多くありません。自分でコントロールできる量のおもちゃで、じっくりじっくり遊ぶことが、子どもの成長の面からも大切なことなんです。

まとめ

いかがでしたか。子どものためにと、どんどん増えていってしまいがちなおもちゃですが、沢山あればあるほどいいという訳でもないのです。子どもの遊び方を観察して、ぜひ親子ともに納得できるおもちゃとの関わり方を見つけてくださいね。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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