働くママと子供の毎日をもっと素敵に。MAMAPLA(ママプラ)

ハート 8304

【子育ての専門家がママの不安に応えます】上の子と下の子、同じようにカワイイと思えない自分は母親としてどうなんでしょう?

「仲良し兄弟」には憧れるけれど、なかなか思い通りにはいかないものですよね。子供が複数いれば、それぞれ個性があります。ケンカやヤキモチに、毎日声を荒げているママもいるかもしれません。
特に働くママの場合は、限られた時間の中で、子供それぞれと丁寧に向き合えていないのではないかと、心配になることもあるかもしれませんね。
今回は、子育ての専門家チャイルド・ファミリーコンサルタントが、子供が複数いる場合の気持ちの持ち方についてお伝えします。

子供全員に同じように接する必要はない

育児書などには、「兄弟姉妹には平等に接しましょう」と書いてあることが多いですよね?「お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだからとガマンをさせてはいけない」と言われることもあるかもしれません。
「お姉ちゃんだから」といつもガマンしてきた人や、お兄ちゃんやお姉ちゃん優先で自分の思うことができなかった人。「我が子には、そんな想いをさせたくない。上の子も下の子も同じように接しよう」と思っているかもしれません。
しかし、兄弟姉妹に全く同じように接することは、現実的ではありませんし、その必要もありません。できることが違えば、性格も違う。それぞれが求めているものだって、違うんですもの。

愛情は一緒でも行動は違って当たり前

例えば、3歳のお兄ちゃん・お姉ちゃんと、生後4ヶ月の赤ちゃん。「ママの愛情をたくさん味わいたい」という欲求は同じですが、その満たされ方は当然違います。3歳には3歳なりの愛情の感じ方があるはずで、それは赤ちゃんと同じようにずっと抱っこしていることではありませんよね。ママと接している時間は、赤ちゃんの方が長くなりますが、それを「お兄ちゃん・お姉ちゃんにガマンさせている」と思ってしまうと、ママも子供も苦しくなります。

年齢が違い、環境が違う兄弟姉妹に対して「同じように接しなくちゃいけない」と思うから無理が出てくるのです。そもそも、同じように接することなんてできなくて当然です。「それぞれの年齢に必要な関わり方があるんだから、それぞれに合わせて接すれば違えたらいい」と発想を切り替えた方が、心がラクになりませんか?

「兄弟姉妹がいると」は、ひとり占めできたかもしれないママの愛情を誰かと分け合うことになります。悔しさや寂しさなど、ネガティブな感情を感じることもあるかもしれません。子供ひとりひとりに精一杯配慮しても、納得いかない気持ちを感じさせてしまったら、そこは前向きに受け止めましょう。

チャイルド・ファミリーコンサルタントの講座では、兄弟姉妹関係から「理不尽な感情を経験できる」と前向きに考えます。
一見ネガティブな「理不尽」を味わう経験も、兄弟姉妹のような近しい関係性の中でなら心の成長につなげることができます。多少の理不尽とうまくつきあってきた経験が人としての幅を広げてくれることは、想像ができると思います。

子供にも個性がありますから、親との相性の良し悪しもあります。「相性の合う子合わない子がいる」ということ自体は起こりうることで、ママの愛情が足りないわけではありません。「親子でも相性に違いがある」ということを認識した上で自分の中だけに留め、行動とは切り離して考えましょう。そのことで、必要以上に自分を責めないでくださいね。

カスタマイズな関わりを大事に

お兄ちゃん・お姉ちゃんになりたての上の子供たちは、現実を受け止めるまでに時間がかかります。上の子たちの気持ちのコントロールにアタマを悩ませているママも多いでしょう。

そんなママと新米お兄ちゃん・お姉ちゃんにおすすめおすすめしているのが「2人のデート」です。1ヶ月くらい前に予定を決めて、カレンダーにマルを付けておきます。2人だけで過ごせる特別な時間を大切にすることは、新しい「ママの愛情の感じ方」となります。

「実際、デートに割ける時間は、1~2時間くらいが精一杯」というご家庭もあるかもしれませんが、それでも十分です。お兄ちゃん・お姉ちゃんにとっては、「2人きりの時間がある」ということが大切なのです。赤ちゃんとは違った、その年齢なりの「仲良しの過ごし方」をぜひ親子で見つけてみてください。

まとめ

子供が複数いれば、嬉しさが増える分、悩みも増えるかもしれません。「同じように接する」ということを意識しすぎないようにしましょう。「みんな大事だよ」という気持ちは、言葉や行動を通して、子供にも伝わるものです。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

RELATED POST

あなたにおすすめの記事