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【子育ての専門家がママの不安に応えます】頑張るママに伝えたい、うまくいかないのは自分のせいじゃない

子供との生活では、毎日新しい不安や悩みに直面しますよね。思い描いていたような子育ての形にならなくて、「自分ってだめだなぁ」と落ち込んでしまうことはありませんか?子育ての専門家・チャイルドファミリーコンサルタントとして、お母さんたちとお話していると、直接ご相談頂くこと…例えば、食事や睡眠などの具体的な相談の根底に“お母さん自身”の不安や焦りを感じることがあります。今回は、そんなお母さん自身の気持ちに焦点をあてて、「うまくいかないんだけれど、どうしたらいいの?」という想いにお答えします。

「うまくいかないのは私の頑張りが足りないせい」って思っていませんか?

思い返せば子供の頃から「頑張ればうまくいく」と教え込まれてきませんでしたか?「頑張って練習しよう」「できるように頑張ろう」勉強も、運動も、お手伝いも、人間関係も、初めてのチャレンジも、苦手なことも、やりたくないことも、みんな「頑張れ」「頑張れ」「頑張ればできる」って。

そう言われて、素直に努力してきた女の子たちは、大人になっても頑張ることを大事にしている人が多いです。ところが、そんな頑張り屋さんの女性たちが直面する「頑張り」が通用しない世界…その代表的なものの1つが、「子育て」かもしれません

お母さんがどんなに頑張っても、赤ちゃんはすんなり寝てくれないし、なかなか泣き止まない時もあるし、病気をすることもある。そんな風に自分がイメージしていたような子育てとは全然違うとき、マジメで頑張り屋さんな女性ほど「子育てがうまくいかないのは、私の頑張りが足りないせい」って、自分が悪いかのように思ってしまうみたいです。

「うまくいっていない」と思うのは、仕事モードのモノサシかもしれない

仕事の場面では、「うまくいっていない」と思うことがあれば、時間の使い方や業務の段取りを調整して、状況を改善することができました。でも、子供との生活は、自分のペースが全く通用しない世界ですよね。
自分が予定したように1日が過ごせない、考えているように家の中のことが進んでいない、そんな状況が耐えられなくて、何もかもうまくできていない気がして、「こんなに頑張っているのに、どうして?!」と自分にイライラしたり落ち込んだりしていませんか?

でも、本当に「うまくいっていない」でしょうか?子供のペースで過ごす1日。自分の意思を伝えようとする子供。「お腹すいたー」って主張するくらい食欲のある子供。感情が育っている子供。ちゃんと我が子は成長しています。
自分の段取り通りにいかない。やるつもりだったことが終わっていない。それは、仕事モードのモノサシではうまくいっていないかもしれません。けれど、子供との毎日を精一杯生きているうちに子供はちゃんと成長している、そのことの方がずっと大切です。

もうそれ以上、頑張らなくていい

頑張ること、自分で努力することを大事にする価値観の中で生きてきた女性は、人に頼ったり迷惑をかけたりせずに、自分1人で完璧にやりとげることを目指してきたかもしれません。

でも、その「1人で」「完璧に」という考え方は、子育てにはそぐわない一面も持っています。第一に、子供が育つためには、1人の大人だけでなく、多数の人との関わりが望ましいからです。(多くの人との関わりの中で違う種類の感情を獲得することは、以前の記事でもご紹介しました。)
第二に、本当は頼られたい、役に立ちたいと思っている人が沢山いるからです。(道の真ん中に座り込んで泣く子供に声をかけてくださるおばあちゃまの小さな一言に、何度助けて頂いたか分かりません。)
そして第三に、子育ては間違いながら向き合うものだからです。最初から、何もかもがうまく、完璧にできるお母さんなんていません。母親としての経験も初めてだし、子供のタイプだって1人1人違うんです。親と子がお互いの関わり方を探りながら、だんだんに自分たちらしい家族の形になっていく。

うまくいかないのは、頑張りが足りないからではありません。うまくいかなくて当然なんです。その時期を、「頑張る」のではなく、沢山の人に助けてもらいながら、のらりくらりと乗り切ってみませんか。
誰かに助けを求めることや、お母さん自身がリラックスできることを大事にしましょう。児童館や育児支援センター。保育園の一般開放。子連れが前提のママスクール。整体やマッサージ。平日広間のすいているデパート。
頑張らないために、自分に向いている場所がきっとあると思います。

まとめ

お母さんたちが語る子育てへの不安。それは、具体的な事例として出てきますが、その根っこにあるのは「私の子育て、これでいいのかな」という漠然とした不安です。
でも、子育てについて悩むのは、それだけ真剣に向き合うとしているから。うまくやるのではなく、頼ったり、悩んだり、失敗したり、やりなおしたりする、そういう過程こそが子育てには大事なんだというとを、ぜひ心に留めて頂きたいと思っています。
お母さんたちは、もう充分頑張っています。大事なのは、頑張らないこと。そして、「うまく」でなく「自分らしく」を大事にすることです。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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