【インタビュー】産後3か月で復帰、夫は不在?!外資金融で働く2児ママのハッピー両立術 【後編】
前編では外資金融で働きながらも2児の男の子を育てる上田さんの両立術に迫りましたが、後編ではお互いを高めあう存在である旦那さんとのパートナーシップや、さらに素敵な女性を目指す上田さんの子育ての心がけやこれからについてインタビューしました。
上田さん夫妻はとても仲がよさそう。ご主人はどんな存在ですか?
「子育てにおいても人生においてもよきパートナーです。一緒にいて癒されて楽しいだけでなく、よい刺激をくれる存在です。
主人はこの夏から海外留学になりますが、今まで英語の勉強など本当に頑張っていて、夢は信念と努力で必ず叶うことを証明してくれました。
そういった意味でも、お互いが切磋琢磨しあえる存在ですね。子供の前では威厳を持って接してくれるよき父親です。」
▲家族が4人になって、いっそう賑やかになりました。
これからご主人は海外留学で、上田さんは日本に残り仕事を続けるのはどんな心境ですか?
「夫婦にとってそれぞれが好きなことをやって、いきいきとしていることが重要なのでしばらくの間、離れ離れになることは心配していません。彼も、夢を叶えるための留学なので勉強に専念させてあげたいなと思っています。
離れることには何も不安はないのですが、とにかく寂しいですね。夫婦の時間に晩酌するのが楽しみでしたから。
家事、育児、仕事の両立は、日本で自分が主体的にやっていくことになるので甘えられるところは、甘えようと思っています。
頼れるもの(親、ヘルパー、ベビーシッター等)は頼り、家事は最大限手抜きをするなど無理のない生活をしようと思っています。仕事も、子供の病気の時など必要あれば出社せずに家から仕事ができるスタイルを確立していきたいです。」
▲家族との楽しい時間。田んぼで泥んこ遊びなどアクティブな休日も好き!
子どもとの接し方で心がけていることはありますか?
「平日は忙しいのですが少なくとも30分は子供と真剣に向き合い、話をするように心がけています。
とにかく愛情表現をたくさんすることが重要だと思っていて、「大好きだよ」と毎日言ったり、鬱陶しいぐらいハグとほっぺにチューをしています(笑)
あとは子どもとはいえ大人として扱っています。
対等な関係で話したり、怒ったりするようにしています。そして、寝る前には必ず1日の感謝したことを伝えて、「ありがとう」を言い合うようにしています。
食事面では、虫歯、肥満、生活習慣病の予防のため甘すぎる市販のお菓子やジュースをあげないのは徹底していますね。お菓子は手作りのもの、ジュースはスムージーで野菜や果物をたくさん摂らせるようにしています。
休日に開催するお料理教室でも「子供のころの食べ癖は一生を支配する」という考えをモットーにしています。」
▲お手伝いをしてくれる息子。お手伝いした日は野菜も好き嫌いせず食べてくれます。
最近、子どもとの出来事で感動したことはありますか?
「1週間に1回くらいは子供の成長を感じて感動の涙をしてるほど(笑)
主人が別れ際に「ママのこと守ってね」と言ったら、「何曜日も何曜日もママのこと守ってるのに、言わないでほしかった。」と泣き出したんです。
その時、息子としては毎日ママを守ってくれてるつもりだったのねと初めて知りました。
まっすぐ優しい子に育ってくれていて、「パパがいない時だけだよ。」と言って、重いスーパーの袋を持ってくれたり、「お疲れ様」と言って、肩をもんで、ほっぺにチューをしてくれたりします。」
▲疲れもふっとぶような息子の笑顔。この笑顔があれば何でも頑張れそう!
上田さんが目指すこれからの目標は?
「母としては強くて、優しい、子どもを無条件の愛情で包んであげられる母親になりたいですね。
女性としては、会った人がほんわかした気持ちになれるような癒し系な存在でありたいです。妻としては常に主人と切磋琢磨しあい、向上し続ける関係を保ち、主人の夢を支えてあげたいと思っています。
仕事人としては、社会貢献型の金融商品の開発と自分がいなくなっても永続的にたくさんの人に役に立てるビジネスモデルを構築するのが目標です。
子供にとってもいきいきと仕事ややりたいことをしている姿をみせることはとてもいい刺激になるんじゃないかなと思っています。」
世の中の働くママたちにメッセージを!
「初めての育児と仕事との両立で大変で涙することが多かった1人目の育児と違い、2人目のときのほうが意外にも気持ち的に余裕が生まれてリラックスして育児も仕事も楽しめているんです。
それは、育児は大変で当たり前というパラダイムシフト(考え方の転換)ができたからこそだと思っています。
今では命に支障がないこと以外は「まぁ、いいか。」の精神でいます。
自分の母が無条件の愛情をそそぎ、専業主婦としてすべての時間と労力を自分と兄に使ってくれたので、最初は働く自分は「ダメな母親」と思うこともたくさんあったのですが「色々な形の愛情があってよい」、「これが私の愛情」と思えるようになってから子供との関係も良好になりました。
ママのあり方は多種多様でいいのだと思います。ぜひ、みなさんも働きながら育児をする毎日を楽しんでくださいね!」
まとめ
いかがでしたか?ポジティブに大変な育児と仕事の両立をとらえてリラックスして大らかな気持ちで取り組んでいる上田さん。みなさんも自分なりの働き方や、家事の手の抜き方、ママとしてのあり方を見つけてワーキングマザーライフを思いっきり楽しんでみてくださいね!
▶︎インタビュー前編はこちらから読めます。