【インタビュー】子連れ出勤で「働く」を素晴らしい体験に
体験型ギフトの企画、販売を手がけている【ソウ・エクスペリエンス株式会社(Sow Experience)】では子連れ出勤制度が導入されています。さらに2015年4月から始まった「子連れ出勤100社プロジェクト」では子連れ出勤を広める活動をスタート。今回はソウ・エクスペリエンスの広報である関口さんに、自社の子連れ出勤制度と子連れ出勤100社プロジェクトについてお話をうかがいました。
ソウ・エクスペリエンスで実際に子連れ出勤をしている辻莉瑛子さんのインタビューはこちら
自然な流れで導入された「子連れ出勤」制度
ソウ・エクスペリエンスでは子連れ出勤の制度ができる前から、代表の西村さんがお子さんを連れて会社に来られていたそう。そういったことも影響して、子連れ出勤が導入しやすい雰囲気が徐々にできていたようです。
会社の制度としてはいつから子連れ出勤の制度を導入されたのでしょうか?
現在は何名くらいの方が子連れ出勤をされていますか?
子連れ出勤を可能にするために具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?
子連れ出勤をしているスタッフは子育てに時間を費やすことを見越して、「みなしお世話時間」としてオフィス滞在時間から10%もしくは20%が差し引かれます。
これは「子供の世話をする時間がどうしても発生してしまうのでその分を差し引いてもらいたい」、という子連れ出勤をしているスタッフからの提案で導入されたとのこと。差し引く割合が10%か20%かは、どれくらい手がかかるかを親御さんに自己申告していただき、会社と相談した上で決めているとのこと。
実際に子連れ出勤をしているスタッフからも、「子供の世話をするたびに罪悪感を感じずに済むのでその方が仕事に集中できる」という声が上がっているようです。子連れ出勤をしているスタッフの精神的負担も軽減されるような様々な工夫がされています。
子供と遊んで癒されるスタッフも
子連れ出勤のメリットはどんなところで感じますか?
人材の募集やコスト削減だけでなく、会社内にも良い影響が出ているようです。
子連れではないスタッフの方々の反応はいかがですか?
職場に子供がいることで困ることや業務に支障が出ていることはありませんか?
子供の個性や性格は様々。子育ての方針もそれぞれ違うので接し方について戸惑うスタッフの声もあるとのことでしたが、スタッフみんなで子供を育てていくのもいいという考え方には共感する方も多いのではないでしょうか。
子連れ出勤を当たり前に
子連れ出勤制度を導入する会社を全国100社に拡大することを目標に、「子連れ出勤100社プロジェクト」を進めているソウ・エクスペリエンス。
このプロジェクトがスタートした2015年当時は待機児童の問題がかなり話題となっていた時期でした。子供を預けられないために、仕事がしたくてもできない人がたくさんいるという社会的な背景も大きく影響し、プロジェクトの発足へ。
このプロジェクトを始めたきっかけはどんなことでしたか?
「子連れ出勤100社プロジェクト」では具体的にはどんなことをされていますか?

プロジェクトを始めてみての感想を聞かせてください。
プロジェクトのスタートから、約1年半で100社近い企業が見学に訪れているそう。様々な業界で、出産や子育てで辞めていってしまう人が多いことに悩んでいる企業が多いそうです。
御社の企業理念「Good Experience, Good Life」がプロジェクトにも影響しているのでしょうか?
まとめ
ソウ・エクスペリエンスではシッターさんを雇うのではなく、親である社員をメインに会社にいるスタッフが子供の面倒をみることで子連れ出勤を可能にしています。
子育てしているパパママや子供が好きなスタッフが多いということで、職場では自然と子連れ出勤を受け入れる雰囲気ができているそう。特別コストのかかる設備などなくても子連れ出勤を可能にしているのはできる範囲での工夫と助け合いのようです。