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【インタビュー】テレビ局プロデューサーのママがこれからやりたいこととは
INTERVIEW
Company日本テレビ放送網 株式会社
Name大澤弘子さん
ハート 6088

【インタビュー】テレビ局プロデューサーのママがこれからやりたいこととは

子育てに家事に仕事にと毎日忙しい働くママ。働くママは育児と仕事をどのようにして両立しているのでしょうか?今回は、2人のお子さんを育てながら、【日本テレビ放送網 株式会社】に勤務されている大澤弘子さんにお話を伺いました。

番組制作で仕事に夢中だった20代を経て30代で出産

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子供の頃から転校が多かったため新しいコミュニティに入っていく術を自然と身に付けたという大澤さん。そんな自分のスキルをいかせるのは人に会ってものを売る営業職だと考え、営業職に絞って就職活動をされていたそうです。

どのような思いでテレビ局を志望されたのでしょうか?

「テレビ局の営業はできているものを売るのではなく、これからつくるものを売るというところに面白さを感じたんですよね。まだ何の形もないものを売るということは、営業としてとてもやりがいがあると思いテレビ局を志望しました。」

営業職を希望していたものの、入社後に研修を受けるうちに徐々に番組制作に関わりたいという思いが強くなっていったそう。願いが叶って番組制作部門に配属され、多忙な日々がスタートします。

「はじめに担当したのは朝5時55分からの番組で、深夜3時に出社していました。スケジュールはきつかったですが、ここで取材・編集・音響効果など一通りの作業を1人でやる経験をさせて頂き、いろんな人脈が出来たことはよかったです。」

32歳の時にはゴールデン番組の総合演出に抜擢されます。しかしなかなか思い通りの結果が出ず悩む日々。

「どうしたらいいのかわからず、先輩に泣きながら相談したこともありました。ある先輩に『自分が何をやりたかったのかもう1度思い出してみろ』って言われたんです。どんな番組がつくりたかったのか、何を伝えたかったのか…原点に戻って番組作りに邁進しました。

担当の番組が一区切りつき、改めて『自分が何をやりたいのか』自分の中で振り返った時、細かな部分にまでこだわりをもって演出をするよりも、企画を立ててそれを実現するために色々な人の協力を得ることが自分らしいと。自分はディレクターよりもプロデューサーの方が向いているのではと考えました。」

その後は順調にキャリアを築き、33歳の時に結婚されます。

ご主人とはどのように出会われたのでしょうか?

「大学のサークルの先輩で、同窓会のような飲み会に行った時に、十数年ぶりに再会したんです。ちょうど自分の人生やキャリアを見直していた時期に再会したことが大きいと思います。彼も自分のキャリアや今後の人生について考えていた時期で、それからの人生一緒に歩むことになりました。」

夫も妻もやりたい気持ちがあるなら働くのが自然という考え方は一致していたという大澤さん夫妻。結婚後もバリバリと仕事していた大澤さんですが、30代半ばになり、ある日ふと、いわゆる「高齢出産」にさしかかる年齢になっていることに気づき、出産について考えるようになります。

「いつか子供も欲しいね、くらいの気持ちだったんですが35歳を越えたある日、急に真剣に考えるようになって。幸いにも36歳で1人目、39歳で2人目を授かりました。」

協力的なご主人と築くフェアな夫婦関係

テレビ局での仕事はとてもお忙しいと思いますが、出産や育児ではどのような工夫をされたのでしょうか?

「1人目の出産の時、私の産休が終わるタイミングで夫が9ヶ月の育休を取得してくれました。私から頼んだわけではないんですが、働きたくてウズウズしていた気持ちを、感じ取ってくれたみたいです。」

最近でこそ育休を取得する男性も増えてきましたが、それも1ヶ月程度という例も少なくありません。
まだ育休をとる男性が少なかった当時、大澤さんのご主人は9ヶ月もの育休を取得しています。周囲から理由を聞かれたご主人は『それがフェアだと思ったから』と語っていたそうです。

「料理をしたこともなかった夫が、栄養について調べたりしながら一生懸命離乳食を作っていました。
今でも子供の食事はご主人が担当。夕食は、週末や朝にご主人が作りおきしておき、シッターさんに温めて出してもらうようにしていています。」

ご主人のお料理は和食が中心 ▲ご主人のお料理は和食が中心

冷蔵庫で保存がきくお惣菜を中心に週末にまとめて作り置き。お弁当にちょっとずつ詰めたり、夕飯の副菜に使っている。 野菜たっぷりのミネストローネなどスープは1人分ずつ冷凍して保存。 ▲冷蔵庫で保存がきくお惣菜を中心に週末にまとめて作り置き。お弁当にちょっとずつ詰めたり、夕飯の副菜に使っている。

大澤弘子さんの1日のスケジュール
  1. 4:45

    ご主人が子供の朝食とお弁当作り

  2. 5:00

    起床、身支度

  3. 6:40

    子供と一緒に家を出て駅まで送って出勤

  4. 7:10

    出社して仕事を開始

  5. 18:30

    会社を出る

  6. 19:00

    子供が夕食を食べている頃に帰宅、シッターさんを見送る

  7. 19:30

    子供とおしゃべりしたり、テレビドラマを見たりして過ごす

  8. 21:00

    子供が寝た後は眠くなるまで自由時間

  9. 23:30

    就寝

子供たちに合わせて、一緒に家を出る大澤さん。誰もいない朝のオフィスで、集中して仕事する。残業できない分を取り返したり、落ち着いて考えごとをする大事な時間だそうです。

働くママとして、子供の勉強を見てあげられないことが悩み。働くママの多くが抱える悩みだと思います。大澤さんは手作りの漢字テストを作ったり、交換読書感想文をして本の感想を伝えあったりと、子供と少しでもコミュニケーションができるように努力されています。

TEST▲大澤さん自作の漢字テスト

LETTER01▲次女が年長の頃のお手紙。帰宅が遅くなった日にはベッドにお手紙がおいてあったそう。

子供たちにはそれぞれの『北極星』を見つけてほしい

御社の CSR 活動ママモコモ立ち上げの経緯やきっかけを教えてください。

「自社のイベントに、当時0歳だった子供を連れて参加した時に、すごく不便を感じたんです。親子で来て頂くイベントなのに子供を連れたママに優しくない。抱っこしている乳児をちょっと下ろせる場所もなく、お手洗いのベビーシートもないことに初めて気づきました。同じことを感じて自ら動き出していたしっかり者のママ社員たちと連携し、イベント会場にオムツ替えスペースを作ったりする活動が始まったんです。」

「その後、社内でその動きに目が留まり、番組とイベント、WEBを使った発信をスタートさせることに。賛同してくださる企業も加ってビジネスとして走り出しました。働くママの増加など時代背景も追い風だったと思います。」

mamamokomo12▲ママモコモてれび主催で行われたクリスマスイベントの様子

「協力者や理解者を得てプロジェクトがすすんだのは、「ママモコモ」という名前のコンセプトになっている「ママも子もHAPPYにしたい」というピュアな思いがあったからだと感じます。
次女はミルクに少しアレルギーがあったんですが、某大手乳製品メーカーさんのアレルギー対応ミルクがあったおかげで助かったんです。それをプレゼンの時にお話したらすごく喜んでくださって。商品を理解しているプロデューサーと仕事ができるならと、スポンサーになって下さいました。」

子供を産み、育てる経験が仕事でも活きている大澤さん。子育てしている当事者だからこそ持ち得る説得力が、人の心を動かす熱量となっているんですね。

「現在は制作を離れ経営企画部門で勤務していますが、これからも同じ思いを共有出来る企業の方と仕事ができたら幸せだと思います。通常、番組制作者がスポンサーの方と直接、頻繁にお会いすることは少ないのですが、「ママモコモてれび」ではたくさんお話をできる機会を頂戴し勉強になりました。スポンサーさんと日本テレビが想いを一つにして、子育てファミリーに喜んで頂ける新サービスを立ち上げられたらいいですね。」 

今後の仕事についてのビジョンをお聞かせください。

「最近よく考えることなのですが、子供も大人も好きなことが見つかる人生が一番ハッピーじゃないかなと。どんなに忙しかったり、大変でも、好きなことだったり楽しいと感じることなら、毎日の生活、もっと言えば人生自体辛くならないんじゃないかなって。

大人でも実は、自分の好きなことがよくわからないという人も多いのではないでしょうか。私もその一人かもしれません。好きなことがあるとないとでは人生が変わってくると思います。北極星がいつも変わらず方向を示すように、大好きなことが見つかっていれば人生を見失うことはないのかもしれません。
テレビ局の人材やこれまで培ったネットワークを活用して、何かできできることはないかなと考えています。学校なのか、教育的なメソッドなのかわからないですけど、子供や大人が「好きなこと=自分の北極星」を見つけるお手伝いができるような仕事をしたいと思っています。」

大澤弘子さんのお気に入り
アイテム

①夫婦共有のGoogleアカウント

子供関連のアカウントとして学校などからの連絡メールの登録先として使っています。ママからパパにいちいち情報共有する手間が省けておすすめ。学校のお便りなども写真にしてそこに送ります。

②家族カレンダー

家族みんなの予定を書き込めるカレンダーをリビングに貼って活用しています。

スポット

足立区の舎人公園

夏には水遊びができたり、キャンプ場があったりと子供と遊ぶのにおすすめの場所。

サービス

シッター派遣サービス[love clover]

 

グローバル化もどんどんと進み価値観が多様化している現代、幸せのカタチや成功の基準はひとつではなくなっています。大澤さんのお話を伺って、そんな現代だからこそ、「北極星」を見つけた人のほうが毎日の満足度は高いのだと感じました。親である私たちはもちろん、子供たちには自分の心に素直に、好きなことを見つけてほしいですね。

これからの時代、人生100年とも言われています。親になった今からでも自分の北極星を探すのに遅くないかもしれません。大澤さんが先輩から言われた『自分が何をやりたかったのかもう1度思い出してみろ』という言葉が胸に沁みました。そして大澤さんご自身の「北極星」は、誰かの北極星探しのお手伝いなのかもしれません。今後の展開が楽しみです。

そんな大澤さんがご自身の体験を元に執筆する連載コラムがスタートしました!第1弾は気になる「お受験」について。ぜひご覧ください。

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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