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【インタビュー・SQUEEZE】海外勤務の悩みを越え…多様性あふれるベンチャーに産後入社
INTERVIEW
Company株式会社SQUEEZE
Name菊竹美古都さん
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【インタビュー・SQUEEZE】海外勤務の悩みを越え…多様性あふれるベンチャーに産後入社

産後、職場復帰する女性が増えています。育児と仕事の両立には悩みが尽きませんが、バランス良く両立している働くママがいるのも事実。今回は株式会社SQUEEZEで時短勤務する菊竹美古都さん(31歳)にお話を伺いました。アメリカ勤務で対峙した悩みとは。帰国後、そして、産後に入社したスタートアップで働く現在の働き方に迫ります。

アメリカの大学に編入、そのままニューヨークで就職

産後に入社したスタートアップで、9時〜17時の時短勤務で働いている菊竹美古都さん。
現在は都内に勤務していますが、新卒で海外勤務を経験しました。

お茶の水女子大2年時にオーストラリアに語学留学。「授業中、学生の発言回数が多く、日本と違って考える時間があったことが刺激的だった」という菊竹さん。日本の詰め込み教育に違和感を抱き、「欧米の大学の方があってるのかな」と感じたのだそう。

大学在籍時にアメリカの大学に編入し、2年間を過ごします。オハイオの州立大(The Ohio State University)には10万人以上を収容するアメフト場が併設され、広大な敷地、規模感、そして、刺激にあふれたグローバルな環境がありました。
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卒業後はアメリカで仕事を始めます。
2009年、ニューヨークにある留学の斡旋会社に就職し、営業、コンサルを担当。日本人に対してニューヨークの語学学校の斡旋(あっせん)をするとともに、アメリカの学生ビザを取る手伝い、語学学校と提携してサマーキャンプの企画などを行いました。
しかし、会社は経営難に陥り、転職を余儀なくされます。

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海外勤務で直面した悩みとは?「アメリカ人と同じように扱ってほしかった」

倒産を機に、2010年に転職したのはテネシー州ナッシュビルにある日本企業の子会社の自動車部品メーカー。
担当したのは購買や翻訳部門。ここで、ひとつの悩みに直面することになります。

フィットしなかった部分について教えてもらえますか。

「日本企業だったので上にいたのがメーカーの日本人で、人間関係が良くなかったんです。アメリカで就職したのでアメリカ人と同じように扱ってほしかった」

同じ条件にもかかわらず、日本人であるために長時間労働を求められたんですね。

「田舎で、兼業で農業をしているアメリカ人が多かったので、同僚は工場で7時〜15時の定時で働いていたんです。でも、本社からの日本駐在員である管理者たちは『日本人は長時間労働が当たり前』という空気。アメリカ人の同僚たちは『おかしい、権利を主張しろ』とフォローをしてくれて、板挟みになりました。労働ビザはその同僚たちより稼がないと申請できないもの。労働ビザを申請すれば、長時間労働を強いられることになる。そんな不正でビザをとったら法に触れてしまいます」

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海外で働く上で、日本人であることが悩みとなりました。アメリカでは計3年間滞在したものの、「もう日本に戻りたいなと思った」と言います。ニューヨークやサンフランシスコなど他の都市に移るという選択肢はなく、海外勤務を続ける心は折れ日本に活躍の場を求めます。

結婚、出産を経ての入社「働くママに雇用が生み出せている事業体」が決め手に

日本に帰国後、「インターンで内定をもらっていたので環境や社風に安心感があった」という株式会社ワークスアプリケーションズに就職。2010年8月から2014年6月まで勤務しました。

そして、2016年4月に株式会社SQUEEZEに入社。2月にある求人媒体で見かけ、軽い気持ちで「いいね」を押したことから、社長面接に。「ダイバーシティーな会社なので、そういう人(働くママ)がいても自然と受け入れてくれる。今の自分の状況を認めてくれている気がしました」。

今の会社に入るまで1年10か月間のブランクがあったんですね。

「その間に結婚、出産をしました。且つ、前職の時に並行して個人でやっていた商品輸入の仕事をしていました。輸入販売業はタイと中国にパートナーがいて、メールで依頼して現地で動いてもらうという形態。
弊社もオペレーターやクリーナーはリモートで、出社しなくてもいいんです。多くの主婦がその仕事をしてくれています。長時間働く時間を確保できない方でも働くことができる。子供がいる女性に雇用を生み出せてる部分は入社の決め手になりました。こういう事業体が刺さったんです。主婦の雇用を生み出す仕事にやりがいを感じています」

産後の入社。組織に属そうと思ったきっかけを教えてください。

「働くママになって、雇用主や周囲に対して負い目を感じたことがありました。でも、弊社の面接では8か月の子供がいること、お迎えが18時半だということを伝えても柔軟だったんです。小さい子供がいて使いづらいステータスの人間をよく雇うなって(笑)面接をした時に『子供がいても気にしなくていいんだ』と思わせてくれました。フレキシブルで融通がきくのも良かった。
産後は身体が変わって辛いこともありました。子育ては思い通りにならなくて、滅入ることもあって。会社に入ったことで、気持ちの切り替えができました」

「違いを受け入れあう」会社で働くメリット

株式会社SQUEEZEの社員は多国籍で、ブラジル、カナダ、フランス、台湾など現在は10か国ほど。「違うことが前提。それが分かる人たち同士だから話が早い」。それぞれが別の国に住んで、各々に海外経験がある。「違いを受け入れあおう」という環境で、ママということに負い目を感じず、力を発揮しています。

株式会社SQUEEZEの目指すビジョンが共有できていないと、同じ方向に進めませんよね?

「世の中に新しい価値を生み出すところは各部署で、全社員が共有できています。どこの国籍の人だからできない、ママだからできない、ということはない。みんなが思い描いてることを外に出すことができる。私は産後入社という実績をつくりました。制度として整ってないところも切り込んでいくので、みんなには安心して働いてほしいです」

“違う”からこそコミュニケーションで気をつけていることはありますか?

「日本人同士はやりやすい部分はありますが、良くも悪くも『空気を読む』という風潮はある。その空気を感じたら、考えを文字にして伝えますね。チャットでアウトプットをして相手の意見を確認します。意見を積極的にかわすように心がけています」

働く上で、ママになって変わったことを教えてください。

「仕事命だったんですが、家族を大事にしようと意識を変えました。一度、子供の変調があったんです。子供に『自分に注目してない』って思わせてしまうのはよくないなと考えるようになりました。つい仕事をしてしまうことには罪悪感もあったんです。授乳しながらメールをしていたほどで(笑)
“仕事人間”っていうマインドを切り替えないといけないんだなと痛感しました。今は寝かしつけが終わるまで携帯は見ません。子供がいる前では仕事はしないように心がけています」

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時短勤務で、制約がある中で工夫していることはありますか?

「やらなければならないことの時間を区切って締め切りをつくる。他の社員から相談されて中断される時間を含めても、時間をあらかじめ決めちゃうことです。to doに書いてチェックします」

時短勤務の菊竹さんの働き方が見える、1日のスケジュール

菊竹美古都さんの1日のスケジュール
  1. 7:00 

    起床
    「起きたらまずは朝ごはんの準備をします。家族で一緒に食べて、身支度をします」

  2. 8:00

    出社 

  3. 8:15

    子供を保育園に送り出し(旦那さん)

  4. 9:00

    デスクワーク、ミーティング、たまに外出も。
    「今は緊急対応ができないので、新規事業や他の企業の方とコラボでやるプロジェクトを担当。マーケティング、オペレーターとの掛け渡しもします」

  5. 17:00

    退社

  6. 18:30

    保育園にお迎え

  7. 19:00

    旦那さんがご飯をつくってくれる
    (旦那さんのスケジュールによる)

  8. 20:00

    お風呂、子供に絵本を読んであげる

  9. 21:00

    寝かしつけ
    「子供を寝かしつけた後は旦那と話をしたり、仕事のメールを返したりしています」

菊竹美古都さんのお気に入り
アイテム

シリコンスチーマーです。野菜や肉を入れてチンするだけなので、しょっちゅう使用します。

スポット

川崎ラゾーナの室内にある砂場。天候に左右されずに遊べて、白い砂があります。

サービス

弊社サービス
mister suite

まとめ

「日本式」の詰め込み教育に疑問を感じて海外に飛び出した菊竹さん。
さらにアメリカで就職した日系企業の「日本式」の労働風土に違和感を感じ退職しました。
彼女が感じた「日本式」の疑問や違和感とは何だったのでしょうか?
それは「滅私奉公」を強いる空気感、つまり個を軽視した環境だったのかもしれません。
しかし、そんな「日本式」も変革の時を迎えていると思いませんか?
個が輝ける環境が日本でも増えつつあることは、
菊竹さんご自身が笑顔で勤めていらっしゃることが証明してくれています。

海外経験など遠回りをしたようにも見えますが、
菊竹さん今仕事も家庭も楽しめる心地よい環境にあるのは、試行錯誤を繰り返したからとも言えます。彼女の座右の銘「Done is better than perfect.」が語るように、まずやってみることが大切なのではないでしょうか。
女性は特に完璧を求めがちとも言われますが、
家事も育児も仕事もすべてを完璧にこなそうとせず
「脱完璧主義」で歩みを進めることが大切ですね。

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