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【インタビュー】記者、広報から専業主婦へ。“再就職”ママの経験談
INTERVIEW
Company株式会社LiB(リブ)
Name森澤恭子さん
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【インタビュー】記者、広報から専業主婦へ。“再就職”ママの経験談

産後、職場復帰する女性が増えています。育児と仕事の両立には悩みが尽きませんが、バランス良く両立している働くママがいるのも事実。現在、【株式会社LiB(リブ)】で時短勤務する森澤恭子さん(37歳)にお話を伺いました。

華やかなキャリアを“止める”葛藤「正社員に戻るのは難しいんじゃないかと悩みました」

現在、キャリア女性に特化をした転職支援をする【株式会社LiB(リブ)】で時短勤務している森澤恭子さん。

慶応大卒業後、2002年に【日本テレビ放送網株式会社】に入社。政治部時代は小泉元首相の総理番を務めるなど、報道記者として4年間、第一線で活躍しました。その後、「記者」から「広報」の道へ。

【トレンダーズ株式会社】に転職。中小企業を後方支援するPRコンサルタントを経験し、そこから【森ビル株式会社】に転職。広報として4年間キャリアを積みました。在籍中は2011年に1人目を出産、育休を取得しました。その後、旦那さんの海外留学・転職に帯同してシンガポールへ。華やかなキャリアを積んできた森澤さんはここで正社員をやめる決断をしたのだそうです。働く女性として迎えた大きなターニングポイント。そこには覚悟が必要だったと振り返ります。

「キャリアを“止める”ことには不安を感じました。周りにもそういう女性はいなかったので、一度正社員を辞めると、もう1回正社員に戻るのは難しいことなんじゃないかと悩みました」

最初は別々に暮らすことも考えたそうですが、当時は第一子が生まれたばかり。家族一緒に過ごすため、2012年に退職。家族で1年間、シンガポールで生活を送りました。

「結婚しても自由にやるよ」結婚前にパートナーに宣言した言葉

海外滞在中に第一子の育児に励みつつ、第二子を妊娠。森澤さんは「子供が小さいうちに手をかけられたのは大きい」とおっしゃっていました。その時の苦労は、結果として家族の結束を深めることにつながったそうです。

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シンガポールでどんな生活をしていたのか教えてください。

「コーチングの勉強をずっとしていて、資格を取るためにセッションをしました。子育てに慣れて時間をつくれるようになってからは、ママ友や現地で起業している女性にコーチングをしていました。今後に生きてくるかなと考えていた部分もあります」

子育てに重きを置いた海外生活。当時は再就職のことについて「あまり考えていなかった」という森澤さん。

「ただ、再就職する前に子供はもう一人ほしいなって思いました。結果としては再就職する前に2人目も生まれたんです」

結婚・出産をしても働き続けたいと思っていましたか?

「子供が生まれても働き続けたいとずっと考えていました。大学在学中、『仕事と子育ての両立』を研究テーマにしていたこともあり、ずっと関心があったので。
また母は専業主婦だったのですが、その時代の女性は『結婚したら専業主婦になる』というのが基本で、私は母が主婦業でいろいろと大変だったところを見て育ちました。その影響もあったかもしれません。母は、私が子育てをしながら働いて成果を出したり表彰されたりすると、自分のことのようにとても喜んでくれます」

パートナーにも仕事を続けたいという意志は伝えていたんですか?

「大学の同級生と結婚したので元々対等な関係性。結婚するときにひとつだけ言葉に出して言ったことは、『結婚しても自由にやるよ』と(笑)ライフステージが変わっても働き続けるという意志は伝えていました。結婚してすぐに子供ができたので新婚生活は短かったですね。夫は家事や子育てに物凄く協力的で、週末も勉強会に行ったりネイルや整体に行かせてもらっています(笑)」

「子育てをしながらどうやって働くか」再就職は週3勤務、契約社員からのスタート

帰国後、二児のママとなった森澤さんはゼロからの就職活動を経て、2014年に【株式会社みんなのウェディング】に入社。働き始めは週3の契約社員からスタートしました。

産後の再就職はいかがでしたか?

「先に就職先が決まって、保育園探しに苦戦したんです。娘は比較的近くの保育園に入れたのですが、息子(第二子)がなかなか決まらず。ようやくひと駅離れた保育園を確保し働き始めました。まず週3勤務の契約社員からスタート。月10万円程度の保育料がかかりました。希望通りの保育環境が整わなくても働き始めるっていう若干の覚悟は必要かもしれません。幸いなことに3か月後、4月のタイミングで認証保育園に入ることができたので、そのタイミングで週4勤務に増やしました。子育てをしながらどうやって働くか、ライフワークバランスを模索して働き始めました」

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保育園に預けながら週3〜4勤務の契約社員。経済的なプラスは少ないように見えます。

「4月から認証になってコストは下がり、金銭面が気にならなったといえばうそになりますが、それ以上に働き始めたことに意味がありました。3ヶ月待っていたら2人とも同じ保育園に入れたのは良かった。再就職するときはフルタイムが厳しければまずは週3から働き始めてみるなど、柔軟に考えてもいいと思います」

【株式会社みんなのウェディング】ではその後1年間、週4勤務で育児とのバランスをとって働きました。広報としての経験値があったので、知見を生かした働き方ができたのだそう。

しかし、森澤さんはその環境を手放し、今度は「広報」から「営業」への転身を決意します。

営業職への勇気ある挑戦「ママになってから職種を変えるのは覚悟が必要だった」

未経験だった「営業」に職種を変えたんですね。

「【株式会社LiB(リブ)】は女性のキャリアを支援している会社で、そのミッションに携わりたかったんです。自分の仕事とライフワークを近づけたかった。テーマに合った会社に出会えたので、職種は厭わなかった。結果として営業だったんです」

職種を変えて、どんなことを感じましたか?

「トレンダーズ時代に近い仕事をしていたことがありましたし、基本的に楽観主義なので心配はしていませんでした。でも、後から『ママになってから職種を変えるって大変だな、覚悟が必要だったな』と感じました(笑)
これまで自分が積み重ねたものとはまったく違う仕事。目標数値がプレッシャーでした。周りが出来る人たちばかりなので、制約のある働き方では時間を使ったパワープレーで数字をあげることもできません。最初は新人のように言われたことをすぐに実行に移していました」

華やかなキャリアを経ても、また新人のような気持ちを持てるものですか?

「会社のビジョンを達成するための手段でしかないと思っているので、上司の言葉は素直に聞くことができました。まだまだ小さな会社なので、自分が営業に行くことで少しでも自社のことを知ってもらえる。そういう気持ちが原動力になりました」

共感なさったという御社のビジョンについて教えてください。

“世の中に多様な働き方を増やしたい”というのが弊社のミッションです。現状、働くママは60人中13人。複業制度もありますし、完全リモートから週3出勤にシフトしていった社員もいます。個別事情に合わせて、多様な人が多様に働けるように弊社が先取りして推進しています。個々の働き方というよりも強みを生かしたチームを編成するので、チームを作ってみたらフルタイム勤務はひとりもいなかったなんてこともあります。“多様な働き方”を志向するから、ミーティングへのスカイプ参加などは特別なことじゃありません。上司や同僚とはSlackなどのオンラインチャットコミュニケーションで、こまめにアウトプットを共有しています」

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働くママ、働きたいと考えているママにメッセージをお願いします。

「子供の預け先が不安な方もいらっしゃると思いますが、何かしら道はあるものです。一時的にコストがかかったとしても、短い間だと割り切って子供を預けてみるという選択肢も考えてみてください。
私は今、「割り切る」という気持ちの持ち方をしています。育児も仕事も120パーセントで疲弊しすぎないように意識して、寝るときは寝る。健康も感情面も無理しては続かないので、気持ちの切り替えも大事だなと。継続してバランスよく両立しているママを見ても、その線引きがうまい気がします」
森澤恭子さんの1日のスケジュール
  1. 6:00

    起床

  2. 7:00

    朝食、着替え

  3. 8:15

    夫婦で保育園に預けに行き、一緒に駅へ

    「特別な話をするわけではないですが、大事にしている2人の時間です」

  4. 9:30

    始業

  5. 17:00

    退社→保育園へお迎え

  6. 18:30

    帰宅、ご飯

  7. 20:00

    お風呂

  8. 21:00

    子供の寝かしつけ
    「子供と一緒に寝てしまうことも結構あります」

  9. 21:30

    洗濯、自分の時間
    「新聞を読んだり、日記を書いたり。場合によっては仕事もします。」

  10. 23:00

    就寝

森澤恭子さんのお気に入り
アイテム

shiro】のバスソルト…週末、ひとりで入浴できるときの癒しアイテムです。

スポット

六本木ヒルズ】…昔から私のパワースポットです。カラフルなすべり台がたくさあるロボロボ公園で子供たちは大興奮!

サービス

マイシェフ】…ママ友との息抜き、交流などに活用しています。

まとめ

家族のためにキャリアを“止める”決断、ママになってからの再就職、そして未経験の職種への挑戦。変化を恐れず、新たな環境に飛び込んできた森澤さん。積み重ねてきたキャリアとは異なる営業職の仕事には面食らうことも多く、「子供に見られないように寝室で泣いたこともあります」と明るく笑いながら話してくれました。2人の子供は5歳と3歳。家に仕事を持ち帰ることもありますが、家族のために「切り替え」を意識し、バランスを崩さずにハツラツとした毎日を過ごしています。一度離れた仕事に戻ろうかと葛藤しているママや、悩みを抱えながら働いているママたちも勇気を出して“一歩”を踏み出してみると、視界が開けるかもしれませんね。

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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