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【インタビュー】時短勤務で係長!90名のスタッフを束ねるママのマネジメント術
INTERVIEW
Company株式会社そごう・西武
Name東中川知子さん
ハート 8984

【インタビュー】時短勤務で係長!90名のスタッフを束ねるママのマネジメント術

家事に育児に仕事にと忙しい働くママ。子育てしながらも社会で活躍している女性はどのように仕事と育児を両立しているのでしょうか?今回は娘さんを育てながら【株式会社そごう・西武】に勤務されている、東中川知子さんににお話を伺いました。

現場のたたき上げで20代で係長に

高校を卒業してすぐに新卒でそごうに入社した東中川さん。入社当時から数年間は催事会場の運営を担当。その後は婦人服売り場に異動し、現場での経験を積んでいきます。26歳で結婚、32歳で出産。そして産後8ヶ月で職場復帰されます。

職場復帰のタイミングについてはどのようにお考えでしたか?

「長く休むと現場の感覚や仕事を忘れてしまうんじゃないかという不安があったんです。あまり深く考えずにとりあえず復帰してみて、どれくらいできるか見てみようかなという感じでした。」

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子育てと仕事を両立するペースをつかむためにリーダー職で職場復帰。そして2015年9月には上司からの後押しもあり、再び係長の職に就くことになります。

「育児しながらの時短勤務で係長職についている先輩が身近にはいなかったので、不安もありました。でも一緒に働いているメンバーが、帰る時間を気にしてくれたりといつもサポートしてくれるのでとても助かっています。」

大切にしているのは否定しないこと、共感すること

現在は婦人服飾部でエレガンスサロン係の係長を務める東中川さん。23ブランドを扱い、80〜90名の販売員の教育、育成、売り場の管理などを担当されています。担当フロアはエレガンス層(比較的年齢層の高い)女性ブランドのため販売員さんも年上で、販売歴も東中川さんより長い方が多いそう。

現場でとくに意識していることはありますか?

「販売員さんのことを否定しないようにということはいつも意識しています。皆さん販売のプロなので否定することはせずに、それぞれの考えを理解して尊重した上でこういう考え方や接客もあるんじゃない?というような話し方をするようにしています。」

係長職でありながら時短勤務をしているということで特に気をつけていることなどありますか?

「一緒に働くスタッフとはコミュニケーションを常にしっかりとるようにしています。私がいなくても現場が回るように、伝達事項や情報を共有できるノートがあるのでそれを活用しています。ノートにかけないことはメールで引き継ぎをしたり、進捗確認は必ず毎日するようにしています。」

職場でも前例のなかった、子育てをしながら時短勤務での管理職業務ということで若い人も意識を変えてもらいたいという東中川さん。

「これから結婚をして子供を産む若い人たちにも、私が働く様子を見て子供を育てながらでもできるんだよということを感じてもらえたらいいなと思います。」

取材時にフロアで撮影していると「素敵ですよ!」という声が聞かれ、販売員さんの方々から慕われている様子がうかがえました。

仕事も家庭も大切にする工夫

現在は8時45分から16時30分までの時短勤務をしている東中川さん。保育園に行くまでの時間を大切にしていると言います。

「自転車で行くとすぐなんですが、あえて歩いて行くようにしています。道端の虫を見たり、いろいろ話したりしながら娘と一緒に過ごして楽しむ時間にしているんです。」

higashinakagawa07▲「何をみつけたのかな?」登園時間が貴重なコミュニケーションタイム

子育てをするようになって仕事の仕方に変化はありましたか?

「子供を産む前は、終わらなかった仕事を持ち帰って自宅で仕事をしたりしていたんですが、子供が生まれてからは仕事を持ち帰るのは一切やめました。仕事をしている時間がないというのもありますが、退勤後や休みの日は子育てに専念するようにしています。」

全てをやろうとせずにできないことがあってもしょうがない、と割り切ることにしたという東中川さん。

higashinakagawa06▲休日は子育てに専念。家族との時間を大切にしている東中川さん

「食事でも手の込んだ料理は諦めて、手早く簡単にできるものにしたり。家事も全てを完璧にこなそうとするのでなく、できる範囲でやるようにしています。」

休みの日に作り置きして数日分の食事を用意しておくなど、家事でもしっかりと時短の工夫がされています。

限られた時間で成果を出すために気をつけていることはありますか?

「時間が制限されているので、勤務時間中はすごく集中して取り組むようになりました。計画的に進めていても、子供の病気や接客対応など突発的なことが起こるので、締め切りギリギリではなく、なんでも早め早めに終わらせるように心がけています。」
東中川知子さんの1日のスケジュール
  1. 4:20

    起床して身支度、朝食

  2. 5:20

    子供を起こす、お着替えなど準備

  3. 6:30

    保育園へ向かう

  4. 7:00

    保育園到着

  5. 8:45

    出勤

  6. 16:30

    退勤

  7. 17:20

    お迎え

  8. 17:40

    帰宅

  9. 18:00

    夕食

  10. 18:30

    入浴、洗濯

  11. 19:00

    洗濯物を干す、子供と遊ぶ

  12. 20:00

    寝かしつけ

  13. 21:00

    就寝

東中川知子さんのお気に入り
アイテム

スマホのカメラ:保育園の配布物など写真にとって見るように。荷物も増えないので便利です。

斜めがけバッグ:荷物が多くても両手が空いているように。

スポット

ペットショップ:子供が動物好きでとても喜ぶので。

サービス

そごう千葉店の【プレママステーション

6階ベビー用品売場に、助産師さんに相談できるコーナーを設けています。

セブン&アイグループの女性活躍推進に対する取り組み

東中川さんが気負いなくマネジメント職にチャレンジできている背景には、働きやすい職場環境があるようです。(株)そごう・西武が属するセブン&アイグループでは、出産・育児について従業員の知識や理解を深めるための「ダイバーシティ・マネジメントハンドブック」が配布されています。(株)そごう・西武でも「出産・育児支援ハンドブック」が社員に配布されるなど、女性が働きやすい環境を整えるためのツールが多数導入されています。

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また、セブン&アイグループ全体で「ダイバーシティ推進プロジェクト」というものがあり定期的にセミナーなども実施されているそう。

「管理職層・非管理職層、男性社員・女性社員で立場や悩みも違うと思うので、働くパパ向けや、女性管理職向けなどそれぞれに合ったコミュニティごとにセミナーを継続的に実施しています。」

出産・育児系では、育休中や復職への不安を抱えている社員に向けて、「出産・育児休職ママ座談会」が開催され、託児ルームも用意されているとのこと。

他にも育休復職者向けには、仕事と育児の両立への不安解消とモチベーションアップを目的としたDVDを作成。パパ向けのイクメン推進プログラムがあり、子育て中の男性向けセミナーを実施するなど積極的な取り組みがなされています。

東中川さんも社内のセミナーには積極的に参加するようにしているそうです。

「セミナーでは改めて再認識することも多くて、学んだことが納得感や自信につながり接客現場での仕事にも活かすことができています。」

まとめ

「育児しながらの時短勤務で係長職についている先輩が身近にはいなかったので、不安もありました。」という東中川さん。“ロールモデルがいない”ことは、働く女性・働く母の悩みとしてよく話題にのぼるテーマです。しかし、前例がないということは、逆に“こうでなくてはならない”という型や既成概念に縛られなくてもいいということでもあります。トライアンドエラーを繰り返しつつ、その時のベストな道を選択し続ける。東中川さんのように肩の力を抜いて、できる範囲で頑張るというスタンスも大切なのではないでしょうか。

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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