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【インタビュー】2度目の育休を取得中のパパが考える子育てとキャリア
INTERVIEW
Companyグリー株式会社
Name森田想平さん
ハート 9568

【インタビュー】2度目の育休を取得中のパパが考える子育てとキャリア

仕事をしながら育児にも積極的に参加するパパは、キャリアと育児についてどのように考えているのでしょうか?今回は【グリー株式会社】に勤務され、現在は2度目の育休取得中である森田想平さんにお話を伺いました。

パパが育休を取得したワケ

2013年に奥さんの妊娠が発覚し育休を考えるように。そして2014年1月中旬から7月中旬までの約6ヶ月間、1度目の育休を取得します。奥さんから特に要望があったというわけではなく、森田さんから育休の取得を切り出したそうです。

育休を取得しようと思ったきっかけは?

「以前から子供を育てたいという気持ちがずっとあったというのが大きいですね。母が保育士だったこともあって、“育児”に興味があったんです。あとは先輩パパの話を聞いていて奥さんがひとりで子育てをするのは本当に大変だという話を聞いていたので。」

育休の取得について上司の方に相談した時はどんな反応でしたか?

「社内でもすでに育休を取得している男性社員は何名もいたので、普通に受け入れてもらえました。」

育休を取得する男性はどのくらいいらっしゃるんでしょうか?

男性の育休取得者はここ3年間で19名です。女性の育休取得者は46名なので、他の会社と比べるとかなり男性の比率は高い方だと思います。」

社員のライフステージの変化に合わせて働きやすく仕事に集中しやすい環境を作るための制度作りには積極的に取り組んでいる会社とのこと。育休を取得するパパや時短で働くママも多いとのことで、育休を取得しやすい環境が整っているようです。

GREE family supportとして、子供が小学校を卒業するまでの時短勤務はもちろん、家族の病院付き添いや妊娠中の健康診査で使用できる特別休暇なども認められています。保育園料補助など金銭面でのサポートもかなり充実しています。また公式の部活動として「パパママ部」があり、月に1回程度アウトドアやランチ会を開催しているそうです。

GREEFMD▲「日頃社員を支えてくださっているご家族に、感謝の気持ちを伝えたい」という思いから始まったファミリーデーは昨年で3回目を迎えた

ワークライフバランスの取りやすいエンジニアという職種

大学ではビッグデータについて学んでいたという森田さんは、2009年4月に【グリー株式会社】 にデータマイニングエンジニアとして入社します。当時データ解析を重視している企業はまだ少なかった中で、そこに重きを多いているグリーに魅力を感じたとのこと。

育休取得前までは開発本部でデータ分析のためのシステム構築を担当するエンジニアとして活躍されていました。

「エンジニアは仕事をしている時は忙しいですが、会社に行かなくても職業的知識をキャッチアップしやすいので、長期の休みをとっても戻ってきやすいというのはあると思っています。学習の仕方や求められるレベル感というものは一度働いてみないと分かりづらいですが、そこを把握した段階で休職に入れば、あまり焦らずに日々を過ごすことができると思っています。特に、グリーのエンジニアリング環境はかなりシステマティックになっているので、予測が効きやすいというか、ワークライフバランスが取りやすい環境だと思います。」

そして現在は、2017年1月から2017年3月までの予定で2度目の育休を取得中。1度目と2度目の育休では会社での立場やビジネスの状況が違うことで、気持ちもかなり違うそうです。

「ちょうど今は新しいサービスや商品がどんどん開発されているので、戻った時にすぐにキャッチアップできるかなという不安はありますね。自分が育休を取得したことで部下にしわ寄せがいってしまっていることや、上司が何ヶ月も育休をとっていることでモチベーションが下がったりしないかなという懸念もあります。」

男性が育休を取得することのメリット

育休を取得するにあたって、職場ではどんな工夫をされたんでしょうか?

「基本的なことですが、社内ツールのWikiやスプレッドシート、チャットツールを利用して情報共有を徹底するようにしました。あと普段からロードマップを3ヶ月に1度作成し直しているんですが、育休の取得前に見直してタスクの優先順位などを確認し合いました。」

GREE
育休中のためにチームで情報共有や仕事の明文化を徹底したことで、細かいタスクの棚卸しができたりいろいろなことがクリアになって仕事でもプラスになることがあったそうです。

育休を取得して変わったことはありましたか?

「家庭だと妻のように子育てをすることができないんですよね。妻からこうしてと言われても、何度も間違えたりしていつも怒られていたんです。そういう経験をしてからは、会社で部下が指示したように仕事ができないことがあってもそれが理解できるようになったんですよね。」
「例えば、食材の買い物を頼まれた時。妻は買ってきて欲しいものをちゃんと書きだしてリストを渡してくれる。リストの中に“絹さや”があったんですが、『ま、無くてもいいか』と思って買っていかなかったんです。これが仕事だったらあり得ないですよね(笑)

子供は授かりものという自然の摂理を忘れがちな現代

理想の家族や父親像について質問をすると最近読んだ本について話してくれた森田さん。

「子供は授かるものと考えられていたけど最近は計画出産などで子供を作るという考え方になっていて、子供を作るという考え方だと子供にこうなってほしいと思いやすくなると書いてあるのを読んでなるほどなと思ったんです。親は子供にこうなってほしいと思いがちだと思うので、それをなくさないといけないなと感じました。」

41hj1gU3mNL._SX298_BO1,204,203,200_▲「子どもが育つ条件―家族心理学から考える」

こんな父親になりたいというイメージはありますか?

「男性は大きい声を出したりするとかなり威圧的な印象になるので、自分の主義主張を押し付けないようにしようとは思っています。」

理想の夫婦関係はどんな関係ですか?

「どんなことでも対等でありたいですね。育休中に家計を見直して気づいたんですが、金銭的な面でも奥さんはいろいろと考えてやりくりしてくれているのに自分はあまり気にせず使っていたなと反省したんです。家庭のことは奥さんがするとか役割分担をしがちなんですが、あまり固定化せずにフレキシブルにしていきたいです。」

現在は育児に専念してくれている奥さんは陶芸に対する夢をもっているので、時期がくればそれにトライしてもらいたいと思っているそうです。

育休中パパのおすすめアイテムやサービス

森田想平さんのお気に入り
アイテム

Chromecast Ultra」:スマホにつなげば、Youtubeや写真などをテレビで見られるデバイス。子供にスマホやパソコンを触らせないで見せたいものだけ見せられるのでおすすめです。

スポット

横浜美術館:「子供のアトリエ」というイベントが開催されていておすすめです。子供がいろいろな創作体験ができるイベントで、予約がすぐいっぱいになってしまうくらい人気のイベントです。

サービス

ファミリーサポート:
いつも利用していてとても助かっています。

まとめ

厚生労働省が毎年実施している「雇用均等基本調査」平成27年度データでは男性の育休取得率は2・65%。調査を開始した1996年以来最高の取得率とは言え、やはり男性で育休を取得するのはまだまだ少数派です。さらにその取得状況についてデータを見ると、休暇取得日数「5日未満」が約6割。半年以上の期間、育休取得している男性は、男性育休取得者のうちの3%程度に留まります。つまりパートナーが出産した男性のうち、育休を半年以上取得したのはわずか0・08%程度というのが現状です。

男性が育休を取得できる制度は整っているにも関わらず、長期取得者が増えないのは何故なのでしょうか?「キャリア形成においてマイナスになるのではないか?」と、男性自身が不安を抱いているのではと予測できます。森田さんがインタビューで答えてくださったように、育休は自身の仕事について改めて振り返る良い機会とも言えます。育休時に普段は手をつけられない書籍などを読むなどスキルアップの時間をとることもできるかもしれません。
男性のキャリア形成において必ずしもマイナスになるとは限らないのではないでしょうか。

最近は、男性社員が育児休業をとったり、育児支援目的の短時間勤務やフレックス勤務を活用したりすることへの妨害する【パタハラ】も問題視されています。グリー株式会社のように、制度だけではなく、男性も女性も子育てに参加しやすい企業風土を育てることも大切ですね。

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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