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ミドリムシで人と地球を健康にする注目企業、株式会社ユーグレナ取締役が語る幸福論
INTERVIEW
Company株式会社ユーグレナ
Name永田暁彦さん
ハート 2432

ミドリムシで人と地球を健康にする注目企業、株式会社ユーグレナ取締役が語る幸福論

ライフスタイルや働き方が多様化し、今後はどんな社会になるのでしょうか。これから自分自身はどのような力を身に着けるべきなのか、またどんな子育てをすればいいのか模索している方も多いと思います。そこで今回は、【株式会社ユーグレナ】財務・経営戦略担当 取締役の永田暁彦さんに経営者として、ビジネスパーソンとして、子を持つ親として、「これからの時代に求められる力」について伺いました。

自分の才能を社会問題の解決に使う

ミドリムシを中心とした微細藻類に関する研究開発および商品開発をしている、【株式会社ユーグレナ】。ミドリムシの高い栄養素を活かした機能性食品や化粧品の開発・販売を手がけています。ミドリムシの特性は、二酸化炭素の排出削減やバイオ燃料などにも有効利用が可能。「人と地球を健康にする」という理念のもと、栄養不足の問題や環境問題など様々な問題解決のために、多角的なプロジェクトが展開されています。

御社ではどのような人材を求めていますか?

「先進国における人の健康と途上国の貧困問題や栄養問題、地球環境問題を解決するための事業を行うという考えに共感できているかということを重視しています。それが全てです。
自分の能力を自分のお金を稼ぐためだけに使ってしまうと、人類の進化をとめることに繋がると思っています。自分たちの能力を地球や人類のために使うというフィロソフィーであってほしいです。会社としてもちろん売り上げをあげることは大切ですが、それ以上に社会課題の解決に興奮できる人がいいですね。」

企業理念を根付かせるために工夫されていることは?

「ユーグリズムという行動指針を設けています。毎週の朝会で役員がユーグリズムに則して行ったアクションを発表したり、ユーグリズムに合った行動をしている人を表彰する制度もあります。表彰された人はバングラディシュへ行けたり。理念に合った行動をすれば、自分にもいいことがあると感じてもらえるような仕組みづくりが大事だと考えています」

▲ユーグレナGENKIプログラムとして、バングラデシュの子供たちの栄養失調問題を解決に向けた取り組みが行われている。

表彰されるのはどんな方ですか?

「売り上げが高いかどうかではなく、理念に合った行動をしているかどうかが評価につながります。どんな成果をあげたかということではなく、存在感なんです。誰かが相談にきたら嫌な顔ひとつせずに笑顔で引き受けてくれるなど、常に明るく前向きな人が評価されています」

これからの時代に求められる人材、能力

働き方が多様化する現代において、求められるスキルはどのようなものだとお考えですか?

「効率性ですね。リソースを増やして成果を伸ばすのではなく、思考やアイデアで成果をどれだけ伸ばすことができるかということです。お金も時間も増やさずに成果を伸ばせる人ということですね。それができる人が、効率的に仕事ができる優秀な人だと思います。」

「多様性について少し言及すると、働くママだけではなくいろいろな人がいる。親の介護を抱えている人もいれば、僕だって、いつ交通事故に遭って半身不随になるかもしれない。

今、行きたいと思っているライブがあるんですが、行くには会社を休む必要があるんです。それが実現できるかどうかもとても大切なことだと思うんです。そのためには仕事を自分一人で抱えずに全員とシェアできている状況を作らないといけないし、自分がいなくなっても業務に支障がでないように、会社も自分も準備をしておかないといけない。生物に例えると、一人一人が細胞として独立していながら、他と有機的に繋がって効率的に仕事をする。そうすれば自然とそういった環境はつくれると思うんです」

そのような環境を整えるためにどんなことをされていますか?

「働き方を選択できるようにすることが重要だと思っています。働く場所、時間、期間を個人が選べるということです。転勤を拒否できたり、専門性が高ければマネジメント職でなくても給料が上がるようにしています。労働時間も長ければいい、短ければいいということではなくて自由であるべきだと思っていて、就業時間は2時間まで前にずらせるようになっています」

ボランティア活動やスキルアップのために学位を習得した人が戻ってこられる環境も整っているそう。こうした環境ならより多様な人生設計ができそうです。

子供たちが培うべき力とは

今年ご長男をもうけられた永田さんに、今の子供たちに培って欲しい力についても伺いました。

「幸せになる力が大事だと思っています。お金があれば不幸は回避できるけど幸せになれるわけではないですし、学歴があれば職業選択の機会は増えるけれど幸せになれるとは限りません。他人の価値観を受容しつつも、まわりの価値観に左右されない子になってほしいです。

社会やメディアで提示されている「幸せ」にとわられないで、自分なりの価値観を持ってほしいと思っています。そのために大切なのは、多様な経験をすること。場所、人、知識の3つの軸で様々なことを知ることで、自分の現在点と社会の広さを知ることができるんです」

永田さんの考える「幸せ」とは?

「誰かと比べて不足している思うことが不幸せの始まりなので、自分が満たされていると知ることです。そのためには、まわりの人や社会の幸せの概念に縛られないことが大事。自分にとっての幸せは何かということをわかっていることが大切だと思います。そのために自分は子供に何をしてあげられるか考えています。得意なことを見つけてあげようとすると結局お金と勉強につながることに行き着いてしまいがちなので、そうならないように心がけていますね」

永田さんご自身が【幸せ】と感じるのは「新鮮な野菜を買いこんで、妻と料理をしている時間」と言います。「固定概念に縛られないように、子供にできるだけいろいろな体験をさせてあげたいという」思いを早速実践されています。

まとめ

幸せになるためには、自分なりの価値観を持つことが大切と語った永田取締役。一見とても当たり前のように思えますが、私たちは自分の価値観をしっかりと認識しているでしょうか?他者と比較するのではなく、他者を否定するのでもなく、自分以外の誰かの価値観や生き方・置かれた状況などを認めつつも、自身の価値観を貫くということができているでしょうか?改めて、自分の大切なことは何かを見つめなおすことが必要だと感じさせられました。

仕事や職場選びも、「幸せになるため」の延長線上と言えます。自分の価値観にあった仕事に就くことは、納得感をもって働きモチベーションも維持するために重要と言えそうです。複雑化する社会の中で株式会社ユーグレナが躍進を続けているのは、「人と地球を健康にする」という価値観に賛同した者が集まっているからと言えるのではないでしょうか。

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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