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カフェ併設!キッズデザイン賞を受賞した“オトナな保育園”てどんなところ?【前編】

年末年始の認可保育園申し込みを前に、近隣の保育園の環境や運営体制、教育方針などをリサーチするママも多いのではないでしょうか。子供達が安全に思い切り走り回れる広々とした遊び場が欲しい。最先端の教育にも触れさせたい。食育にも気を使って欲しい。大切なわが子が毎日通う保育園へ望むことは多岐にわたります。そんな親心に高いレベルで応えている【茶々そしがやこうえん保育園】を取材しました。

世田谷区祖師谷公園の一角に佇むスタイリッシュな建物。一見して保育園と思えない【茶々そしがやこうえん保育園】ですが、特徴はそのデザイン性だけではありません。取材から見えてきた園のポイントをご紹介します。

ポイント①公園内保育園
東京都の待機児童は全国で最も多いと言われています。ですが地価が高く、保育園を新設する用地の確保が難しいという課題がありました。そこで注目されているのが「公園内保育園」で、「茶々そしがやこうえん保育園」もその1つです。公園内にあるので、施設を出ればすぐに子供達が思い切り走り回ることができて嬉しいですよね。

ポイント②近隣への配慮も万全
施設内に入ってすぐ気になったのは、建物の東側には「窓がない」こと。施設の東側は住宅地が広がっており、子供達の声が住宅の方に伝わりにくくなるように配慮された作りになっているのです。その分、光を十分に取り入れるために天窓も設置されており、園内は明るく開放的です。
さらに、保育園内に無料で利用できるカフェが設置されていて、保護者だけではなく、近隣住民の方々が自由に利用できるようになっています。

ポイント③ICT教育に注力
園内には数台のタブレットが用意されているほか、映像を映し出せる4Kプロジェクターが設置された「クリエイティブルーム」があります。これらのデバイス・空間では単に教育動画を視聴するのではなく、他の園のお友達とLINEで繋いだり、Google Earthを使って知らない土地について調べるなど、インタラクティブに活用されています。

ポイント④食育にも配慮
3歳児以降の幼児クラスの給食はビュッフェ式ランチスタイルを取り入れています。子供達が自分でメニューや食べられる量を考えて取り分けることができるようになるといいます。

子供達を育てるのはIdea Creatorや言葉コンシェルジュ

実際の現場では、どのような方針で日々の保育にあたっているのでしょうか?主任保育士の最上秀樹さんにお話を伺いました。インタビューにあたってまず驚いたのが、渡された名刺。肩書には保育士ではなく「Idea Creator」と書かれています。他にも「言葉コンシェルジュ」など、スタッフそれぞれの得意な分野に基づいた肩書きがついているのだとか。

茶々保育園グループのコンセプトとなっている“オトナな保育園”とはどういう意味なのでしょうか?

子供を必要以上に子ども扱いせず、同じ人間として対等に接するということなんです。子供たちも私たち保育士も同じ人間。ですので、当園では保育士を“先生”ではなく、下の名前で呼んでもらっています。“先生”と呼ぶことで上下関係や権威・威圧感が生まれてしまうのを防ぐためです。保護者の方からも名前で呼んでもらっていて、距離が近く感じます。僕も“ひできさん”と呼ばれています。

なるほど。子供たちにも自分を“1人の人間”であると自覚し、尊厳を持ってもらうということなのですね。下の名前で呼ぶ以外に、どのような取り組みがありますか?

多くの園では、“みんなで同じことができること”の大切さを習得するために、一斉指導をされることが多いと思いますが、茶々では自分の発言を受け止めてもらえるという経験を大切にしたいと考えています。そのため、毎朝「モーニングトーク」という時間を設け、子供たちに意見や思いを発表してもらう場を設けています。子供同士がケンカした時には“子供会議室”に入ってもらい、当人同士でケンカの原因やどうすればよかったかと考えてもらうようにしています。

難しいことを言わなくても、そうやって互いの意見や個性を確かめることで「皆、同じでなくて良い」ということを自然と理解しているようです。人間なので、どうしても苦手な相手がいたとしても、それを排除するのではなく、いかに心地よい関係性を築けるかという術を体得していってくれるといいなと考えています。

1人1人の個性や自主性を重んじることで、自ずとダイバーシティ感覚が育まれているんですね。秀樹さんは子供たちと接する際にどのようなことに気を付けられていますか?

子供の心の本質を見つめるようにしています。例えばお部屋で走り回る子供がいたとします。その子を「走ると危ないよ」と叱ることは簡単です。でも茶々の保育園ではそうせずに、なぜこの子は走るのだろう?と考えます。もしかすると、その子の興味を引くおもちゃがないのかもしれない。で、あれば保育士がとるべき行動は叱ることではないですよね。一人ひとりの成長・発達を見極め、「保育士」としての専門性を十分に発揮することに努めています。

▼おもちゃや掲示物もスタッフの手作りのものが多い

「保育園が楽しい!」子供たちの変化

実際に【茶々そしがやこうえん保育園】に通われているお子さんの保護者の方にもお話を伺いました。

開園してから半年ほど。園の印象やお子さんの様子はいかがですか?

「うちは保育園に通うのは初めてで、親子分離に慣れていなかったせいか、通い始めた頃は自分の思い通りにならない事にいら立ちを覚えて、お友達に対して攻撃的になってしまったこともありました。今ではすっかり慣れ、笑顔で通っています。やはり、公園の中にあるということで、思い切り体を動かして心も体も発散できているのだと思います。」

「スタッフの方とのコミュニケーションツールが紙の連絡帳ではなくてスマホアプリの【kidsly】なのですが、時間が空いた時に連絡事項を投稿しておけるのでとても便利です。保護者もスタッフも子供の様子を文字だけでなく写真も添付してやり取りができるのもいいですね。帰宅してからの子供との会話も弾みます。」

▼入園時、1人1人に手作りの人形「Myドール」がプレゼントされる

他園から転園してきたお子さんの場合はどうでしょうか?

これまで通っていた園と比較して感じることはありますか?

「これまでは別の認証保育園に通っていました。これまでの保育園のイメージとは全く違っていて驚きました。まず解放感ある建物が素敵ですよね。室内にはタブレット端末があったりクリエイティブルームがあるなど最先端な教育環境がありつつも、一歩外にでれば自然が広がっていて、どちらも楽しめるのがいいですね。
前の園に通っていた時は登園を嫌がることがあったのですが、この園に移ってからは通うのがとても楽しいようで嫌がることがなくなりました。」

「私個人としては、子供向けのキャラクターグッズが苦手で 笑。インテリアの中にキャラクターグッズがあるのはあまり好ましく思わないのですが、こちらの園では果物を切って乾かしたドライフルーツをオーナメントにするなど、とてもセンスがいいなと思います。親として教えてあげたい、けれど時間がなくてきていなかったことを実践してくれていて本当にありがたいです。」

まとめ

オトナな保育園。一見、奇をてらったようにも聞こえるコンセプトですが、子供も大人も1人の人間として大切にするというものでした。園児が安心・安全に自分らしく成長できることはもちろん、保育士・調理師などのスタッフ、保護者、近隣住民の方々など園に関わる全ての人を尊重されていて素晴らしいですね。

後編では茶々保育園グループCBOのおちまさとさんのインタビューを公開します!

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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