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保育士てぃ先生にインタビュー!保育士は誰でも出来る仕事?

ホリエモンこと堀江貴文さんがTwitterでつぶやいた内容が、大きな波紋を呼んでいます。

これに対し、現役保育士でTwitterフォロワー43万人以上を誇るてぃ先生は、保育士の専門性について言及しました。

この問題が論議を呼ぶ数日前、ママプラ編集部では『渋谷でママ大学』に登壇したてぃ先生にインタビューを実施しており、「保育の現場」について話を聞きました。

保育の現場が抱える課題とは

▲イベントは超満員。熱心にメモをとるママも。

てぃ先生は講演活動や出版などにも精力的ですが、普段は保育士のお仕事をされているのですよね?保育士の方々の労働条件があまり良くないということを耳にしますが、実際どうなんでしょうか?

「保育士たちは日々毎日を無事にこなすことに精一杯で、心の余裕が持てない場合が多いのは事実ですね。
保育士は国家資格を持っている【子育てのプロ】です。しかし忙しさのあまり、残念ながらプロとしての専門性を発揮できている方はあまり多くないかもしれません。例えば お椅子に乗った子供がいたとします。『危ないから降りましょう』という声がけをするだけなら、プロではない方でもできますよね。『この子はなぜ椅子に登ったのか?』を考え、聞き出し、それに応じた対応をするのが保育士として本来あるべき姿だと、僕は思います。」

なぜそのような状況に陥ってしまうのでしょうか?

「そもそも専門的なスキルを向上させたり、知識をアップデートするような教育体制がない職場が多いんですよね。一般企業の場合、新人教育の耐性が整っている職場も多いと思います。外部から講師を招いてお金をかけて研修する場合も少なくないですよね。でも、保育園では先輩保育士がOJTリーダーとして段取りなどを指示する程度で、若い保育士達は見よう見まねで経験を積むことがほとんどです。先輩保育士も子供を教育することは学んでいても大人を教育することやマネジメントすることは知らないことが多いんです。
ここ数年は民間の参入が増え、『顧客満足』の視点で運営されていてずいぶん変化があったと思います。」
「あとは、保育士1人1人の意識の持ち方にも問題がある場合もあると思います。」

保育士の方々のモチベーションが低いということですか?

そこも、個人の問題というより環境に起因するかもしれません。保育士業界自体が夢を描きづらい構造になっているのが問題だと思います。長い年月、現場の保育士として経験を積んでやっと主任に。さらに長年勤めて副園長や園長になる。
園長になるのはずーーーーーっと先。しかもがんばってもキャリアハイは園長くらいしかない。しかも、その園長職も魅力的かと問われれば、うーんと考えるもの。
なかなか、高い志を持って専門性を磨き続けるだけのモチベーションを保ちづらいのが正直なところだと思います。僕はその状況を変えたかった。僕の活動によって保育士のマインドに改革を起こすことができれば。」

てぃ先生のご活躍は、アメリカンドリームならぬ保育士ドリームですよね。

「いま僕は、現役の保育士として勤務しながら、複数の保育園と顧問保育士として契約しています。新しい保育園を作る際の監修をしていたり、別の園では保育士の研修にあたっていたり。専門的な知識と技術を高めていけば、色々な可能性があるということを証明したかった。
twitterを始めた頃は今のこの状況は思い描けてはいなかったですが、夢をもってもらえる存在になりたいという思いをもって活動をしてきました。同じような志を持つ方は、ぜひ続いてほしいと思いますね。」

今の子供は疲れている?!

周囲に夢を与える保育士てぃ先生がお考えになる「これから子供達が育むべきチカラ」とは?

「子育てっていつの時代も【生きるチカラ】を育ててあげることだと思っています。そのチカラを養うにあたって、親御さんに心がけていただきたいなと思うのは『時間と心の余裕を持ってほしい』ということです。

▲参加者に「心に余裕を」と訴えるてぃ先生。

失敗して辛い思いや少し痛い経験したからこそ上手くできるようになることもありますよね。だから、失敗するだろうなとわかっていても敢えて手を差し伸べないことも大切だと思うのですが、時間に余裕がないとついつい親が先回りしてやってしまう。親がやった方が早いから。

起きてから急かされて急かされて急かされて…。保育園に到着した時点で疲れてしまっている子供ってとても多いんですよ。お仕事も育児も家事もあって、自分の時間も大切ですし、なかなか大変と思うのですが、15分でいい、少し早起きして時間の余裕をもってあげて欲しいなと思います。」

まとめ

アメリカンドリームならぬ保育士ドリームを掴んだてぃ先生。しかしそれはまぐれや偶然ではなく、保育の現場に潜む構造的な課題を解決するためにこつこつと行動を起こした結果でした。「保育園落ちた、日本死ね」ブログなど、個人の発信が大きなムーブメントとなる事例も増えています。慣習やなれあいを「当たり前」と捉えず、声をあげれば社会は動かせることもある。「声をあげる」ことも生きるチカラと言えるかもしれません。

『渋谷でママ大学』は元・ビリギャルの小林さやかさんプロデュースで開催されたイベントです。イベントの様子はぜひ小林さんののブログレポートをご覧ください。
https://ameblo.jp/kobayashi-sayaka/entrylist.html

ママプラ編集部

ママプラ編集部は全員ママとパパ。子供たちと過ごす日常をより面白くしたいと日々考えています。

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