虫刺され対策は子供も安心なアロマが最適!手作りの“虫よけレシピ”を教えます
夏場はどんなに気をつけていても虫刺されに悩む時期。特に小さな子供は使える薬が限られていたり、痒みを我慢できずに悪化させてしまったりと肌のトラブルが耐えません。大きく腫れた肌を見るとこちらまで辛くなります。
市販の薬が合わない、または、敏感肌の子供をお持ちのママには自然成分のアロマオイルを使ったスプレーやクリームがおすすめ!
市販品もたくさんありますが、材料さえ揃えば簡単なので手作りしてみませんか?
虫が嫌がるアロマの香りはコレ!

アロマグッズ売り場やショップで精油として売られているエッセンシャルオイルには実は虫が嫌がる成分が含まれている香りがいくつかあるんです。
シトロネラ、レモングラス、ゼラニウム、レモンユーカリ、ペパーミント。
柑橘系や少し鼻につく爽やかな香りが多いです。
虫除けで1番有名なのはシトロネラですが、癖があって苦手だと感じる方はレモングラスあたりが嗅いだことのある香りなのではじめやすいかもしれません。
オイルは複数混ぜて使うこともできるので、効能や自分の好きな香りを選びながら2種類くらいは混ぜて使ってみることをおすすめします。
1番簡単な虫除けスプレー「ハッカ油スプレー」

アロマオイルなんて全然わからない!というママに、1番簡単なのはハッカ油を使ったスプレーです。
蚊だけでなく、蜂やアブ、そしてダニやゴキブリなども防げてしまう優れものなんです。
ハッカ油は天然成分で食用にも使われているので赤ちゃんが万が一舐めてしまっても安心。また、ハッカなのでつけた後すーっとした清涼感が気持ちが良いんです。
虫除けとしてこまめに使うのはもちろん、暑いなぁと感じた時にも筆者はよく自分に振りかけています。
用意するものは、スプレー容器と、ハッカ油、無水エタノール、精製水の4つ。
容器はPS(ポリスチレン)素材のものだと溶けてしまうので購入の際には注意しましょう。
薬局やアロマショップに行けば手に入るものばかりですが、アロマ初心者はネットでまとめて買ってしまう方が安いし探す手間も省けますよ。
■作り方(スプレー容器100mlの場合の割合です)
①まずスプレー容器の下から10分の1の量のところに印をつけておきます。(10mlのエタノールが入りますが、初心者には量る道具もないし面倒なので)
②ハッカ油を5滴と印をつけたところまでエタノールを入れて蓋をし軽く振って混ぜます。
③精製水を満杯まで入れ、もう一度蓋をして軽く振って混ぜたら完成!
肌につける際は必ず1箇所に使用して様子を見てから使いましょう。
肌につけるのが心配な方はベビーカーや洋服にかけるといいですよ。
自分だけのアロマ虫除けスプレーを作ろう!

アロマに興味のある方は専門店で香りを実際に嗅いでみて、2~3種類オイルを購入するのがおすすめです。
1人でいくつもの香りを嗅いでいると嗅覚がおかしくなりかなり悩むので、知識のある店員さんのいるお店でアドバイスをもらうといい香りの組み合わせを提案してくれますよ。
作り方はハッカ油スプレーと全く同じ。
ハッカ油の代わりに自身でチョイスした精油を好きな配分で合計10滴以内になるように入れます。
筆者は虫除け効果の高いシトロネラにラベンダーを数滴加えて使用しています。
後述しますが手作りアロマは長持ちしないので、我が家ではラベンダーの安眠効果を利用して、寝室で虫除け兼アロマテラピーにたっぷり使用しています。
精油をきちんと選べば使用用途が広がるのも市販にはないメリットですね!
虫に刺されたら手作りアロマクリームで治そう

さてこれまでは虫除けをメインにお話してきましたが、虫に刺された時に塗るクリームも精油を使って作れるんですよ。
用意するものは、みつろう2g、ホホバオイル10ml、精油合計2滴、耐熱容器、かき混ぜるもの、鍋、クリームを入れる容器です。
みつろうやホホバオイルはアロマ専門店に行けば手に入ります。
■作り方
①陶器などの耐熱容器にみつろうとホホバオイルを入れ、弱火で湯せんしながら割り箸などで溶かします。(私はこのくらいの少量であれば、沸騰させた湯を鍋に用意して、火を止めた状態で湯せんして溶かしています)
②全部溶けたら保存容器に移して混ぜながら熱を冷まします。
③白くなってきたら祖熱が取れているので、ここで精油を入れてよくかき混ぜます。
④しばらく置いて固まったら完成!
ホホバオイル以外にスイートアーモンドオイルなどでも可能ですが、ホホバオイルは肌の表面の菌の繁殖を抑える効果がありますし、炎症を抑えたり殺菌効果のある精油と組み合わせて使えば市販の虫刺され薬に劣らないクリームが作れますよ。
また、このクリームの作り方で虫除け効果のある精油を使えば虫除けクリームも作ることができます。
スプレーに比べて作るのは少し手間がかかりますが、香りが長持ちするので塗りなおしの回数は減ります。
こちらもおすすめですよ。
私はラベンダーとティーツリーを5滴ずつ入れて使っています。
実は、この2つだけは他の香りに比べて肌への刺激が少ないことから、精油を原液のまま肌につけても良いとされているんです。
我が家ではまだ原液で試したことはないのですが、赤ちゃんにも少量使用したりお湯で薄めて塗るなどしている方が多いようです。
ティーツリーは強力な殺菌作用があるため、風邪やインフルエンザ・感染症・にきびや傷などにも効果があるとされていて、ラベンダーも抗炎症作用があることからおむつかぶれやあせもにも効果が期待できるようで、この2つの組み合わせは家族みんなの万能薬になるかもしれません。
手作りアロマで子供の虫刺され対策をする際に気をつけること

最後に、天然成分のアロマとはいえ、赤ちゃんや子供に使う際に注意した方がいいことってあるんじゃないの?と心配するママのために、気をつけることをまとめました。
・腕などからだの一部で少量試してから使用すること。
・目に入らないよう、顔周りに塗る時はママの手のひらに吹きかけたものを塗ってあげましょう。
・アロマ(特にスプレー)は香りが飛んでいくと虫除け効果がなくなるので、こまめに吹きかけること。
・オイルは水と合わせると長持ちしないため、10~2週間くらいで使い切ること。
・肌につけるものに使う精油は天然成分100%のものを選びましょう。
・精油の使い方は月齢によって制限があったりするので、購入時に店員さんに相談してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?アロマオイルを使うと虫除けも虫刺され対策もできるし、リラックス効果や美容効果など、普段の生活に取り入れることもできるので、それぞれ別の商品を買うよりも低コストで家計に優しいんです!
子供の肌をいたわりながら、節約もできて、香りを楽しめる、いいとこ取りの手作りアロマ虫刺され対策、皆さんもぜひ挑戦してみてくださいね。