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国の女性活躍推進に一言!働くママの朝活に潜入

仕事と家事育児に手いっぱいで、なかなか自分の時間がとれないという方も多いのではないでしょうか。そんな中、出勤前の時間を利用して情報交換・自己啓発の機会を作っているママたちがいます。
「ママのロールモデルをシェアして明日の活力に繋げる」をテーマにワーキングマザーたちが集う「パワーママプロジェクト」は定期的に朝活を開催。2016年9月に開催された第21回目は、「国の女性活躍推進に一言!」をテーマに内閣府男女共同参画局関係者と現役ワーキングマザーたちが集まり、これからの働き方やワークライフバランスの在り方について早朝から熱く語られました。

日本はまだまだ後進国。日本の女性活躍推進の現状

勉強会ではまずスピーカーである元内閣府職員で、現在は損保ジャパン日本興亜株式会社の人事部特命部長 酒井さんから、日本の女性社会進出に関するデータが紹介されました。

各分野における「指導的立場」に女性が占める割合

ニュースなどで度々とりあげられている【202030】。社会のあらゆる分野において2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%程度とする目標を設定し、推進する取り組みのことを言います。期限をあと4年後に控えた現在の状況はどのようなものなのでしょうか?

対象となる項目の中で30%を超えているのは「国家公務員の採用」、専門的職業として挙げられる「薬剤師」のみです。民間企業における課長相当は1割に満たないのが現状です。

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就業者および管理的職業従事者に占める女性の割合(国際比率)

次に諸外国の状況と比較してみます。アメリカやフィリピンは女性管理職が多いのに比べて、日本・韓国が圧倒的に低いことがみてとれます。

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このように女性の社会進出が進まない要因のひとつに、女性の教育にも問題が潜んでいるのではないか、と酒井さんは指摘します。

女性の大学への進学率は5割を切っており、また大学に進学したとしても専攻分野に偏りがみられます。
いわゆる「リケジョ」と呼ばれる理工系人材に乏しく、女性研究者の割合は諸外国と比べて低いとされています。

女性が頑張るだけではなく、男性の働き方改革も大切

さらにデータを読み進めて行くと、女性活躍が進まない要因に男性の働き方にも問題があることがわかってきました。

子育て期と重なる30歳代や40歳代の男性では週間就業時間60時間以上労働している割合が高いのです。一方、育児期にある夫の1日当たりの育児・家事関連時間は1時間程度です。つまり子育て世帯の男性が残業で家庭に帰る時間が遅いため、家事育児の大部分を女性が担っている家庭の状況が浮き彫りとなっています。

6歳未満の子供を持つ夫の1日あたり家事・育児関連時間の国際比較

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「長時間労働が当たり前な日本の勤労形態が根深い問題。根底から働き方を変えていかなければ」と酒井さんは語ります。

このような長時間労働も含め、日本の労働環境と改善しようする動きがあります。

輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会です。

これは各団体のリーダーが自ら先頭にたって、女性活躍推進のための具体的な施策を提案するもので、サントリーホールディングス株式会社 代表取締役社長 新浪 剛史さん、サイボウズ株式会社 代表取締役 青野 慶久さんなど企業のリーダーのほかに地方自治体や教育機関のリーダー134名が賛同を表明していて、具体的にどのようなアクションを起こすのかを明示されています。

女性自身も声をあげよう!

データを見ながらの勉強会後、フリートークの場面では参加者の女性から

「2人、3人子供を育てようとするととてもお金がかかる。とくに教育費。子供の数に応じて負担が軽くなるような税制など考えてほしい」

 

「【202030】の取り組みによって、”女性だからってゲタを履かせてもらっている”などと男性社員からの嫉妬の声がある」

などリアルな悩みが聞かれました。

それに対し酒井さんは、
「政治に対する不満や要望は、これまでであれば署名活用や要望書を制作して政治の場へ届けるというのが主流でした。
ですが今はITが広まり、これまでとは違ったかたちで世論を動かし、結果政治が動くということが珍しくありません。保育園落ちた、日本死ね、もその一つですが、家庭と仕事を両立するうえで感じたリアルな声はどんどん声をあげていくべきだと思います。」
とのアドバイス。政治や社会の環境が変わるのを待つのではなく、自ら声をあげて変えていく行動力が必要なようです。

まとめ

パワーママプロジェクトの朝活では、朝食を頬ばりながら「ワーママの現状とこれから」が語られていました。
この団体以外にもビジネススキルを高めるもの、ヨガやランニングなどスポーツ関連のイベントなど朝の時間を活用できるものが多く開催されています。
ぜひ興味のある分野の朝活に参加してみてはいかがでしょうか。

パワーママプロジェクト
*データ出典:ひとりひとりが幸せな社会のために ~平成28年版データ~

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