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【インタビュー】IT×小児科で、子育てを応援。ママ・子供・小児科医をつなぐサービスを

「子供の具合が良くなさそう。でも病院に連れて行くほどでもないのかな。」と子供を病院に連れて行くかどうか、判断に迷うことはありませんか?
そんな時、気軽に小児科医に相談ができるのが【小児科オンライン】です。今回は現役の小児科医でもありサービスを立ち上げた代表の橋本さんにお話を伺いました。

子育てに悩みを持つお母さんのためにできることはないか

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橋本さんが代表を務める【小児科オンライン】は、子供の病気や子育てについて、オンラインで小児科医のアドバイスを受けることができるサービスです。質問や相談に対応するのは、全員が現役の小児科医。

サービスが利用できるのは平日の18時から22時までの間で、予約制なのでしっかりと時間が確保されます。電話、LINE、Skypeを使って相談ができます。

―――小児科医を目指したきっかけを教えてください。

お父様が産婦人科の開業医だったとのことで、医療の道に進むことは自然な流れだったという橋本さん。

「実習でいろんな科を経験していくうちに、小児科というのはその時だけでなく、その後の人生すべてに関わる医療だと感じたんです。子供のそれから数十年先の人生にも影響を与えるような取り組みができるのは小児科だと。」

―――小児科に関わるサービスを立ち上げたことに、家庭環境や教育方法などで影響があったことはありますか?

「家訓は、自由であれ。っていうことぐらいですかね。子供のやることにはあまり干渉しない母親だったので、基本的には放任主義でした。小児科医で起業をするという人は少ないので、自分の意思のままに自由な行動をとるところは家庭環境が影響しているのかもしれません。」

―――【小児科オンライン】のようなサービスを始めようと思われた経緯について教えてください。

「以前、3歳の女の子が救急外来に運ばれてきたことがあったんですが、大腿骨が折れて脚が2倍以上にはれあがっていました。けがの原因を確認するとお母さんが「自分が手を挙げてしまった。」とお母さんもとても辛そうでした。」

子育てで悩みをかかえていても誰にも相談できないという状態が続いていると、最悪の場合、思わず力が入ってしまったり子供に手をあげてしまうということもあるかもしれません。

「もちろん、この出会いは極端な例だとは思いますが、こうなってしまう前に小児科医として何かできることはないのかと考えるようになりました。核家族が増えている現代において、頼れる存在が身近にいないことも多いのではと。悩みや不安を相談できないでいるお母さんたちに寄り添えるサービスをつくってこの状況を変えたいと思うようになりました。」

インターネットには情報が氾濫していて、正しい情報がどれなのか判断できず余計に悩むことも多いと思います。そんな時にアドバイスをもらえることができたらとても心強いですよね。聞いてくれる誰かがいるというだけで心理的な不安が軽減されると思います。

ITを活用して小児科医療の問題を解決していく

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以前からITと小児科医療を融合させたサービスを始めたいと思っていたという橋本さん。小児科医療の現場で感じた思いをかたちにするために、素晴らしい行動力で2015年の12月には小児科オンラインのサービスを立ち上げます。

―――オンライン相談のメリットとしてはどんなことがあげられますか。

「病院が混雑していると、後の患者さんが気になってしまい聞きたいことがすべて聞けないという方がいらっしゃいます。オンラインだと周りを気にせずに話ができるのがいいと言ってくださる親御さんは多いですね。」

移動時間や待ち時間がなく時間的な負担がないというのもママにとってはありがたいですよね。また医療機関が集中している首都圏と違い、病院が近くにない地域もあります。そういった地域の方にも積極的に利用していただきたいサービスです。

また、顔が見えないということでかえってリラックスして本心を言えるというメリットもあるようです。

「目の前にいないからこそ、話しやすくなることもありますし。病院へ行くのを躊躇する理由の一つに、病院に行くと院内で風邪や病気がうつってしまうのではないかというのがあります。オンラインだとそのような心配も不要です。」

―――具体的にはどのようなアドバイスが受けられるのでしょうか?

「例えば、先日は呼吸が少し速く、せきが続くというお子さんについての相談がありました。明朝、徒歩で行ける近所のクリニックに行けば良いか?それとも少し離れた総合病院に車でいったほうがよいか?との相談でした。呼吸の状況を撮影した動画をLINEで送ってもらったところ、喘息の発作がでている可能性が高いと判断し、すぐに総合病院につれていくようアドバイスしました。」

なるほど、聴診器をあてなくても動画や画像で判断できることもあるのですね。

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―――すぐに先生に相談できない時、病院に行くべきかどうかの判断はどうすればいいんでしょうか?

常に総合的な判断にはなりますが、重症化するポイントの見極めが大事です。熱が5日以上続く場合や、ぐったりしている時も注意が必要です。食事だけでなく、水分も取れなくなってしまったという時にも注意が必要ですね。

―――実際にサービスを利用されている方からはどんな相談が多いのでしょうか?

「サービスを始める前は急病など急ぎの相談が多いのかなと予想していたんですが、実際には緊急の案件以外の相談が多いんだなと感じました。」

緊急性のない相談としては、発達が少し遅れているかもしれないと悩んでいるお母さんからの相談なども多いそうです。自分の育て方がわるかったのではないか?と責任感を感じているお母さんに対して、「現状をお話しで伺うかぎり、順調に成長されていると思います。そして、お母さんの責任ではないですよ。」と言ってもらえることでお母さんも安心できます。

「当初はskypeだけで対応していたんですけど思ったより使っている人が少なくて。LINEを使えるようにしたら利用してくれる方がぐんと増えたので、活用するメディアも大事なんだなと感じています。」

テレビ電話ではなく、LINEを使ったチャット相談であれば、授乳中や子供をあやしているタイミングでも相談可能で便利ですね。

お母さんの健康が子供の健康につながる

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橋本さんを含め、子育て応援というのも小児科医の務めだと思っている小児科医は多いとのことですが、たくさんの患者さんで溢れている外来診療だとなかなかそこまで対応できる時間が確保できないというのが現実だそうです。

この問題を解決するためにも小児科オンラインのサービスを充実させていきたいと語られています。

「ご自宅と小児科医の接点を持つことで、子育ての悩みに寄り添い、また判断に困ったときには、この状態であればおうちで過ごしていても大丈夫だと思いますよ、と伝えることができれば親御さんの負担も減るのでは、と思っています。」

子供の具合が悪い時でも、どうすればいいのか自分ではなかなか判断が難しいですよね。そんな時は小児科オンラインの先生に相談してみるといいかもしれません。

―――小児科オンラインで目指すサービスとはどんなサービスでしょうか?

「お母さんが笑顔だと子供も笑顔になるんです。だから子供の症状を見るだけでなく、お母さんが安心できるところまで対応できる時間を確保して、子育ての手助けとなれるようなサービスを目指しています。」

―――今後はサービスをどのように発展させていきたいとお考えですか?

「ITを医療の現場に取り入れることで、家庭と医療の接点をもっと増やしたいと思っています。将来的には、かかりつけの病院が閉まっている時間に、小児科オンラインを利用してもらい、翌日以降にかかりつけ医と症状や親御さんにお伝えした内容の情報をシェア出来ればいいなと思っています。」

診療所とだけでなく、学校や保育園との連携もできるようにしていきたいという橋本さん。

「保育園で何かあった時に、保育士さんにも利用してもらいたいと思っています。発達を専門とする小児科医もいるので、子供との接し方について悩みを持っている保育士さんの相談も聞けたらいいなと思っています。」

【小児科オンライン】には、新生児、発達障害、アレルギーなど様々な分野の先生が所属されています。英語での対応が可能な先生もいらっしゃるそうです。

まとめ

「子育てに悩みや不安も持つお母さんをチアアップすることも小児科医の仕事である」という橋本さん。橋本さん以外の「多くの小児科医もそのように考えています」とも語ってくださいました。小児科オンラインは、患者である子供にとっても不安を抱えているママにとっても心強いサービスですね。

小児科オンラインHP
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