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【ソウ・エクスペリエンス株式会社】子連れ出勤で「働く」を素晴らしい体験に

体験型ギフトの企画、販売を手がけている【ソウ・エクスペリエンス株式会社(Sow Experience)】では子連れ出勤制度が導入されています。さらに2015年4月から始まった「子連れ出勤100社プロジェクト」では子連れ出勤を広める活動をスタート。今回はソウ・エクスペリエンスの広報である関口さんに、自社の子連れ出勤制度と子連れ出勤100社プロジェクトについてお話をうかがいました。

ソウ・エクスペリエンスで実際に子連れ出勤をしている辻莉瑛子さんのインタビューはこちら

自然な流れで導入された「子連れ出勤」制度

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ソウ・エクスペリエンスでは子連れ出勤の制度ができる前から、代表の西村さんがお子さんを連れて会社に来られていたそう。そういったことも影響して、子連れ出勤が導入しやすい雰囲気が徐々にできていたようです。

会社の制度としてはいつから子連れ出勤の制度を導入されたのでしょうか?

「制度として正式にスタートしたのは2014年の夏頃です。妊娠を理由に退職した女性社員がいたんですが、出産後に以外と時間があるということに気づいて。とても優秀な人材だったので、じゃあ仕事してもらおうということで子連れ出勤の制度がスタートしました。」

現在は何名くらいの方が子連れ出勤をされていますか?

「毎日子供を連れてくるスタッフが2人で、事情があって預けられない時にだけ子連れ出勤をしているスタッフが7、8人ですね。」

子連れ出勤を可能にするために具体的にはどのようなことをされているのでしょうか?

「子供がハイハイできるように土足禁止エリアを作っています。小さな柵を設置したり、エリア内はテーブルの角を保護したりと簡単にできることばかりなのでコストもほとんどかかっていません。」

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子連れ出勤をしているスタッフは子育てに時間を費やすことを見越して、「みなしお世話時間」としてオフィス滞在時間から10%もしくは20%が差し引かれます。

これは「子供の世話をする時間がどうしても発生してしまうのでその分を差し引いてもらいたい」、という子連れ出勤をしているスタッフからの提案で導入されたとのこと。差し引く割合が10%か20%かは、どれくらい手がかかるかを親御さんに自己申告していただき、会社と相談した上で決めているとのこと。

実際に子連れ出勤をしているスタッフからも、「子供の世話をするたびに罪悪感を感じずに済むのでその方が仕事に集中できる」という声が上がっているようです。子連れ出勤をしているスタッフの精神的負担も軽減されるような様々な工夫がされています。

子供と遊んで癒されるスタッフも

子連れ出勤のメリットはどんなところで感じますか?

「我が社のような中小企業ではそれほど求人にコストをかけられないので、出産や育児の為に働くことができないでいた優秀な人材が集められるというのは大きなメリットですね。」

人材の募集やコスト削減だけでなく、会社内にも良い影響が出ているようです。

「子連れ出勤という新しい制度を導入したことで、従業員の多様性が拡大し製品の企画などに活かされています。子供がいないスタッフも子育てを疑似体験できたり、子供について知るいい機会になっているみたいです。」

子連れではないスタッフの方々の反応はいかがですか?

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「少し前に全社員にアンケートしてヒアリングしたんですが、否定的な声はなかったですね。自分の子育てのイメージがわく、子供と遊ぶのが楽しい、癒されるといった好意的な意見が多かったです。」

職場に子供がいることで困ることや業務に支障が出ていることはありませんか?

「子供の機嫌によっては業務を中断しなければならないこともありますが、子供が慣れるまではしょうがないと思っています。徐々に子供が環境に慣れることで改善されていくのでそれほど問題にはなっていません。」

子供の個性や性格は様々。子育ての方針もそれぞれ違うので接し方について戸惑うスタッフの声もあるとのことでしたが、スタッフみんなで子供を育てていくのもいいという考え方には共感する方も多いのではないでしょうか。

子連れ出勤を当たり前に

子連れ出勤制度を導入する会社を全国100社に拡大することを目標に、「子連れ出勤100社プロジェクト」を進めているソウ・エクスペリエンス。

このプロジェクトがスタートした2015年当時は待機児童の問題がかなり話題となっていた時期でした。子供を預けられないために、仕事がしたくてもできない人がたくさんいるという社会的な背景も大きく影響し、プロジェクトの発足へ。
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このプロジェクトを始めたきっかけはどんなことでしたか?

「もちろん我々のような小さな会社が子連れ出勤を始めたからといって待機児童の問題が解決するわけでありません。しかし微力でもできることはあるのではないかと。企業は利益追求だけでなく社会貢献もすべきであるという思いもありましたし。それに会社のPRにもなればいいな、とも考えました。」

「子連れ出勤100社プロジェクト」では具体的にはどんなことをされていますか?

「定期的に説明会を実施して、子育て出勤のプレゼンをしています。社内の様子を見学していただいたり、制度の導入を考えている会社にアドバイスをしたりもしています。」
以前に開催された見学会の様子
以前に開催された見学会の様子

プロジェクトを始めてみての感想を聞かせてください。

「導入を考えている企業からの問い合わせやメディアの取材もとても多く、関心を持っている人は多いという印象ですね。」

プロジェクトのスタートから、約1年半で100社近い企業が見学に訪れているそう。様々な業界で、出産や子育てで辞めていってしまう人が多いことに悩んでいる企業が多いそうです。

御社の企業理念「Good Experience, Good Life」がプロジェクトにも影響しているのでしょうか?

「そうですね。素晴らしい体験や経験が素晴らしい人生のきっかけになると思っています。いい人生の元になる経験をギフトとして扱っている会社では、働くという体験もいいものでないといけませんから。」

まとめ

ソウ・エクスペリエンスではシッターさんを雇うのではなく、親である社員をメインに会社にいるスタッフが子供の面倒をみることで子連れ出勤を可能にしています。
子育てしているパパママや子供が好きなスタッフが多いということで、職場では自然と子連れ出勤を受け入れる雰囲気ができているそう。特別コストのかかる設備などなくても子連れ出勤を可能にしているのはできる範囲での工夫と助け合いのようです。

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