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【北欧視察レポート】片付けアドバイザーが語る!スウェーデン人の暮らしの豊かさ

みなさんは「北欧」というとどんなイメージを持たれますか?おしゃれ、スタイリッシュ、寒い、などでしょうか。私は “おしゃれそう” というなんとなくのイメージしか持っていませんでした。今回は、スウェーデンのお宅を訪問し北欧の暮らしを実際に見て感じた “表面だけでない暮らしの豊かさ” を、片付けアドバイザーの目線でご紹介したいと思います。

【スウェーデンでの考え方】リビング=コモンスペース

今回はスウェーデンの首都、ストックフォルムで2軒のお宅を訪問しました。

スウェーデンでは、リビング=コモンスペースとという概念を大切にされていました。リビングはみんなの場所なので気持ち良く使いましょうという考え方です。日本でも集合住宅におけるコモンスペースとは居住者同士の交流や憩いの場として定義されていますが、お家のリビングも同じように考えられていました。

訪問したスウェーデンのお宅2軒でも片付いた空間を維持するために、リビングには個人のものを出しっぱなしにしない、させないような工夫がされていました。収納や片付け動線の確保、家族同意のルールをつくったり、部屋の使い方にメリハリをつけることで暮らしを楽しんでいました。この考え方はとても参考になりました。

では実際どのような工夫をしているのか、4つのポイントを紹介したいと思います。

【ポイント①】小さな子供のやる気を引き出す「なんでもボックス」

お邪魔したお宅には、未就学児と小学校低学年の姉妹がいらっしゃるご家庭でした、リビングにおもちゃや学用品が一つも転がっていませんでした。その代わりにリビングダイニングの真ん中あたりに大きめのバスケット「ここに一旦入れましょうボックス」が2つを置いてありました。

基本的には姉妹それぞれの部屋でおもちゃは管理していますが、遊ぶのはリビングが多いそうです。いちいち部屋に戻すのは手間ですが、遊ぶ場所のすぐ近くにこんな片付けの工夫があればリビングは散らかり放題にはなりませんね。

子供にはハードルが低い「放り込むだけ収納」で、片付けの仕組みを作ることをおすすめします。

【ポイント②】壁面を上手に利用したラダーハンギング使い

ラダー
今回見学したお宅は、家の間取りは日本と近いものでした。収納の工夫も随所にみられ、とりわけ日本でもすぐできると思ったのが壁に立てかけられたラダー(はしご)使いです。

ミニマムな空間に収納スペースを確保する方法として、壁面にフックやペグを打ち込んで吊るす方法が採用されることが多いですが、賃貸住宅の場合釘を打てないなどの理由で実践が難しい場合も多いですよね。でもラダーであれば壁に立てかけるだけなので重宝します。S字フックを上手に利用してバッグやバスケットを引っかけたり、オシャレな表紙の雑誌を引っかければインテリアアートに。クリップ仕様の照明を使えば灯りの演出で雰囲気を変えることも出来ます。

実用的な収納として使えるだけでなく、ラダーの色に部屋のアクセントカラーを選べばインテリアのポイントにもなるでしょう。

【ポイント③】実用的な大容量の本棚収納

リビングの壁面には天井高いっぱいのDIYで作った本棚がありました。2軒のお宅ともに本がたくさんあり、「BOOKS IS BEAUTIFUL(本たちって美しいでしょ)」と言っていたのがとても印象的でした。本を単なる読み物としてではなく、インテリアディスプレイにしていると感じました。

大容量の本棚上部は、見て美しいと感じる背表紙の本が中心。手に取りやすい中段は雑誌など今使っているものを中心に、ところどころに好きなテイストの雑貨を交えながらディスプレイ。下段は収納ボックスに入れた子供のグッズや雑多に見えがちな小物をまとめて入れてありました。収納は元の位置に戻しやすいことが大切。収納のセオリーとして100点満点でした。

リビングの壁面いっぱいの本棚は防音効果もあるので、気になる方はぜひ取り入れてみてください。
好きなものをコモンスペースの定位置に散りばめて、防音効果も発揮する本棚の使い方は片付けしやすい収納の見本のようでした。

【ポイント④】ざっくり収納でハードルを低く

リビングにある観音開きのキャビネットを開けると、子供たちの作品や工作道具でいっぱいでした。子供の作品の収納問題は北欧の地でも共通のようです。

そこでおすすめなのは、入るだけ作品を入れられるスペースをつくること。我が家でも「この引出しはあなたのスペースだから好きに使いなさい。もし引出しからはみ出たら、自分で必要なものとそうでないものを分けて整理整頓するんだよ。」とルールを決めてスペースを与えています。

子供の作品が溢れかえって困っているという方は、枠だけ親が決めて管理や収納方法を子どもに一任してみてはいかがでしょうか。

大切なのはものじゃない

お宅を一緒に案内してくれたお嬢様に「素敵なインテリアについてどう思いますか」と質問をしたら、「インテリア(もの)は大切じゃない。その空間で家族や友達といかに過ごすかが大事で、ものありきの考え方は好きじゃないわ」と答えてくれました。
少女のしっかりとした考え方に、素直に「そうだよね。」と首を縦に振るしかありませんでした。

まとめ

スウェーデンのお宅訪問で感じたことは、インテリアは家族との時間を楽しむための手段であること。家族と心地よく過ごす時間が大切だから、そのための空間を整えているのであって、決して「そうしなければいけない」ものではないということです。
自分自身が納得していなければ何事も維持できません。
空間を整えること、暮らし方を整えることについて、いつも自分が主体であることを忘れないようにしたいと思ったスウェーデンのお宅訪問でした。

新倉 暁子

「片付けられない女」の経験を活かした片付け講座、個人向け片付けサポート、クローゼット診断に携わる。 百貨店で販売・ディスプレイ・顧客管理等携わった後、留学の為渡英。帰国後外資系企業勤務を経て結婚。出産を機に、自宅で過ごす時間が増えインテリアや暮らしについて苦手を克服したいと色々調べる中「ライフオーガナイズ」と出会う。 雑誌WEBサイトへの掲載執筆など多方面で活躍中。 http://ameblo.jp/dear0412/

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