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離婚も頭をよぎる…産後クライシス、3つの体験談と乗り越え方

産後クライシスとは、出産をきっかけに夫婦の関係性が急激に悪化してしまうこと。とくに産後2年以内に起こるケースが多く、最悪の場合、離婚の原因になることも。ここでは、私が子育て支援活動を通して出会ったママたちから寄せられた産後クライシスに関する悩みの中で、とくに印象的だったエピソード3つと、その乗り越え方についてご紹介します。
※エピソードはすべてご本人の許可をいただき、一部をフィクションにして掲載しております。

産後クライシス体験談① 夫の赤ちゃん返り

Aさんは28歳の専業主婦。
ご主人のBさんとは友人の紹介で知り合い、3年の交際期間を経て結婚。
周りがうらやむほどの仲良し夫婦で、週末にはいつもふたりでデートを楽しんでました。

結婚2年目に待望の子供を授かり、男の子を出産。
産後間もないころには子供をかわいがり、積極的に育児に参加していたBさんですが、1か月を過ぎたころから様子に変化が。

それは「赤ちゃん返り」でした。
Bさんの帰宅時間に子供と一緒に仮眠をとっていたAさんに対し「どうしておかえりなさいを言ってくれないの?」とだだをこねたり、子供に離乳食を与えているのを見て「俺とはずいぶん扱いが違うんだな…」とすねてしまったり。とても大人の男性とは思えない、幼稚な言動が目立つようになったのだそうです。

子供が産まれるまでのAさんは、常にBさん中心の生活で、いってらっしゃい・おかえりなさいのキスも欠かさず、食事のメニューはBさんの好む和食を用意。翌日のスーツも準備するなど、まさに男性にとって女神様のような妻でした。

出産後、Aさんの優先順位が「自分よりも子供」になってしまったことで、ヤキモチを焼いたのでしょうか。赤ちゃんの性別が男児だったことも、嫉妬に拍車をかけたようでした。

子供が1歳を過ぎ、Aさんが育児に慣れて再びBさんを最優先するよう心がけたことで、夫婦の関係は改善したそうです。自分自身の子供にヤキモチを焼いて赤ちゃん返りをするなんて…普通なら夫への恋心もちょっと冷めてしまいそうです。

産後クライシス体験談② 里帰り中の浮気未遂

Cさんは35歳の医療系専門職。
4歳年下のご主人・Dさんとは職場で知り合い、交際1年で子供を授かりました。
高齢出産にさしかかる年齢で、もともと結婚前提の交際だったこともあり、すぐに入籍。
昔から子供が大好きだったDさんは、わが子の誕生を心待ちにしていました。

妊娠8か月で産休に入ったCさんは、実家に里帰り。
産後はなかなか体調が回復せず、自宅に戻ることができたのは産後3か月を経過してからでした。

やっと家族3人で暮らせる喜びに胸を弾ませるCさんでしたが、その期待を裏切り、Dさんは子供に無関心。3か月間、自分が蚊帳の外のまま、Cさんと実家の家族が楽しく育児をしていたことが面白くなかったようです。

しかも、入浴中も携帯電話を離さない、里帰り前より帰宅時間が遅い日が増えるなどの行動が続いたため、不審に思ったCさんが探りを入れると、なんと職場の後輩と連絡を取り合い、食事などのデートを重ねていたことが判明

不幸中の幸いで、相手の女性にその気はなく、浮気は未遂ですんだようですが、Cさんはすっかり落ち込んでしまいました。しばらくは離婚することしか考えられなかったそうですが、深く反省し、生活態度を改めたDさんと再構築することを決め、現在では夫婦二人三脚で育児に向き合っています

未遂で済んだとはいえ、里帰り中の浮気は女性にとって深く傷つくもの。再構築を選んだCさんの懐の深さに感服です。

産後クライシス体験談③ 仕事が大好きすぎる

EさんはIT関連企業(育休中)で働く30歳。
ご主人のFさんは大学時代のサークルの先輩で、10年の交際を経て結婚。
結婚してすぐに子供を授かり、結婚1周年を過ぎたころに子供が誕生しました。

ずっと楽しみにしていた子供の誕生に、幸せいっぱいのEさんでしたが、気持ちに冷や水を浴びせる、ある出来事が起こったのです。それは、Fさんの突然の転職でした。

Fさんにとっては長年の夢を叶える転職だったため、すっかり仕事に夢中に。会社に泊まりこみで仕事をすることも多く、休日出勤もあたりまえ。Eさんは完全に一人きりで育児をすることになってしまいました。

Eさんと子供が同時に胃腸炎になったときにも心配するそぶりも見せず、子供のおむつ替えの仕方もわからない。はじめての寝返りや、つたい歩きなどの成長にも全く興味を示さないFさん。

10年もの交際を経て結婚したEさんですが、仕事ばかりで家庭をかえりみないFさんに対する恋心は冷めてしまいました。それでも仕事に邁進する姿を尊敬する気持ちはあるそうで、いまは”家族”として夢を応援しながら、割り切って子供と二人の生活を楽しんでいるそうです

恋人同士から家族へ気持ちが変化したEさん。一人きりで育児をしながらも、夫を尊敬する気持ちを持てるのは素晴らしいと思います。

産後クライシスを乗りこえる、ママの心がけとは…

子供よりも夫を優先することで、夫の赤ちゃん返りを解消したAさん。
夫の浮気未遂を赦し、再構築を決めたBさん。
夫との関係性を割り切ることで、楽しく生活するCさん。

それぞれの方法で産後クライシスを乗りこえた3人のママに共通するのは「ママ自身が努力をした」という点ではないでしょうか。パートナーに何かを求めたり、期待するのではなく、自らが努力し、自分の気持ちをコントロールすることで、上手に悩みを解消しています

夫婦といえども、パートナーを変化させるのは難しいもの。「自分に非はない」と思っていても、対立するのではなく、自分が変化することで関係性を修復していく方が、賢いと言えるのかもしれません。

出産後も夫婦仲の良いママへの聞き取りから分かった共通点は、「産後も女を忘れない」ということ。夫の前で授乳はしない、家から出ない日もちゃんとお化粧をする、部屋着はかわいいものを選ぶ。こうした努力をすることで、いつまでも夫婦円満で、しかも夫の育児参加率も高まるという傾向がありました。

現在産後クライシスに悩んでいるママも、自分の気持ちを整理して、パートナーよりも少し大人になってあげることで、関係改善の糸口がつかめるかもしれません。

まとめ

産後クライシスに悩んだ3人のママのエピソードと、産後クライシスを乗りこえるポイントをご紹介しました。
いつまでも女性らしさを忘れず、パートナーに求めすぎず、自分の気持ちを上手にコントロールすること。この3つを心がければ、夫婦の関係をもっと、よい方向に変化させていけるのかもしれませんね。

宮森 渚朝

ベビーマッサージ講師、webライター。高知県在住。3歳・0歳の男の子ママ。 育児がもっとhappyになるベビーマッサージ教室「ハッピーアイスクリーム」を主宰。読者モデルとして活動中。 息子との毎日や、読者モデルとしての経験、ベビーマッサージ講師の活動などから、ママに嬉しい情報を発信していきます。

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