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薬剤師が教える!産後に感じる「なんか変…」は放置しないで

出産は、とっても幸せな最高の出来事。我が子に出会えたその瞬間から、言葉では表せない幸せが溢れますよね。
しかし、最高の幸せの真っただ中にありながら、なぜか気分が落ち込むことも…。
「私って、母親になる資格がないのかも…」
そんなマイナス思考に陥っているママ、もう頑張りすぎないで!もしかしたらその症状、産後うつかもしれません。

今回は薬剤師である私が産後うつについて、そして産後うつに使われることが多い漢方薬について紹介します。

産後うつは産後に発症するうつ病のこと

では、産後うつとは一体どのような状態を言うのでしょうか?一般的に、産後に以下のような症状が2週間以上続くようでしたら、医師に相談したほうが良いでしょう。

・気分が落ち込む
・ふさぎ込む
・疲れが取れない
・眠れない
・イライラする
・涙が止まらない
・食欲がない
・自分はダメな母親だと思う
・上手く説明できないけれど、なんか変だと感じる

どのような症状が現れるかは人それぞれですが、なんか変だな。気分が落ちこむな。と思ったら、無理をしてはいけません。
なんかいつもと違うなと感じたら、すぐに医療機関に相談しましょう。
自己判断での「まだ大丈夫」はとても危険です。

もしかして産後うつ?そんな時はまず病院へ

「私、もしかして産後うつ?」そう感じたら、まずは病院へ。

早ければ早いほど回復するのも早いことが多いので、なんか変だと思ったら、無理せずすぐに病院に行きましょう。

しかし、いきなり精神科や心療内科を受診するのはちょっと怖い…。
そんなママは、まずは出産した病院や保健師さんに相談すると良いでしょう。

その時の状態を見て最適な病院を紹介してくれますよ。

うつ病に使われる薬には、授乳中に服用できないものも

うつ病は、脳内のセロトニン、ノルアドレナリンが減少することで引き起こされると考えられています。そのため、一般的にはこれらの物質を増加させる薬を服用することが多いです。

どのような症状が起きているのかによって服用する薬は変わりますが、基本的にうつ病の薬は母乳中に分泌されるものが多いです。

妊娠中、授乳中には服用を避けたほうが良い薬が多いので、もし以前に同じような症状で服用していた薬が残っていても、自己判断で服用してはいけません。

必ず今の状態で病院にかかり、医師の指示に従いましょう。

産後うつに処方されることが多いのは漢方薬


産後うつは授乳中であることも多いので、漢方薬が処方されることが多いです。

西洋の薬とは異なり、徐々に体質を変えていくのが漢方薬。
東洋医学の考え方では「気」「血」「水」のバランスが整うことで健康が成り立つと考えられており、漢方薬はこれらのバランスを整えることで徐々に健康な体に整えていくのです。

この症状にはこの漢方薬。と、ある程度決まっているものもありますが、その時の状態(証)に合わせて最適な漢方薬を処方していきます。

産後の気血水の状態がどのようになっているのかというと、「気虚」(疲労倦怠感)「気滞」(不安苛立ち)「血虚」(貧血、栄養不足)「お血」(血行不良)が代表的。そのため、一般的には漢方薬で「気」を補い、「血」の巡りをよくしていきます。

漢方薬は効果がマイルドな印象がありますが、過量投与に気を付けないといけないものや、飲み合わせに注意が必要なものもあります。

市販で手に入るものもありますが、まずは受診。そして、必ず医師薬剤師に相談してから服用しましょう。

産後うつの体を整える代表的な漢方薬と、その働き

産後うつに処方される漢方薬はさまざまですが、例えば以下のようなものがあります。

「気」を補う補中益気湯

胃腸の働きを改善し、気を補います。
気虚による、胃腸機能の低下、疲労感、だるさ、不安などを「気」の巡りを改善することで改善します。
気力が湧かない。エネルギーが出ない。疲れが取れずだるい。などの症状に良く効きます。

「血」の巡りを良くする芎帰調血飲

産後に多く処方される漢方薬のひとつです。
お血(血の循環不調)を調整する生薬と血虚(血の機能不足)を整える生薬が配合されています。
血の巡りを整えるだけでなく、体全体が温まるので活動的になっていきます。
特に、疲れやすい虚弱体質の方に良く効きます。

まとめ

今、苦しんでいるママ。産後に完璧を目指す必要はありません。
「まだまだまだまだ…。これじゃダメだ」と、どんどん自分を追い詰めなくて良いのです。
部屋はなかなか片付かないかもしれない。思うように育児が進まないかもしれない。

しかし、それが普通なんです。自分がダメなわけではありません。

真面目に取り組み、責任感が強いママほど、産後に抱える葛藤は大きくなります。
もしも不調を感じたら、「頑張りすぎた。もう頑張らない」
そして、すぐに病院に相談しましょう。
きっと出口が見えてきますよ。

ももはな

週末薬剤師。14歳年上の主人と年の差婚しています。女の子のママです。娘が就寝した後のアロマセラピーでの癒しのひと時が育児中のご褒美タイムでマイブーム。 WEARにて日々のコーデを載せています。#ももはな

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