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【子育ての専門家がママの不安に応えます】ウチのしつけは大丈夫?って周りの目が気になりませんか?

子育てについてお母さんたちが気になるテーマの1つに「しつけ」があります。電車の中やレストランでの小さな子供たちの言動が話題になるたび、必ず語られる「最近の親はしつけができていない」という言葉に、ドキッとすることはありませんか?
気になる「しつけ」について、子育ての専門家チャイルド・ファミリーコンサルタントの立場からお伝えします。

周囲に「しつけをしている」というアピールをしていませんか?

公共の場で子供が泣いたり、駄々をこねたりすると、自分の子育てが批判されているような気持ちになったことがある人もいるかもしれません。

ママ友に「困った子供」と思われたらどうしよう、義母に「しつけもできていない」と批判されたくない、見知らぬ人に後ろ指をさされたくない…と、つい人の目が気になってしまうこともあるでしょう。

子供が大きい声を出すと、つい「静かにしなさい!!」と声を荒げてしまう。そんな時は、しつけというよりも、世間に対して「しつけをしているというアピールをしたい」という思いが強くなっているのではないでしょうか

子供の成長は、教科書通りにはいきません。いけないと分かっていてわざとやったり、ふざけたり、昨日までできていたのに後戻りしたり。その度に「母親がきちんと育てていないからだ」と言われたり、批判的な視線を向けられたりしたら、つらいですよね。「私はやっている」というアピールをしたくなるのも当然のことです。

そう考えると、追いつめられているのは子供ではなく、その子を大きな声で叱っている保護者の方なのかもしれませんね。

しつけは、良い状態を習慣化すること

そもそも「しつけ」とは何でしょう?

お母さんたちからよく聞かれるのが、「しつけはいつから始めたらいいですか?」という質問です。この問いに「しつけ」への一般的な考え方がよく表れています。昨日までは「しつけ前」だったから玄関で靴を脱ぎっぱなしにしても何も言わない。でも、今日からは「しつけ中」になるから「くつを揃えなさい!」と声をかける。(ちょっと厳しい口調かもしれません。)

チャイルド・ファミリーコンサルタントの考える「しつけ」は、少し考え方が違います。強い言葉で大人の求める通りの行動に導くのではなく、子供自身が良い状態を維持できるよう習慣化することが「しつけ」だと考えます

靴を揃えることを例にとれば、子供が歩き始め靴を履き始めた時から、しつけにつながる行動が始まります。最初は靴を揃えるのは大人でもいい。その時に「靴がきちんと並んでるね」、「玄関がきれいだと気持ちいいね」と言葉を添えましょう。

それが当たり前になれば、子供が「自分でやってみよう」と思った時に自ら靴を揃えるようになります。(子供が何でも自分でやってみたくなり、「じーぶんでー」が口癖になる時期ってありますよね?)

しつけとは、何かを無理に教え込むことではなく、良い状態を習慣化していくことです。それは、自分の心と行動をコントロールすることでもあります。

周りの人の目は気にしなくていい

「しつけは人の目を気にしてするものではない」と言っても、周りの目はどうしても気になってしまいますよね。周りの大人を意識して、強く叱ってしまうこともあるかもしれません。

お母さんの気持ち以上に強い調子で子供に接してしまった場合は、気持ちをすぐに伝えることが一番です。「まわりの人にご迷惑だったから、ママもつい大きな声を出してしまったけど、言い方が良くなかったね」など、きちんと話をすれば子供達にも気持ちは伝わります。

そして、まわりの視線がいつもより気になる時は、お母さん自身のこともフォローしてください。いつもより早く寝るとか、夕食後に好きなデザートを食べるとか、誰かに愚痴を聞いてもらうとか。

子育てで向き合う相手は、子供であり自分です。「世間」という漠然としたものを気にしてしまうと、とても心が持ちません。「子供と自分が良い状態でいる」ことに意識を向けて「しつけ」をしてみましょう

まとめ

「子供のしつけ」については、「しつけがなっていない」と親を批判する文脈で語られることも多く、親としては心穏やかではいられませんよね。
しかし、周囲に配慮することと、漠然とした存在である「世間」の目を気にすることは違います。まずは我が子にちゃんと向き合って、素敵な人になるための「しつけ」に丁寧に取り組んでみませんか?

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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