とうもろこしのおいしい茹で方5パターン
みずみずしくジューシーなおいしい「とうもろこし」。かじったそばから甘い汁が口の中に溢れ出て、何本でも食べたくなります。
そんなとうもろこし、みなさんはどんな風に茹でていますか?塩はどれくらい?水の量は?とうもろこしを茹でる際には、水や塩の量、茹で時間、茹で方にポイントがあります。覚えて実践すると、もっとおいしいとうもろこしに茹で上がるはずです!
今回は甘くておいしいとうもろこしにする、おすすめの茹で方をご紹介します!電子レンジでできる時短方法もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1, お湯から茹でる方法
一般的には、この方法で茹でる方が多いのではないでしょうか。それでは早速、お湯から茹でる方法についてご紹介しましょう。
▶お湯の量
茹でたいとうもろこしまるごと入るくらいの大きな鍋を用意します。そこに、とうもろこしがちょうどかぶるくらいを加えます。
※沸騰したあとにとうもろこしを加えるので、水の量を測ったら、とうもろこしは一旦取り出しておきます。
▶塩加減(濃度)
塩の量は、2~2.5%の塩水になるように加えましょう。例えば、水の量が1Lだったら、20〜25gほどの塩を用意します。
▶皮つきのまま茹でる(皮を一枚残す方法)
皮を一枚だけ残してとうもろこしを剥きます。皮を全てむいてしまわないことで、 ジューシーに茹で上げることができます。また、茹でたあとに残った皮をむくと、残ったひげを簡単にきれいに取り除くことができますよ。また、茎が長いものは、短くカットしてから茹でましょう。
▶茹で時間
塩を加えた水が沸騰したら、鍋に皮を残したとうもろこしを入れます。 茹で時間は10~12分。途中2~3度とうもろこしを鍋の中で回転させて全体に熱が入るようにしましょう。
落とし蓋があれば落とし蓋をして、なければアルミ箔などを上にかぶせて、中火〜弱火で加減して茹でましょう。
▶火を止めた後
とうもろこしが茹で上がったら、そのまま10分間お湯につけたままにしておきましょう。こうして、ゆっくりと粗熱を取ると、とうもろこしにしっかり塩味が入ります。食べたときの甘みもぐっと増しますよ。10分程度したら、ざるに上げて皮を剥いていただきます。
2. 水から茹でる方法

お湯から茹でるとうもろこしのおいしい茹で方が分かったところで、続いては、水から茹でる方法をご紹介しましょう。
▶水の量
浅めの鍋を用意し、とうもろこしを並べます。とうもろこしが、ひたひたになるくらいの水を加えましょう。小皿や小さな鍋蓋などで、とうもろこしが浮いてこないように抑えてください。
▶塩加減(濃度)
塩の分量はというと、水:1Lに対し、塩:大さじ2くらいがおすすめ。大さじ1杯はおよそ15gですから、お湯で茹でるときよりも若干多めの塩の量ですね。
▶皮つきのまま茹でる(皮を一枚残す方法)
皮はお湯から茹でる場合と同様、最後の1枚を残した状態で茹でます。ほこりなどをさっと流水で流してから茹で始めるとよいですよ。
▶茹で時間
とうもろこしを水から火にかけ、沸騰した後10分茹でます。
▶火を止めた後
ざるにあけて粗熱が取れたら(触れるくらいの温度になったら)、皮とひげを取り除いて完成です。
3. 皮をむいて茹でる方法
さて、ここまで「皮付きのままで」と何度もお伝えしてきました。スーパーなどで購入する時、すでに一部分あるいは全て皮が剥かれてしまっていることもあると思います。そこで次に、皮を剥いた状態でもジューシーに仕上がる茹で方をご紹介します。
▶水の量
大きめの鍋を用意し、とうもろこしをまるごと入れます。完全に浸かるくらいの水を入れてください。とうもろこしが浮いてしまう場合は、こちらも落し蓋などを使って押さえましょう。
皮を剥いて茹でる場合は水からじっくりと茹でることで、粒の中に水分がたっぷりと蓄えられ、ジューシーな仕上がりになりますよ。
▶塩加減(濃度)
皮を剥いてから茹でる際は塩は入れずに茹でます。塩は茹でたあとに塩水を使いますのので、水1Lに対して塩大さじ2を目安に準備しておきます。
▶皮をむいて茹でる(皮は水に入れる直前に剥く)
一部だけ皮が残っているとうもろこしを購入した場合などの皮は、茹でる直前に剥くのがおすすめです。ひげも一緒に取り除きます。とうもろこしは剥き立てが一番おいしく食べられるそう。調理直前に皮を剥くことで鮮度が保たれます。
▶茹で時間
水が沸騰してから、3~5分茹でます。本数や大きさにもよりますが、1本の場合は3~4分。2本以上の場合は4~5分を目安に茹でましょう。
▶火を止めた後
ここで、塩水の登場です!とうもろこしをお湯から上げたら塩水(水1Lあたり塩大さじ2)につけて、自然に冷まします。こうすることで、とうもろこしの表面がしわしわになるのを防げげます。塩気が足りない場合は、冷めてから少量の塩を揉みこんでください。
4. 究極においしい!? 「ためしてガッテン流」の茹で方

続いては、NHK「ためしてガッテン」で以前に紹介された、究極においしくなるという、茹で方。水の状態からとうもろこしを茹でていく方法で、水から茹でることによって実の中に水分が蓄えられて、 ジューシーに茹で上がるといいます。
▶やり方
1. 水に入れる直前に皮とひげを取り除きます
2. 鍋にとうもろこしを入れ、とうもろこしが浸るくらいの水を入れます
3. 水が沸騰したら3分茹でましょう。茹で過ぎると旨味が落ちてしまうので注意しましょう
4. 火を止めて、鍋に塩を加え(水1Lに対して大さじ2杯(30g程度))、4分放置します
5. ザルに上げ水気を除いたら完成です
※保存したい場合は1本ずつラップに包み、冷蔵庫に立てて保存しましょう。
5. 電子レンジで茹でる方法
ここまでは、鍋にとうもろこしを入れ、お湯または水から茹でる調理法をお伝えしてきました。最後にご紹介するのは、電子レンジを使って茹でる方法です。 電子レンジを使えばスピーディーにとうもろこしを調理することができます。大きな鍋がない時にも役立ちそうですね。
▶やり方
1. とうもろこしの皮やひげを除き、流水で洗います
2. 洗った時の水分が残った状態で、塩ひとつまみをとうもろこしに擦りこみます
3. ラップで全体を包み、500Wの電子レンジで5分ほど加熱します。
4. ラップをしたまま粗熱をとり完成です
※お使いの電子レンジの種類によって加熱時間は調整してください
▼レンジ茹でをもっと詳しく!おいしいやり方はこちらでチェック
甘くてジューシー!おいしいとうもろこし
今回は、とうもろこしのおいしい茹で方についてご紹介しました。水からやお湯から、皮つきで茹でるか、皮なしで茹でるかなど、色々なやり方がありましたよね。電子レンジを使った茹で方は、火を使いたくない夏の季節にも役立ちそうですね。
どのやり方もとうもろこしの甘さを引き出し、みずみずしくしてくれるオススメの方法です。塩の量や水の量、茹で時間や冷まし方が鍵になります。よかったら状況に応じて、やりやすい方法を試してみてくださいね。
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