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【子育ての専門家がママの不安に応えます】手抜きも必要、と分かっていても感じてしまう罪悪感との付き合い方

年末年始、みなさんの職場はお休みが取れますか?
そして、お仕事のない1週間、ご家庭で本当に休めていますか?
いつもにも増してやることの多い年末年始。心も身体も休息をとるために少しでもできることがないか、子育ての専門家チャイルド・ファミリーコンサルタントの立場からお伝えします。

年末年始は忙しい

年末年始のお休み。大掃除や年明けの準備、親戚とのお付き合いなど、いつもより長いはずのお休みも、あっという間に過ぎてしまい、何だかちっともお休みした気がしない、ってことはないですか?普段働いている分、行事の時くらいはきちんとやらなくちゃ、と考える人も多いかもしれません。
もちろん普段時間が取れない家のことを、きちんとやることは大切です。でも「きちんとしなくちゃ!」って考えすぎて、自分の心と体に無理をさせていませんか?

「心を整える」ために必要なこと

チャイルド・ファミリーコンサルタントでは、子どもの心を整えるために必要なこととして、3つのことをお伝えしています。

①人と自分とがつながりあっている実感をベースにした「心の安定」②自分の好きなことに集中して向き合う「快動(かいどう)」③自分の心と行動がコントロールできる「自律」の3つです。

そして、心を整えることが大切なのは、大人も同じ。自分が良い状態でいるために、どうしたら良いかと考える時に、この3つの要素は、分かりやすい1つの目安になります。

特に、頑張りすぎてしまうというママたちにお伝えしたいのは「自律」のお話です。

「自律」というと、何かをガマンしなくちゃいけないような、窮屈そうなイメージがあるかもしれません。でも、自律のポイントは「自分が良い状態でいられるために、行動や考え方をコントロールすること」なんです。

例えば、「いつも家をキレイに整理整頓しなくちゃいけない」という風には考えません。「リビングが散らかっていると、自分が落ち込むからリビングだけは片付いた状態を保とう。(他の部屋は普段は散らかっていても困らないから週末にまとめて片付けてもいいや)」…という風に、自分の心と体にとって、適度な状態を見つけて行動することを「自律」と考えています。

「手放す」ために「守る」ものを決める

でも、働くママたちにとっては、自律の加減が難しいんですよね。無意識のうちに「完璧」でなくちゃいけない、って感じている人が思いの外多いのです。
無意識の価値観って、子どもの頃から経験し見聞きしてきたことの積み重ねによってつくられています。今時、母親ひとりが家事育児を完璧にこなす必要はないし、そんな余裕もない…そう思っているのに、どこかで、手を抜くのが悪いように感じているのは、無意識に築かれた価値観が理由かもしれません。これは長い時間をかけて築かれただけに、すぐに変えることも難しいですよね。

マジメな人、きちんとやりたい人に「手抜きでいいのよ」って言っても、そう簡単にできるなら苦労しません。むしろ、きちんとやりたいと思う人にとって”できていない”と感じることは精神的負担になります。

そういう想いを抱えている人には、「手放すために守る」という方法をお勧めしています。
『平日のおかずは肉も野菜も合わせた1品だけれど、ご飯だけはちゃんと炊き立てにする』とか『1日中子どもを急かしてしまうけれど、お風呂の時間だけは、ゆっくり話を聴く』など、自分なりに”自分が絶対に大事だと思う『コレ』だけは守っているから大丈夫”と心の拠り所にできるもの=守るものを決めるのです。

また、お掃除ロボットや食洗機など、便利な道具を使う時も「自分がラクになるから」ではなく「その分の時間で、子どもと絵本が読める」「その分の時間で子どもを早く寝かしつけられる」と、使うことの目的を自分の中に持つ方が、うまく活用できるようです。

まとめ

無理しなくていい、と言われても、無理しないことが難しいという働くママたち。自分に合わない方法で精神的に落ち着かない、ということにならないように、自分なりのチカラの抜き方や、チカラを抜くための考え方をぜひ見つけてくださいね。

しみずみえ

玩具メーカーでの企画開発・キッザニア東京の立ち上げなどの仕事を経て独立。現在は、親子の遊びプログラムやママ向け講座などを主宰している。著書に『あそびのじかん』(英治出版/2016年刊)。1日中絵を描いている長男と、1日中踊っている長女の2児の母。

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