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【働くママ・株式会社ブライトン】妊婦とお腹の赤ちゃんにCA流おもてなしを

【株式会社ブライトン】に所属している「バースコンシェルジュ」は全員が元客室乗務員。「バースコンシェルジュ」は病院の産婦人科などで、妊産婦さんのサポートをするサービスのプロフェッショナルです。「バースコンシェルジュ」に登録しているメンバーは全員ママ。さらにCAというキャリアを活かして質の高いサービスを提供しています。今回は【株式会社ブライトン】の社長でありながら、「バースコンシェルジュ」としても活躍されている伴照代さんにお話を伺いました。

産後クライシスを乗り越えて

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国際線のCAとして世界中を飛び回っていた伴さん。25歳の時に職場で出会った現在のご主人と結婚、そして3年後に長女を出産します。妊娠したことはもちろん嬉しい、しかし楽しくて仕方がないCAの仕事を中断するのはとても辛かったそうです。
そのため、出産後はすぐに職場復帰をします。しかし大好きな職場に復帰した時に感じたことがありました。

「お客様が連れている小さなお子さんを抱っこしたりあやしている時に、ふと私が抱っこするべきなのは自分の娘なのに、私は何をしてるんだろうと感じたんです。」

お子さんの成長を一時でも見逃したくないという気持ちが強くなり、天職とすら感じていたCAの仕事が心から楽しめなくなったそうです。決定的だったのは、フライトから自宅に帰ってきた時にお子さんから言われた、「いらっしゃい」という一言。その言葉にショックを受けた伴さんは、仕事を辞める決意をします。

仕事を辞めてすぐに2人目のお子さんを妊娠。子育てに専念しようと奮闘する伴さんでしたが、産後うつのような症状を経験することに。

「主人は仕事で忙しくしているし、私だけが自分の時間を持てないように感じてストレスがたまってしまって。精神的に不安定になり、必死に子育てをしながら家に篭っていることが怖くなりました。1人でゆっくり眠れる時間がもっとあれば自分を取り戻せるかもと思ったんです。」

そこで感じたのは、子育てをするママも1人でゆっくりとする時間が必要だということ。産後のママがゆっくりできる施設がないかと検索しているうちに、韓国の産後ケアホテルを知ることになります。当時の日本にはまだなかった産後ケアホテルに興味を持った伴さんは、さっそく韓国へ産後ホテルの視察へと出発します。

「通訳さんを手配して、10件ほどの産後ケアホテルをめぐるツアーを自分で組みました」

韓国では産後の数日から数週間は産後ホテルで過ごすというのが一般的だそうです。費用は1ヶ月で十数万から80万くらいまでと立地やグレードにより様々です。その施設を見て感じたのは、なぜ日本にはないのだろうという疑問でした。

「韓国の産後ホテルで過ごすママたちがとても楽しそうにしている姿が印象的でした。自分はこんな風に笑顔でいられなかったけど、ママたちが笑顔でいられれば子供達にとってはもちろん、パパにとってもきっといいはずだと感じました。」

「バースコンシェルジュ」というサービスが誕生するまで

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産後のママがゆっくりできる施設を作ろうと決めた伴さんは、起業の勉強をしながら、日本における産後ケアの状況についてヒアリングを始めます。

「まず、出産でお世話になった産婦人科の先生に相談しました。その先生が以前産後ケアホテルの計画に携わっていたそうなんです。」

その先生の関わっていた計画は実現することがなかったそうですが、先生から是非あなたが施設を作って欲しいと計画書や資料を託されます。伴さんは自分が産婦人科医になってホテルを併設した施設を作ろう考えていることを、先生に相談してみたそうです。

「先生に、産婦人科医になるよりも産婦人科医にはできないことをやるべきだと言われたんです。」

自分にできることは何かと考えて、産後のママのためのケアサロンを始めることに。

「マンションの一室を借りて、ママがヨガをしたり、ネイルをしたり、赤ちゃんを連れてふらっと立ち寄れる場所を作ったんです。」

サロンを経営しながら、周囲に「産後ケアホテルを作りたい」と公言していた伴さんに声がかかります。

「新しく開設する産婦人科に産後ケアホテルを併設したいという方から、”あなたの力が必要です”と声をかけていただいたんです。産後ケアのサービスをするためには医療現場の知識や経験も絶対に必要だと思っていたので産婦人科で働き始めました。」

今までのキャリアとは全く違う、産婦人科という現場で働くことになった伴さん。戸惑いながらも病院の中で自分にできることを探し始めました。

「産婦人科で働くなんて初めて経験で、始めは何をしたらいいのかもわからなかったです。自分に何ができるのかと考えた時に、CAとして働いていた経験をいかしてできることをやろうと思ったんです。」

伴さんがCAとしての経験が生かせると思ったのは、おもてなしの精神で行う妊婦さんへのサービスやケアでした。

機内のような居心地の良さをクリニックでも提供したい

伴さんが社長を務める【株式会社ブライトン】では各医院での「バースコンシェルジュ」の育成やブライトンスタッフの業務委託も行っています。病院の受付業務や妊婦さんの精神的ケアなど幅広いサービスを提供する、おもてなしのエキスパートが集まっています。

―――ブライトンに在籍している「バースコンシェルジュ」の方が、全員元CAの方で構成されているのはどんな理由からでしょうか?

「CAというのは徹底的におもてなしの精神や上質なサービスについての訓練を受けてます。高いホスピタリティを維持するために元CAのスタッフで構成しています。」

―――CAさんの新人訓練ではどのようなことを学ぶのでしょうか?

「まずは外見を整えることを学びます。清潔感のある外見、身だしなみなどから始まりますね。そこからおもてなし精神の教育に入ります。お客様は多種多様な方がいらっしゃるので、臨機応変にそれぞれのお客様に合わせたサービスができるように訓練を積み重ねていきます。」

「航空業界も医療業界も命を預かっているという点で共通しているので、CAとして身についている知識や経験がいかせる部分も多いです。セーフティファースト(安全第一)やパニックコントロールの対応も訓練されているので病院でもその経験が活かせています。」

―――最終的な目標はどんなイメージなんでしょうか?

「最終的には、産婦人科と産後ケアホテル、小児科と保育園が併設されたママが安心して妊娠出産、そして子育てできる複合施設を作りたいと思っています。できればお惣菜も買えるカフェもあるとママはとても助かるとと思うんですよね。」

女性による女性のための産後ケアホテルを作りたいという伴さん。

「やっぱり女性にしかわからないことってありますよね。女性を守ることができるのは女性だと思うんです。」

と力強く語ってくれました。

社長でありながら現場にも立つ伴さんの1日のスケジュール

伴さんの朝は2人のお子さんのお弁当作りからスタート。
朝と夜、1日2回の犬の散歩は気分転換になるとても大事な時間になっているそうです。

5:15 起床して子供達のお弁当作り

6:00 子供にご飯を食べさせる、自身の用意、犬の散歩

7:30 仕事現場に到着
「移動しながら昼食をとり複数の現場をはしご」

19:00 帰宅
「犬の散歩、夕食の準備」

20:00 夕食

22:00 講演の準備など

23:00 旦那さんとお酒を飲みながらコミュニケーション

24:00 就寝

月に1度は夫婦2人だけで外食をすることにしているという伴さん夫婦。夫婦で一緒に犬の散歩をしながら途中でお店に立ち寄ったりと、意識して夫婦の時間を作るようにしているそうです。

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「家庭の軸は夫婦だと思いますす。子供達のためにもパパとママが仲良くしている家庭を作るよう心がけています。もちろん口論することはありますけど、そういう時は子供に見えないところで話すようにしていますね。」

働くママにおすすめしたい、伴さんお気に入りのアイテム、場所、ママプラ記事は

伴さんのお気に入り美容アイテム

ドライヤー「ヘアビューザー

「髪がサラサラになるのはもちろんですが、私は顔がむくんだ時に冷風を当てて、むくみ解消につかっています。」

伴さんおすすめのお出かけスポット
ママの世界でもなく、仕事の世界でもないサードプレイスを確保するというのがとても大切だと語る伴さん。伴さんにとってのサードプレイスは、犬の散歩の途中でふらっと立ち寄るお店だそうです。そこで繋がる人たちとの関係は自分の世界を広げてくれます。

「仕事以外の人とのつながりがあるというのはとても大事です。子供が小さいから無理だとは考えないで、子供が小さかったら連れて行けばいいんですよ。」

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ママプラで気になった記事はありますか?

へアレンジの記事がお気に入りです。娘にも教えてあげたいです。」

まとめ

病院にいながら、医療従事者やバックオフィスの担当者にはできない部分をサポートする「バースコンシェルジュ」。患者様の立場に立って、患者様に寄り添えるサービスを提供したいという気持ちから生まれた新しいサービスです。妊娠や出産を経験して感じた日本に必要なサービスの導入を、CAとしてのキャリアをいかして実現しようとしている伴さん。ブレずにまっすぐに目標に向かっていく姿はとても頼もしく輝いていました。

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